このように水を散布しウェット路面にして競技を行います☔
これはスキール音を防止することで、近隣住民へ配慮していることが理由です。
レギュレーションにもスキール音を鳴らすとペナルティが課せられます。
更に今回はこんな要素も。
またぎの際にこのゴム板を右前輪のタイヤを踏む必要があり、走行時はタイヤとの位置関係を把握しなければなりません。
一昨年参戦した際は大自滅し、大不調へまっしぐらしていった苦い思い出の場所。
ICCと同じく、断ち切りに行きます。
コース図。後半のスラローム部分は狭く、大きい車にとっては特にライン取りを考えないといけません。
そして初めての最終ゼッケン。これは獲りに行くしかない。
■崩れるプラン。よぎる一昨年。
練習走行はゴム板踏みや車庫入れを中心に、ゆっくり走って確認走行。
本番走行一本目。攻めつつもまずはタイムを作ることを重きに走りましたが・・・
三角パイロンを踏んでしまい5秒ペナルティ。
38.57。クラス二番手。
クラストップは37.82。生タイムでは圧倒してますが・・・一昨年もそうだった。
これで二本目は重圧がかかります。圧なく思い切り走れる見立てを失ったのです。
■最終ゼッケンの特権、重圧、葛藤、そして役割。
最終ゼッケンはある特権があります。
それは自分以外の結果が確定する事。
私はここであるプランを考えてました。
●自身の走行前にオーバーオールタイムが31.5が出ていた場合、攻め込まずに着実に走ってクラス優勝を確実にものにする。
そしてもう一つ。
●自身の走行前にオーバーオールタイムが31.5に届かず、尚且つクラストップのタイムが36秒台に届かなかった場合、リスクを負って全開プッシュしオーバーオールを狙う。ペナルティがあっても一つまでならギリ勝てる可能性。
私の考えてた完全完璧に走った場合の限界タイムは31.9。ほぼ不可能に近い見積もりですが、一本目で決めてしまえば予想以上に早くなるかもしれないリスクなしの全開走行ができました。が、あの結果。そこで考えた2つのプラン。
普段こういうことは考えないし、よく最終ゼッケンで走らされてる某マイスターなら何も考えずにベストを目指す筈。
だけど私は勝ちが欲しい。1年以上得ていないクラス優勝が欲しい。
誰かみたいに全国津々浦々現れて出鱈目な強さで勝ちまくってるわけじゃあるまいし🙃
しかし、展開が葛藤を生みます。
2つ前を走るクラストップがここでタイム更新。
36.85。
おいマジか🐤
この時点で本来プランは確定。着実に走ればいい。それでいい。
それでいいのか?
最終ゼッケン。言うまでもなく最終走者。言うまでもなく最後の締めくくりを飾る役割を持つ。
クラス優勝でも十分だろう。レベルが上がってきたこの界隈、ここで落とせばもうないかもしれない。今年になって浮かんだ懸念。
最後の勝利になるかもしれない。落としたくない。
前の車が走り終わり、スタート位置につく。パイロン整備に時間を要する。
まだ迷う。
結局決めたのは整備が終わった時。スタート直前、エンジン音を聞いてようやく覚悟する。
逝っちゃれ⭐
・走行写真撮影はダットチャンヌ🐣様。ありがとうございます。
オーバーオールまでコンマ7秒。完璧ではなかった。
でも十分だった。ゴール後、窓を開けて飛び込んできたのは拍手。後で車載や送られてきた動画を見たが、最終ゼッケンの役割はきっちり果たせた。なんだろうなあれ。めちゃめちゃ気持ちいい。これも最終ゼッケンの特権だろう。
マイスターめ、こんな経験を幾度となくしてるのか。改めて恐れ入る。
このイベントに携わってくださいました関係者の皆様、ありがとうございました。
因みに景品の主な中身↓