
ジェネレータの部分に嵌まるOリングは、背に腹はかえられず1TX純正品番を高かったですが
何とか入手した。
ノギス計測で径はΦ3.5。
一方、今現在、ヤマハの部品番号検索して手に入るFJ1200用ジェネレータのOリングはΦ2.5。
比べるとこんなに違う。
さて、Oリングにオイルを塗ってジェネレータに嵌めてみて、ジェネレータを押し込もうとしても手で押しただけじゃ入りません。固定ボルト3本を均等に締めていくと、あるタイミングでカパッと嵌まるくらいきつい。径がデカいOリングはこれくらいじゃないとシール面圧がかからないよね。
ちなみに、今まで(Φ2.5)だと手で押しただけで簡単にカパッと入る。
これならさすがにオイルは漏れないでしょ(ちゃんと嵌まっている前提だけど)。
前々からやりたかった、ロッカーカバーガスケットと、固定ボルトに嵌まるオイルシールも交換した。前オーナーだか以前に整備したバイク屋さんかは分からないけど、こってり液状ガスケット塗ってあって、これをシコシコと綺麗にとるために2時間は掛かった。
溝部を綺麗にするためたまたま長かった爪が役にたってコリコリやったり、真鍮ブラシでこすったり。
新品のロッカーカバーガスケットは10cmおき位に接着剤で仮留めしてやったので、逆さにしてもズレないで、すんなり規定位置に収まった。
これって、接着剤で仮留めしないと発狂しそうなくらい保持しないよね。
ロッカーカバーを固定するボルトに嵌まるオイルシールも交換した。硬化しているせいもあり、これまた、すんなり外れない。スクレーパで切れ目を入れて、マイナスドライバーを2つ使いテコのように外す。たった8個だけど30分は掛かったかも。ちなみに締め付けトルクは10Nmだけど、ゴムのテンションで分かりにくいので、当たって止まるまで締めて、ここからは手ルクレンチでクッと締めて完了。
カムシャフトは、ガッカリするような異常摩耗は見られなかったから、まぁイイかな。
というか、この状態にするため、タンク外して、アクセルワイヤー、チョークワイヤーを外すと、シリンダーヘッド丸出し。さすがFJ特有のツインスパーフレーム!
(実際は、ここに至るまでには ①シート外す ②サイドカバー外す ③燃料センサ、リザーブ切り替えのコネクタ外す ④タンク後端のボルト外す ⑤タンク持ち上げながら燃料ホース、バキュームホース外す ⑥サイドエアインテーク外す ⑦アクセルワイヤーを中間接続部で外す、チョークワイヤー外す と意外と面倒)
ところで、1TX(以降のFJ1200含め)はロッカーカバーを固定するため、カムシャフトホルダーへ8個のボルトで固定するようになってるけど、シリンダーヘッド外周部には、捨てボルト穴が8ヶ所あった。シール性上げるために元々は使う予定だったのかな。ちなみにFJ1200の前身のFJ1100でも使ってはいないようです。
さて、プラグも点検してバッチリきつね色でオイル上がりやら下がりやらによるススけた感じもない。
オイルも抜いて、ついでにフィルタ交換して、暑いので、初めて15W-50の固めのものを3.5リットル入れて完了。
さて、オイルシール関係はバッチリ交換したから久し振りにエンジン掛けてみようとしたら、長期放置でフロートからまともにガソリン吸わないみたいで、いくらクランキングしても初爆がこない。
フロートのドレンから古いガソリンを抜いて、バキュームホースに負圧かけてコックからフロートにガソリン入れてやりつつ、クランキングしているうちにバッテリーが電圧下がり過ぎちゃってセルが回らなったので2時間ほど充電したら無事に始動した。
暑い中、2ヶ月も放置するとだいたいいつもこんな感じだけど、たぶん燃料ポンプのある中期以降だと、こんな面倒なことしなくても良いんだろうな。それくらい燃料ポンプは偉大だけど、それ故にポンプ故障というアキレス腱もあるしね。
これにてオイル漏れ完結!(と信じたい)
Posted at 2021/08/08 18:29:09 | |
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