ブレーキ清掃・揉み出し・エア抜き・その他【17123km】

フロントブレーキをかけたとき、低速時のみジャダーが出るようになり、キャリパーピストンが固着していることを疑い清掃しました。

キャリパー丸ごと水に浸けてクレのフォーミングクリーナーで丸洗い後、ピストンにシリコンスプレーを塗布し揉み出しを行いました。

またパッド裏面のピストン当たり面に銅グリスを塗布しました。

パッド本体も水に浸けてフォーミングクリーナーと歯ブラシで丸洗いしました。

各パッドの残量は
右前：外側3.20mm、内側3.30mm
左前：外側3.25mm、内側3.15mm
後ろ：外前方3.95mm、後方3.65mm
内前方3.90mm、後方4.20mm
でした。

エア抜き前のフロントリザーブタンク内のフルードの様子です。新車で車両購入後、早期にリザーブタンク内のフルードを半分抜き取り、抜き取った分フルード添加剤を入れてから現在まで2年1ヶ月ほど放置してましたが、とても綺麗な色をしています。

フロントのエア抜きの様子です。

左右ともにブリーダー付近に少量のエアが溜まっていた以外は、ホースの中のフルードも（色的には）特に劣化は見られませんでした。

前回と同じようにリザーブタンクの半分量にエストレモ D2を添加して終了です。

続いてリヤです。

スライドピンに腐食が見られましたが、モノを用意していなかった為、ピカールで表面を磨き上げて今回はこれでヨシとしました。

各種スライドピン・ボルトには薄っすらシリコングリスを塗布しておきました。

ピストンですが、ピカールで磨いても落ちないレベルの錆が発生しており、通常時にダストシールと当たらない位置である為、今回はスルーしましたが次回はピストン交換する必要がありそうです。

リヤはシムのキャリパーピストン当たり面にのみ銅グリスを塗布しました。

整備手帳には未記入ですが4ヶ月ほど前にもフルードを交換しているのですが、あっと言う間に変色してしまっております。

前回フルード交換時に原因と思われる箇所がなんとなく掴めていたので今回は新品を用意しておきました。

リヤリザーブタンクのダイヤフラムです。左側が新品で右側が車両から取り外したモノです。

見るからに反り返っており水平方向の当たり面が内側（中央）寄りに湾曲している為、密閉されず空気に触れやすくなっているのではないかと思っておりました。

まぁこれで良くなることを期待します。

フロントと同じくリザーブタンクの半分量にエストレモ D2を添加し完了です。