ドライブシャフトブーツ交換(失敗談付き) (亀裂対策)MINI R50
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
サブフレームを外したタイミングでドライブシャフトブーツ左右4箇所全て交換しました。半年前にブーツにひび割れがみつかり早めに交換しようと考えていましたが、サーフィンや百名山巡りを優先していまい、今回のタイミングとなりました。DIYでもやれるでしょうとその気になって取り組みましたが、いざ触ってみると結構大変でした。
助手席側が抜けない!とか、
ベアリングが外れない!とか、
直したつもりがCVTフルード漏れ発生!とか、
センターナットのカシメ忘れて
複数のボルト緩み発生!とか
色々ありましたが、元気でやれてます。次の作業はもう少しスムーズに進められそうです。経験大事。
2
まず、短いほうが楽な筈!ということで助手席側からシャフト外しに挑みました。ところが、インナージョイントが抜けなくて大苦戦を強いられました。これ、サブフレーム下ろした状況だったらインナージョイント抜かなくてもブーツ交換いけるんじゃない?ということで、みんカラのみなさんの記事を参考に、インナージョイント外しは諦めました。
3
取り外した助手席側ドライブシャフトです。
今回作業はサブフレーム外した状態ですが、一からの作業手順は、以下のイメージです。
1.ハブベアリングのセンターナット
32mmをジャッキアップ前に緩める(インパクトあれば上げてからでも問題なし)
2.ロアアームのアウターボールとタイロッドエンド外す。
3.ドライブシャフトをハブベアリングから抜く
4.ドライブシャフトを抜く
5.ドライブシャフトブーツ交換
6.ドライブシャフトを元に戻す
4
ドライブシャフトブーツの中には、ドライブシャフト両端にある駆動ベアリング用に充填されたグリースがたっぷりはいっています。ベアリングは両端ともにシャフトに刻まれた溝にクリップで固定されています。
MOD MINIさんの動画を見た限りでは
アウターのベアリングをハンマーで
コンッと叩いて外す手法が取られて
いますが、ベアリングを叩く行為に
抵抗を感じてしまい、インナー側の
ベアリングをプラーで外しました。
インナーベアリングはCクリップで
留まっているだけで意外と簡単に
外す事ができました。
5
外したベアリング側から新旧ブーツを入れ替えます。
6
ヒビがばっちり入っていました。
ブーツが裂ける(=グリースが飛び散る)前で良かったです。
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ブーツ交換してインナーベアリングを元に戻します。ベアリング本体は直接叩くとマズそうなので適当なサイズのメガネを使って叩き込みました。
最後はグリース充填して、アウタは先にブーツバンドで固定、インナーはベアリングをインナージョイントに挿入してからバンドで締め付けて完成です。
8
運転席側はシャフト自体が長めです。
中間固定の13mmを外せば比較的簡単に全長が外れてくれます。
シャフトを外すとCVTフルードが漏れますが微量なので気にしませんでした。デフシール(サイドシール)を外すとトータル1リットルほどフルードが抜けるので補充が必要です。
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運転席側はインナーベアリングがうまく外れませんでした。Mod MINIさんの動画を参考に、アウターベアリングをハンマーで小突いてシャフトから外しました。
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アウターベアリングがハンマーで小突かないと抜けない理由は、Cリングが入っているからだと思います。シャフト溝の途中にCリングが収まる箇所が見えます。なので小突く力もCリングが超える力加減をイメージすれば良いかと思います。
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外したCリングです。ドライブシャフトブーツキットの中に新品Cリングがあったので再利用は見送りました。なお、ブーツキットには、ハブベアリングのセンターナットも付属されていて大変助かりました。
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古いベアリングのグリースを取り除き新しいグリースを充填します。
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シャフトを元に戻す際にはアウターボールに切られたリング溝にCリングがハマればOKとなります。Cリングの向きは特に気にせず挿入できました。逆の手順で組み付けて作業終了です。
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2ヶ月後の5月10日
再びドライブシャフトを外しました。
理由は、CVTフルード漏れ疑いありデフシール(サイドシール)交換を行なったからです。今回は助手席側のインナージョイントも外す覚悟で挑みました。
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助手席側のインナージョイントのハウジングも抜く事ができました。
ポイントは、まっすぐまっすぐ!
これにつきると思います。写真を撮り忘れましたが、助手席側のインナージョイント挿入部のシャフトにはアウターベアリング同様にCリングが入っており、これが抜きづらい原因だと思います。
両方のドライブシャフトを外した結果、CVTフルードは1リットルほど抜けてしまいました。
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新品のシールをツライチに挿入したらドライブシャフトを挿入します。ここもポイントはまっすぐまっすぐ、これに着きます。途中まで入るとCリングで挿入が止まりますので、少し戻して手の力でコンっと押してやるとCリングの山を越えて挿入完了です。シャフトのまっすぐをキープするにはアブソーバーが邪魔になるのでベルトで縛って左右に避けました。
組み付け後はオイル滲みも漏れもなし。一安心です。
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あと、ドライブシャフトのハブへの組み付け時ですが、センターナットは、規定トルク 182N?で締め付けた後に緩み防止のカシメを確実に行う必要があります。私はこのカシメを忘れて恐ろしい経験をしました。往復100kmのテストドライブから帰宅時にガタガタ音が発生。確認したらセンターナットが緩みまくり、ハブベアリングの1ボルト4点とキャリパー固定のボルト2点に隙間が生じるレベルで緩みが発生しました。加えて、新品にしたばかりのタイロッドエンド金属部に亀裂が入っていました。幸い大事には至りませんでしたが、危なくて情けなくて恥ずかしい経験をしてしまいました。
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