FJオーナーなら誰しも考えるであろう、タイヤサイズの17インチ化。
当時、一世を風靡した16インチですが、今ではタイヤの選択肢すら満足にないという扱いです。1TXはご丁寧にも前後16インチ。今時のハイグリップラジアルタイヤにも移行出来ないことから、ついに17インチ化へ踏み出すことに。
まずはリヤから。
定番は、XJR1200/1300ホイール流用なのかな。但し、ハブ切削やら、キャリパーブラケットの切削やら、結構な加工があるし、これらをボルトオンのセットにしたものはビックリするお値段で取引されてる…
どうせなら、あまり人がやってない方法で、低コストでポテンシャルアップを実現したいところ。但し、ポリシーはあくまで純正流用で社外パーツのきらびやかさは無し、パッと見に分からないくらい地味でありながら、近い将来に更なるアップデートしたい時に制約の少ない手法をとりたい。
海外サイトでは割りと多く紹介されてますが、日本ではなぜかあまりポピュラーではない、90年代初頭の油冷時代のGSX-R 750/1100系のリヤホイール流用。
ちなみにネット情報は異なる複数以上のソースから真偽を確認することにしています。書いた本人の勘違い、間違いの可能性もありますし。
GSX-Rホイールサイズは17インチ、リム幅5.5インチとXJR系と同じですが、なんとアクスルシャフト径も20mmとFJと同じ。更には加工無しのそっくりボルトオンでスイングアームに装着出来て、チェーンラインもばっちり出るらしい。
構成図を比較してみたら以下のようになる。
左がGSX-Rで、右がFJ1200(1TX)。
ハブ、ダンパー周りの構造がだいぶシンプルなせいか、タイヤ込みのホイール周りの重量はXJRホイール流用に比べて3kgほど軽量になるらしい。
ベアリングは、ホイール部が6204、ハブダンパー部が6305、と一般入手可能な汎用サイズなのでこれも安心材料。
と、いうことで、GSX-Rホイール、ベアリング、小物部品は既に入手してしまいました。
唯一の難点らしきところはブレーキディスクで、径もP.C.Dも違うFJ純正リヤローターをポン付けとはいかない。
GSX-Rのものをそのまま使う場合、ローターサイズが違うからキャリパー側で帳尻合わせしないとならない。キャリパー&ブラケット一式もGSX-R用を持ってくればトルクロッドの対応だけでボルトオンらしいけど、下キャリパーになるので、レーシーだけどトルクロッド取り付け点の新設が必要で、"パッと見にFJ純正"とはいかないので、今はやらない。
幸いにもGSX-RホイールにFJ用の純正ローターを組み合わせることでローター位置も純正のままとすることが出来る部品が入手出来た。1TX純正ローターを何枚か持っているので、これはありがたい。
後は太いタイヤに干渉するキャリパーのトルクロッドを何とかしないとならないので、トルクロッド取り付け部を外に逃がすか、ロッド自体を曲げないとならないね。
Posted at 2020/12/31 18:34:55 | |
トラックバック(0) |
17インチ化 | 日記