
写真のメキシコのビール「コロナ」は生産中止になったそうですね。
私の親族や知人の中には今のところ「新コロ」感染者は出ておりませんが、職場は休業状態が続いています。
仕事も停滞していますが、実はそれ以上に大変な思いをしているのは、90歳の実母の介護であります。
母は高齢者ケアハウスにお世話になっていましたが、2月28日から家族も含めて施設内への立入が禁止になりました。
そのわずか1週間後に施設の自室で転倒して腰椎を圧迫骨折して動けなくなりました。しかし、家族が立ち入れないので介護士の介助で救急病院へ。ところが新型コロナウイルスの感染を恐れて入院を拒否され、やっと受け入れて貰える病院が決まったのが受傷から12日後でした。しかも、最長1か月のみの条件、病院への家族立入禁止、1日税別23,100円の個室(高級ホテル並みの保険の利かない税別料金、備え付けのトイレも風呂も本人は自力で使えない、家族が応接セットを使うこともない。)へ入ること、施設から病院までの移送も家族立ち合いなし。入院から1か月の間、洗濯物を受付で受け渡し、母とは携帯電話で連絡取り合う状況でした。
入院から1か月が経過したものの骨折は回復しておらず、元の施設に戻っても生活ができないので、ケアマネージャーの努力で老人介護保険施設(老健)へ最長2か月の条件で何とか入所が決まったものの、緊急事態宣言の発出で老健が新たな入所者の受け入れを停止する最悪のタイミングと重なりました。
しかし、ほかに母の医療と介護を支える方法がなかったため、さすがに人権擁護の観点による例外での受け入れとして貰えましたが、この病院からの移送の介護タクシーにも家族の同乗は許されず、新たに入所した老健でもまたもや個室(!)に1週間強制的に隔離収容、面会禁止も同じです。
まあそれでも、退院支払いと入所手続きの際に母の姿を骨折前から2か月振りに見ることができ生存を確認しました。
老健では洗濯物の受け渡しも感染防止の観点から避けたいとのことで、衣料なども有料での借り受けとなりました。地獄の沙汰も金次第とはまさしくこういうことです。
2か月以内に歩行が可能なまでに回復しないと、3か月以上離れてはならないという規程のある元の施設には戻ることができなくなるので本人も必死ですが、受傷から入院治療が始まるまでに日数があったので果たしてどうなることやら…。
医療関係者や介護士の皆さんには命を懸けた闘いをされながら、高齢者への配慮をされており感謝と敬意を表するばかりでおります。
皆さん、高齢者に限らず、今この感染拡大の状況下で病気や怪我をしたら命取りになりますから、外出自粛の日常生活においても十分に気をつけて下さいネ…。
Posted at 2020/04/20 18:10:56 | |
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