
学生の頃から写真を撮り、ニコン一眼レフやライカレンジファインダーを永年操り、デジカメ時代になっても愛用したものの、持病の膠原病筋痛症による筋力低下で1kg以上のカメラやレンズを手持ちで静止させることが困難になり数年前に全て後輩に譲った。
便利な時代でカメラの代用をしてくれるスマホを画質の良いSUMSUNGに変えたが、スマホのSDが写真だらけになることと、奥行感に不満が噴出して所謂スマホ大で400g以下と軽量なコンパクトデジタルカメラが1台欲しくなった。
画質には拘りがあるのでハイエンド機種に関心が向かう一方で、特に最新鋭の機能や超望遠が欲しい訳でもない。但し太陽を背にした撮影時のために最低限ファインダーは欲しい。
画質の良いリコーGR3XやキャノンG9Xにはファインダーがない。ソニーDSC-RX100M3のファインダー突起形状は頂けないなどとなかなか満足が行く機種に辿り着かない。
そうした中で発売6年経過のパナソニックDMC-LX100MK2は、F値1.7の明るいライカDCレンズを搭載、1700万画素は充分で3:2画角も魅力だが製造は終了し中古の程度の良い品物は20万円以上と悩める。だったらこれとスペックは変わらない昨年夏28.6万円で発売のライカD-LUX8で、短い老後をLEICAの赤丸バッヂで所有欲を満たすのもよいと考えた。
17年前に業務提携してパナソとの姉妹機であった前身のライカD-LUX4を暫く使用したが、原色化しない渋い色再現に魂は売らない腐ってもライカだと感じたことがあった。
妻の亡父親は美大の教授もした写真家で、ライカが転がっていた家の育ちなので「カメラはドイツのライカでしょ。」と拍子抜けする程に全く抵抗がなく、逆に「貴方が他界したら売却していいんでしょ。」とライカの高いリセールに抜け目がない。
連休に妻と新宿の北村写真機店ライカサロンで現物を確認、脇にある「1,800万円のビンテージ物に比べれば子どもの玩具みたいな物じゃない。」とのたまう妻を尻目にパナソとはその後一線を画したライカD-LUX8を予約した。
3~6か月待ちだそうだが、「待ちきれずにキャンセルしてくれても買い手は幾らでもいるので構いません。」と言う店員の言葉にはイラッとしたが、形状は104.5万円のライカQ3に酷似した言わばミニQ3でダイヤモンドパターンのレザー貼りもライカ本来の美しさを持つ満足感が得られるお買い物になりそうだ。
JB64Wジムニーは待ちきれずに400kmも離れた四日市まで新古車を買いに行ったが、今回は大人しく楽しみに待ってみようと思っている。
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2025/05/07 14:58:01