
金曜の早朝、地元の古くからの友人であるFちゃんからLINEが入っていた。
「おはよー
日曜日、ハイキング一緒にどーかな」
「うん、行ってみたい!で、どこに行くの?」と二つ返事で返したのに、
夜には「都内の、23区の公園を散歩してカフェも行きたい」と言い出した。
…これは朝三暮四の典型的な例。
続けて「新宿御苑とか代々木公園とか」と言うので
「ヤダよ、そんなとこ。混んでるし、わざわざ行きたくない」と速攻却下。
結局、公園もカフェも私が探すことになった。

正門のイチョウがお出迎え
日曜日の10時に文京区にある小石川植物園の正門で待ち合わせた。
Fちゃんの友人もMさんも一緒だ。
それぞれバラバラに来る。
近くに住んでいても電車の路線が違うので、現地集合が一番手っ取り早い。
小石川植物園は3人とも今回初訪問。
私はずっと訪れてみたいと思っていたので、やっと実現した感が強い。
みん友さんの季節毎に投稿するブログも大きかったと思う。

HPより拝借
小石川植物について、少々ふれておこう。
江戸幕府が設けた「小石川御薬園」が前身で、江戸時代には無料の医療施設「小石川養生所」も園内に設置されていた。
明治時代には、東京大学が設立された直後に附属植物園となり、一般公開もされるようになった。
北西から南東と広がる161,588㎡(48,880坪)の広大な敷地に、台地、傾斜地、低地、泉水地などの地形に即してさまざま植物が植樹されている。
ちなみに植物学の研究・教育が目的のせいなのか、特に温室では枯れた葉や枝は取り除かずにそのままの状態だった。
そこが一般観覧を目的とした商業主義的な植物園とは違うところなのかなと思う。
でも遊歩道の整備や樹木の剪定はキチンとしてあった。
ショクダイオオコンニャクが園内では13年ぶりに開花し、8(金)~10(日)まで公開されているという。
まずは公開温室へ向おう。
温室を目指す道すがら、行列ができていたので早速並ぶ。

二人に並んでおいてもらって、カメラを片手にウロウロする

オシャレに撮れたなぁと思う
15~20分程で中に温室の中に入れたと思う。

目の前にデン!とそびえていた。
この花では19年ぶりとのこと。

新調したスマホ(だけど低スペック)でも撮影
ショクダイオオコンニャクが「世界最大の花」との触れ込みだが、あれ?と思う。
ラフレシアはどうなったの?
調べてみると、
【ラフレシア】
・インドネシアのボルネオ島とスマトラ島、
その周辺の島とマレー半島にかけて分布
・ラフレシア自体は10数種存在し、そのなかでも巨大であるのが
「ラフレシア・アルノルディイ」と呼ばれる種
・直径は1.5メートルに達する
・2日間かけて開花し、5日~7日で枯れる
・腐臭を発する
・個体のほとんどが花で、根や茎、葉を持たず、
光合成をしないのでツル植物に完全寄生している

HPより拝借。ラフレシア。見ていると飲み込まれちゃいそうな感じがする。
一方、
【ショクダイオオコンニャク】
・インドネシア、スマトラ島に分布
・直径は1.5メートル、縦は3.5メートルに達するものもある
・数年単位で開花し、2日で枯れる
・腐臭を発する

ショクダイオオコンニャクの若木
どちらか世界最大の花なのか?
ギネスブックで公認されているのはショクダイオオコンニャクのほうだが、花の成り立ちは花序(複数の花が集団をなしているもの)と仏炎苞(つぼみ)の複合体。
一方、ラフレシアは1つの単体として巨大な花を咲かせるため、ラフレシアこそ世界最大の花とみなされることがあるらしい。
私は大阪で高校生をしている時に、ラフレシアを見たことがある。
こちらは透明のケースに入った形で展示されていた。
どちらも腐臭がするとのことだが、どちらも臭わなかった。
今回、私達の前に並んでいた人は鼻を近づけてクンクンしていたが、表情を変えることもなかった。
消臭済みの花?
一番混みそうな場所はこれで見学できたので、後はのんびりと散歩して歩いた。
<温室の植物たち>

クネクネした不思議なサボテン

1つの植物に2つの種類の葉があるのがおもしろい

こちらはよい香りのする花
<紅葉>

立派な大木の紅葉

太陽の光が当たってキラキラしている

紅葉の通せんぼ

赤と黄のコントラストもいい
<大木たち>

こんな大きなクスノキは見たことがない

スズカケノキ。白い幹に、白樺にしては太くて大きすぎると近寄ってみた。

大木にたわわになっている赤い実

まさに天高く
11時半ごろ、歩きくたびれてお昼にする。

東京大学総合研究博物館 小石川分館を遠くに眺めながら
芝生にそれぞれが持ってきた敷物を敷いてひと休み。
私は大型の透明ゴミ袋を持ってきた笑
もちろん家に持り帰り、そのままゴミ袋として使っちゃう。

サラメシ(NHKのいわゆる視聴者参加型番組)じゃないので、見栄えは重視せず笑
1時半まで、のんびり食べておしゃべりをして、そろそろと腰を上げて歩きだす。
<日本転園>

鯉も少しだけいた

リフレクションを狙ってみた

たまたま撮れた味わい深い1枚
<メタセコイア>

メタセコイアを撮りにいった2年前が懐かしい
<イチョウ>

大木と葉っぱ

空に向かってポコポコ出ているイチョウの木をいくつか見かけた

今回はイチョウの木を撮るのがムズカシかった

イチョウとバショウ。バナナっぽいけどバナナじゃない。

ショクダイオオコンニャクをひと目見ようと正門から行列している!!
先に見ておいてホントによかった。
じゅうぶん植物園を楽しんだので、もう一つの目的地へ向かおう。
と言っても、ネットで近くのよさそうなカフェを見つけておいただけ。

リラックスできるインテリアを持つお店だった
KNETEN(クネーテン)
ドイツ語で「こねる」という意味のお店。
そこまで調べたわけではなかったのだけど、オーガニック、国産、フェアトレードされた商品を扱うこだわりのお店だった。

シュトラウスショコラーデンクーヘンとコーヒー(私)
アンズジャムが挟んであるというのが決め手。
あっさりとして食べやすい。

キッシュプレート(Mさん)
キッシュ好きな私も惹かれた。

スープセット(Fちゃん)サラダボールは撮り忘れ
Fちゃんは、クリーム系のスープを美味しそうに食べていた。

落ち着いた色合いのリース

本棚が仕切り代わりなのもいい
4時までおしゃべりをして、お開きにした。
*おしゃべりの内容はあまりにくだらなく、紙面の無駄遣いとなるため、
今回は省略します笑