リード125 サイドスタンドエンジンストップ機能をキャンセル

　ライダーならばサイドスタンドを出したまま走り出して左カーブでスタンドを地面に擦ってヒヤリとした経験が一度や二度あることだと思います。
　最近のバイクの場合、安全に配慮してサイドスタンドを使っているとエンジンが始動しない、サイドスタンドを出すとエンジンが停止する機構を備えていることが多いようです。
　特にスクーターにはニュートラルギアが存在しないので、エンジン稼働中にサイドスタンドが出ている状態というのは、乗車していなくてもアクセルをひねると勝手に暴走するのですから危険ではあります。
　ところが2輪車50年キャリアの爺ともなると、バイクに跨るとサイドスタンドを畳むという一連の動作が身についているので、逆に駐車場の門扉開閉や郵便ポストに葉書一枚投函するだけの一瞬の降車のためにサイドスタンドを出す行為でエンジンが停止してしまうことが実に煩わしくてなりません。
　このサイドスタンドエンジンストップ機能は、サイドスタンドの根元にスイッチがあって、サイドスタンドを出した位置ではエンジンに供給する電源をオフにするようになっています。
　このスイッチを外してしまおうかとも考えたのですが、手放す時の復旧も考慮して、サイドスタンドに行っている電源をカットしようと配線を調べましたところ、シート下のエンジンの上部右側フレームに沿わせた緑色のカプラーがありました。
　このカプラーを外してサイドスタンドのスイッチに電流が向かわないように配線をループでエンジンに戻してやけばよいだけの簡単なことでした。
　同形状のカプラーを探していましたら、何とループ配線を施したカプラー(画像の白色)が「リード125サイドスタンドエンジンストップキャンセラー」のアフターパーツとして300円で販売されているではありませんか。
　やはりこの機能をキャンセルしたいと考えている方は少なくないということです。
　道交法には抵触しない改造ですが、このことを知らない人には、期せずして暴走させることがないように「サイドスタンドエンジンストップ機能をキャンセルしていること」と伝えておかないと危険です。
　私の買い出し輸送機リード125では、サイドスタンドを出して一瞬でも離れる時には「後付けのハザードランプ」を点滅させることを習慣にして、エンジン稼働状態でサイドスタンドを使用していることが一目瞭然となるようにしています。