組み上げたキャブを苦労して装着しました。
あと1cmエアクリーナーボックスが後ろに下がれば全然楽なのに…
まずは前側を納めてから後側をはめていくんですが、特に2番、3番はなかなかうまくはまりません。何とか収まりました。
そろにしてもこの燃料ホースのレイアウトはホントにこれでイイんですか?という不思議なもので、おまけにタンク脱着の際に隙間に挟み込んだりしないかとにかく気を遣います。
燃料パイプをタンクに接続する前にガソリンを燃料パイプからスポイトで注入して空っぽのフロート室を満たしました。
さて、エンジン始動!
しません…
セルを何度回してもまったく初爆の気配なし。キャブ側はフロート室に燃料さえ満たされれば全気筒で送られないことはないはず。プラグを外してみると湿ってる。一応燃料は来ているということか。これはカブったなと思い乾かしてみましたがそれでもプスンともしない。
何かが致命的におかしい…
基本に立ち返ると燃焼の三要素は
①混合気
②圧縮
③火花
燃焼の三要素の②については先日まで稼働していたエンジンだから放置しただけで全気筒ダメになるとは考えられず、パス。次は火花だけど、1本引き抜いてプラグコード付けてクランキングするとパチパチと火花は出てる。
まさか新品に交換した燃料コックが?と思い、再度タンクの燃料を携行缶に移し、交換したばかりのコックを古いものに戻してみた(この時点で可能性は少ないと薄々感じてはいましたが)。
燃料を戻してクランキングするもまったく状況は変わらず。
おまけにひとつのキャブからオーバーフローまでしてきました。フロートバルブは全て新品に交換済みなので、これは軽くゴミでも噛んだにしても、やっぱり古いコックの負圧バルブはエンジン停止中に燃料止められずダメダメです。
またまた燃料を携行缶に移してコックを新品に戻しました。
エアクリーナーエレメントは新品だから吸気には問題無いとして、プスンともしないのはもしかして燃料のせい?と思い始めた。というのも携行缶には結構な量の古い燃料が残っていた中にタンクの燃料数リットルを移したんですが、もしかして入っていたのはまともなガソリンではなかったのでは?との疑惑。最初にキャブにスポイトで送り込んだのも携行缶の中のもの。
どうせ使わないからと、携行缶に古い灯油を入れてしまったようなおぼろげな記憶も。そうなるともしかしてフロート室内は灯油混じりの燃料では?と考えれば初爆がない説明もつきそう。何となくガソリンにしては匂いが違うな~という気もしていたし。
キャブのドレンから一旦燃料を全て排出して、携行缶の中身はスタンドで引き取ってもらい、新しいガソリンを入れて帰宅。同じくスポイトで燃料をフロート室内に満たしてからセルを回すと、ブォン!と一発始動。
あ~良かった!オーバーフローから始まった長い整備がようやく完了しました。
まだ走行はしてないので必要なら微調整は後で。
記録: この時点の積算走行距離25536マイル(40858km)
Posted at 2020/10/26 15:49:23 | |
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FJ1200 | 日記