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SILBERPFEILのブログ一覧

2022年08月28日 イイね!

白鯨の息吹

白鯨の息吹










3月の処女航海でオーバーヒートして以来だった350
ようやく、600と入れ替えることで乗り始めました

600の足回りは平成29年にオーバーホールして以来、13万km以上を走行
最近では信号待ちで止まる時などにギコギコ音がするようになってしまい
これ以上酷使し続けるのは危険と判断したためです

350はというと
オーバーヒートを機に、ある程度部品をガサッと替えました

・パワステポンプ
・オルタネーター
・ウォーターポンプ
・Vベルト
・ベルトテンショナー
・ラジエター
・ラジエターホース

といった部品が代表格であり、細かく書くとキリがありません
下手すると、600より部品を交換しているかもしれません

ガサッと部品を換えたためか、昨年購入時より格段に良くなった印象です
やはり、基本的な部品交換は惜しまないのがメルセデスに乗る上で重要と感じます

とは言え、350には重要な課題が残されています

・ATの変速ショック
→SOD-1のお陰か、だいぶ変速ショックが和らぎました
 しかし、機械式ATでこれほどのショックが出ていることを考えると
 いずれATをオーバーホールするか、リビルトATに載せ替える必要があります

・エアコンセンターベント機能不全
→ダッシュ全バラしなければわからないだけに、当面先送りです
 ダイヤフラム等の部品もないことから、先行して600で解決法を探ります

さて、本格的に350を走らせてみた第一印象としては…

・足回りの状態は良い(本来の状態の80~90%の乗り味)
→久々にW140特有の上下動を堪能しました(笑)

・センターベントから風が出ないだけで、冷房は十分に効く
→私の600の冷房が効きすぎるだけかもしれませんが…

・案の定、重たい車体に対して出力不足
→クルーズコントロールを100kmに設定して高速走行しましたが
 Dレンジのままでは上り勾配で5~10km/hほど失速w
 そのため、上り勾配の都度3速固定で速度を維持する習慣が身に付きました(笑)
→追い越しも同様
 Dレンジのままでは緩慢な加速しか得られないことから
 3速固定で重たいペダルをベタ踏みしてレッドゾーン手前までブン回し
 十分な速度を出す習慣が身に付きました(笑)
 こういう走り方でも黒煙を吐かないあたりが流石のメルセデス

・ベロアシートは至極快適
→乗降時は革シートが良いと思いますが
 一旦乗ってしまうとベロアシートがW140で最良の選択肢だったと感じます
 ドラポジを維持しやすいので、革シートよりも疲労度は小さいかもしれません
 通気性も良いことから、今のように暑い季節でも快適に過ごせます

・ぬふわkm/h以上出さなければ意外に静か
 100km/h巡行では、ドドドドドーというエンジン音が少し聞こえる程度でした
 因みに、惰性走行時は地方の鉄道路線を走る気動車に乗っている感覚に陥りますw

・ショートボディであっても、ロングボディとの差を感じない
→狭い場所で実感するのかもしれませんが
 全長が10cmほど短いという差を感じませんでした

・操舵感が600よりやや軽い
→どういうわけか600より軽い操舵感です
 もしかすると、車重の差が出ているのかもしれません
 出力さえ十分であれば、ハンドリングを楽しめるのかも…

長くなりましたが、第1印象はなかなかのものでした
W140シリーズ最弱なだけに、考えながら走らせないといけません
いかにして非力な350をスムースに走らせるか…
ある意味、600と違った乗り甲斐があるのかもしれないと感じた1日でした
Posted at 2022/08/28 01:28:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記類 | クルマ
2022年08月10日 イイね!

事故終結(忘備録)

昨年10月の被追突事故から約10ヶ月経過しまして
ようやく示談が成立しました

示談内容は…

・通院慰謝料
→通院交通費込で約15万円

・修理費用142万3,527円

・代車費用(不明)
→ISの日額からすると30万以上は掛かっています(・・;)

早期解決金14万2,352円
→修理費用の約1割



今回の事故で争点となったのは…

製造後25年以上経過した走行距離20万km以上の輸入車に評価損(格落損)が認められるか?
というところでした

結論から申し上げますと…
認められたと言えば、認められた。認められなかったと言えば、認められなかった
というものです



今回の経緯を整理します
以下、長文です。忘備録も兼ねています

0 R3.10末に事故
 →彼是修理に1ヶ月を要しました

1 修理完了後の修理費用払い渋り
 →【評価損が確定した上で修理費用と一括でなければ支払えない社内規定(?)
  を理由にセゾンが修理費用支払いを渋り始めました
  当然、契約者でもないこちらがセゾンの社内規定に拘束される筋合いはなく
  契約者でもない当方を社内規定で拘束するなと指摘するも払い渋りは続く…
  これに音を上げた工場より泣きが入り、仕方なく修理費用を自腹で立て替えました
  この時点でセゾンは、評価損の存在を認めています
  
  なお、修理費用は確定しており、修理の原因は明らかであったことから
  保険会社にとって最も厄介な相手を利用して圧をかけて修理費用を支払わせました
  もちろん、1円たりとも負けていません(笑)

2 査定協会で車両状態の確認を受ける
  高年式車であれば減価証明も受けられますが
  W140は既にデータがないことから、状態の証明だけに留まりました
  残念ながら…、我が600は修復歴車扱いという判定でした
  しかし、バックパネル交換ではなく修理であることから
  中古車市場によっては、修復歴車に該当せずという微妙な判定でもありました

3 評価損算出
  同年式で走行距離が近い同等のグレードの中古車価格を参考にしました
  【修復歴なし】と【修復歴あり】から算出したところ
  我が600は、概ね50万円が評価損だろうという結論に至りました
  それにしても600は流通量が少ない…

4 評価損請求
  ここからが長い戦いでした…
  この手の交渉では、高めの金額で吹っ掛け
  徐々に金額が下がったところで落としどころを探るというのが一般的です
  まず、修理費用の半額に当たる約72万円から始め
  徐々に請求金額を落としていきました

  しかし、セゾン側の論理としては
(1)修理により機能的問題は解消している
(2)製造後25年以上経過し、20万km以上走っている車に評価損はない
  という理由で延々と評価損を拒否されました

  先述のとおり
  修理費用支払いで揉めた際、評価損を認めておきながら前言を翻しています

  すったもんだの末にセゾンから
(1)評価損の存在は認めない。評価損請求には応じられない
(2)しかし、早期の示談成立のため、早期解決金として修理費用の1割ならば払う
  と回答がありました

  代理人によれば…
(1)訴訟提起で白黒をハッキリさせることが評価損存否という点では最も良い
(2)車両の条件から裁判で認められる可能性は高くない
   原告敗訴となる可能性が低くなく、余計な負担が発生する
(3)こういった状況では、相手方の提案を受け入れるのが最善の選択肢である
  という説明があったことから、終結の道を選びました

セゾンは、あくまで【早期解決金】として評価損を認めませんでした
しかし、旧車の評価損は認められないと言われる中
修理費用の1割獲得は、事実上の評価損を意味するのではないかと思います
そういう意味で、私にとっては意義のある1割だと感じた次第です

W140の時価格は辛うじて100万を超えているものの
これから先は2桁万円台になることでしょうから
今後の評価損請求は非常に困難になると思います

今回は幸いに供給終了品もなく無事に復帰していますが
今後の供給次第で修理に支障が生じた場合は、中古品を使用することも有り得ます
そのため、修理に使用する中古品を自主調達した場合の修理費用請求も視野に入れる必要があります

事故は遭わないに越したことはありませんが
色々な意味で学習することができた事故体験でした(セゾンの悪質さも含めて…)

長々と書きましたが
個人的な忘備録も兼ねていますのでご容赦下さい
Posted at 2022/08/10 23:22:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記類 | 日記

プロフィール

「ようやく春を感じることができました!」
何シテル?   04/06 23:06
今となっては稀少?なW140乗りです しかも、少ないと言われる600に加え、国内残存数ごく僅かな350 TURBODIESELの2台態勢を実現させてしまい...
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