
拙宅マンションの駐車場は、幅員1m程の歩道と車道は片側1車線の道路に面していて、リモコンでシャッターを開閉するようになっています。
道交法では歩道を横切る場合には手前で一旦停止しなければなりません。
一旦停止後に歩道に乗り上げると車体が狭い歩道を完全に塞ぐうえに、車体後方が道路にはみ出る形になりますし、歩道は車道に向かって下り傾斜になっているので、歩道上でのリモコン操作は困難です。
そのため車道上でリモコン操作をすることになりますが、過日こんなことがありました。
右折で駐車場に入ろうする場合、歩道手前の対向車線で道路にほぼ直角にバイクを止めてリモコン操作をするとシャッターが開くまでの間の対向車線の車の通行を塞ぐ形になってしまいます。
このため、右折地点では方向指示器を出して道路中央に寄って、左側を他の交通が通過できる余地を残して一旦停止、ポケットのシャッターリモコンを操作してからシャッターが開くタイミングに合わせてそろそろと対向車線に入り、歩道手前で一旦停止して駐車場に入って行きます。
ところがこの日は、右折地点でセンターライン直左に停止した直後、後続のバンから後付けの大音響のホーンを数秒鳴らされました。
後続車が左側を通過できる余地を残しているのですが、振り返ると黒いサングラスで片手を窓から出した職人風の兄ちゃんが「危ねぇじゃねえかぁ!」と怒号を発し、左にハンドルを切りながら無駄にエンジンを吹かして真横を通過するところでした。
別に駐停車禁止場所で停止した訳でもありませんし、私は適時にウインカーを出して静かに停止しているのですから、もし彼が危ないと感じたならば、彼が私の停止に気付くのが遅れたか、車間距離が足りなかったかのどちらかです。
つい反射的に、「誰に言っているんだ!」と怒鳴り返してやりました。
車を降りて来てトラブルになるかと思いましたが、私も色黒できつい目付きをしているので人相が良く見えなかったのか、事には発展しませんでした。
駐車場に入れてから、先日取り付けしたばかりのドラレコ(ミツバサンコーワEDR-21a)を再生してみましたら、バンのナンバーと運転者の顔がはっきり映っていたほか、見事に双方の怒鳴り声が入っていました。
私も怒り心頭だったのか凄みのある声でしたので、彼は車を降りて来られなかったのだろうと、自宅前でマズいことをしたと少しだけ反省(本当はあまり反省していない)しました。
しかし今後はつまらないトラブルは回避するため、入庫の際には回り込んで左折で入庫をするようにするのが無難だろうとは思いました。
ただ、この件をドラレコで客観的に検証しようとすると、私の方向指示器の作動がドラレコでは確認できないのが残念だと感じました。
ドラレコは画像と音声を記録していますが、航空機のフライトレコーダーとは異なり、エンジンや電気系統の動作状況を記録している訳ではありません。
ドラレコの前方カメラは方向指示器の光が、後方カメラはブレーキランプの光が映り込むようにするとか、ウインカーリレーの音や制動灯チャイムなどが記録されるように工夫するのもありだろうと考えたところであります。
貰い事故対策の保険のつもりで取り付けたドラレコでしたが、複雑な心境になった出来事でした。
Posted at 2022/10/07 08:13:17 | |
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