
前回のショートツーリングで燃料消費率が高くなる運転モードだといきなり燃料が不足するようは不具合が出たので、どうやら
タンクキャップを新調したことが問題のようだ。おそらくタンク内に新気を引き込めなくなってキャブに燃料が落ちないのだろう、と仮説を立てたので検証してみる。
今でも新品入手出来るヤマハ純正エアプレーンタイプのタンクキャップは、FJ1200の初期型には適用保証されてないから、たぶん機能的に何か違うんだろう。
ちなみに入手したタンクキャップAssyは今現在入手可能な、4FM-24602-20
キーシリンダーだけを元々のFJ用に組み替えただけで、それ以外の差異については確認してなかった。
で、開けてみたら…
白い方が新品タンクキャップに内蔵されていた内圧コントロールバルブ。片側はスチールボールで塞がり、もう片方は赤色のバルブらしきものがあるけど、裏面みると実質的に作動ストロークがストッパー(赤色バルブの突起)で制限されてる。
一方、黄ばんだ方のFJ1200(1TX)のオリジナル品は、吸気/排気それぞれが独立したワンウェイバルブになっている。
外気を引き込めるようにするだけならスチールボールを取り外せばいいけど、常に大気開放状態になりガソリン臭くなるからイヤなので、元々のFJ用のバルブに組み替えた。
内圧を逃がすバルブのストロークも今まで通りになる。
組み替えは流路を考えると切り欠き方向に注意した方が良いと思う。
色々な情報を勘案すると、割りと最近のバイクは排ガス規制から、タンク蒸発ガスはキャニスター介してエンジンへ還元させる別回路をもって発散防止をはかっているためタンクキャップ側はほぼクローズ状態のようだ。
ところが、古い重力落下式の燃料タンクだと内圧は常に外気圧相当でないとならないから、新品タンクキャップをそのまま使うとタンク内が負圧になり今回のような問題が起きるようだ。
(同じFJでも燃料ポンプ付きの3CV以降だと状況は多少違うのかも知れないけど、外気を引き込めないとやはり燃料の供給には影響ありそう)
まだ試走していないので症状が改善したかどうかは不明。
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後日談
Posted at 2023/05/02 12:50:04 | |
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FJ1200 | 日記