
自動車に詳しい方ならバカバカしい内容でしょうからスルーしてください←
JA11関係で検索してもなかなかテクニカルな情報出てこないんですよね。
さてさて、私、ネットの仲間の協力によりエンジン不調のJA11も預かってもらってます(遠方)。
エンジン復調すれば車体丸ごとこっちへ運びますし、直すの大変そうなら仲間が解体して必要な部品を発送してくれることになっています(今のところはどちらにせよ部品取りになる予定)
で、そのJA11の診断・修理の為にも「エンジンの仕組み」的なものを理解する必要もあり、マイスージーの今後の改造(720cc化とかブーストアップとか)を考える意味でもJA11の5型コンピューターや5型インジェクターに興味があったわけですが、まぁ5型のパーツはなかなか見つからないし高いし古いしで、結局デミオの12ホールインジェクターを買いました。
で、整備手帳にもアップした通り、(勝手に)悪戦苦闘して何とかエンジン掛かるようになったわけですが、ちょっと気が付いた事があるので、とりあえず書いておきます(忘れちゃうから)
まず『インジェクターを換えるとガソリンが増えてパワーアップする』という「イメージ」は間違っているのではないかなと。
インジェクターの端子は2つしかないです。つまりプラスとマイナス。
と言うことはONとOFFを繰り返すか「開度」を電圧(?)で変化させる感じだと思います(正解は知りません)
とにかく、インジェクターには「弁」の機能しか無いはずです。「ポンプ」の役目は燃料ポンプとフューエルレギュレターが担っているはずです。
シンプルなF6Aエンジンと言えどもそれなりにセンサーが付いていてコンピューターで制御していますが、デミオのインジェクターに交換しても普通に走れました(まだ高回転は試してません)
と言うことは、容量が大きくなっているはずのデミオのインジェクターでも、燃料の要求が少ない回転数の時に「燃料が多過ぎない」という事です。
どういうことでしょう?
インジェクターの最大容量に対する「%」で制御していたらたぶんガソリン多くてフィーリングが変わるはずでは?
インジェクターが開放している「時間」でコントロールしているのかも知れません?ただ、そんなに激しくONとOFFを繰り返していたら部品としての寿命短くなりそうな気もしますけど😅
で、弁が開いていようがいまいが、ガソリン送ってるのはポンプとレギュレターなわけです(送ってるのはポンプで量を加減してるのはレギュレター??)。
と言うことは、何らかの理由でエンジンに沢山ガソリンを噴き出したい場合は燃料ポンプやフューエルレギュレターを「どうにかする」必要がありそうです。てかレギュレターなんて負圧(正圧でも動いてるけど)で開閉してるだけな気がしますね??
検索したらフューエルレギュレターを別のもの(例えばJB23やエスクード)に交換した場合はやはり全域で燃料が増えてパワーアップしたりパワーダウンしたり燃費が悪化したりする様です。
でそれを「どうにかする」のに関係しそうなのがコンピューターで、私は金も無いので5型のコンピューターとSーAFC2というサブコンを用意しているのですが(ITCはボツに)、詳しそうなショップさんに相談したらたいていは「フルコンにした方が良い」って反対されます。
うん、「した方が良い」かも知れないけれども、パーツは高いし個人で作業する難易度高そうでショップに任せる工賃もどうしたもんかとなると、「俺にはこれしかないんだ。だからこれが最高なんだ」という例の理論でサブコンになってしまいます。
今のところはデミオインジェクターと5型コンピューターで「普通」のフィーリングです。
今後もし、720cc化とか、タービン交換とかブーストアップとか行って「何かセッティングが合わない」場合にサブコンで補整したり、フューエルレギュレターを他車種から流用したりする発想が必要になるかも知れません。
それを見落とさない様にここに書いておきます(チューナーさんたちなら当たり前のことやら間違いやら書いてるはずですが)
【ここから追記】
その後走り回ってて気が付きましたが、デミオインジェクターだとトルクがスカスカです。
発進はこれまでの様にクラッチだけではエンストするのでアクセルを合わせてやる必要が。登り坂では失速。回転を引っ張ろうとしてもなかなか高回転まで回りません。
それが確認できたので今度は燃費を気にして大人しく走りましたがだいたい25%程度燃費も悪化していました。
良かった点は排気音が小さくなったことくらい(おそらく小さくなってるはず)
その後メルカリにて格安でカルタスやシエラのG13Bエンジン用の燃圧レギュレターを入手し、若干は改善したものの、やはりトルクは失われています。
G13B用レギュレターの2.9kg/㎠(?)という燃圧でも不十分ということは、「燃料ポンプの能力不足」ではないかと予想します。
JA11の燃圧は2.0程度らしいですから、燃料ポンプもそれを極端に上回るパワーは無くても良いでしょう(ポンプが頑張ってもレギュレターがリリースして燃料タンクに戻るだけ)
となると、今後の方針としては、
◎デミオインジェクターが要求する燃圧を調べて、それに対応する燃料ポンプと燃圧レギュレターに交換する
◎JA11の燃料ポンプで調子の良いインジェクターに交換する
という2択になります。だいたいは。
「補修部品」として考えた場合は少しでも新しい年代のインジェクターを使用した方が入手の容易さや残りの寿命が長くなるメリットがあります。
そこで、低燃費なプリウスやスズキのR06Aエンジン用のインジェクターをヤフオクで検索しましたが、驚くほどノズルが長いです。
これだけ噴射位置がJA11と異なると設計思想が違うと思われますので、流用しても相性が期待できません。そもそも取付出来るのか不安な程長いです💧
燃圧レギュレターはちょっと燃圧が高いJB23用(2.5kg/㎠くらい?)を使用してジムニー系のインジェクターを使ってセッティングしてる方がチラホラおられます。おそらく燃料ポンプの能力がその付近なのではないでしょうか?
シルビア用の燃料ポンプとか流用してる方もおられますが、やはり全域で濃くなる方向のようです。パワー上がっても燃費は悪化。
基準とする為及び予備パーツとしてJB23の純正レギュレターを入手することと、安くて怪しげな中華レギュレター(調整式)を入手して実験して遊びたいと考えています(中華レギュレターはもうカートには入れてあります)
とりあえず12ホールで霧化性能が良いとかにこだわらずにF6AやK6Aに近い年式のインジェクターを試してみようかと思います。
デミオインジェクターは燃料ポンプをどうにかするとか、他の原因に気が付くとかまではお蔵入りです😅
たぶんJA11にポン付けしても性能は発揮しません。