BRIDGESTONE POTENZA S001
・シートを変えたことにより、純正タイヤにて街中の通常走行から、サーキットでの全開負荷走行がやっとできましたので、体や頭で感じたことを、ここで整理していきたいと思います。
・実は、人生で初めての純正・専用設計タイヤです。なんだかんだで、いわゆるハイグリップ系しか履いてこなかったので(サーキット走る前提の方は、それが普通かもしれません)、評価基準が、ちょっとズレている気がします。。
・驚くほどに文書が変だったので、修正入れました。。 2020/07/05
<前提条件>
・いつものことながら、個人的な感覚で、非常にあいまいで定性的な表現を重ねていきます。個人個人の感じ方の差は大いにありますので、そこはご容赦ください。なんとなく・軽く読んでいただきながら「あ、そうかも」や「いや、自分はこうだな」と、暇つぶしにでもなっていただければ幸いです。
・思いつきで、そのままツラツラ書いているので、読みにくいと思います。そこは、申し訳ありません。今後はしっかり書きます。。
<街中>
・ロードノイズ:クルマの静音が聞いていることもあるのか、大分静かに感じます。……といいますか、前がノイズだらけのGDBだったので、もはや普通のクルマであれば、なんでも静かなので、もう何が普通なのかわかりません……笑。
・轍等でのステアの取られ:245幅ということもあり、ノーマルの状態でありながら、結構取られやすい気がします。キャンバー付けたクルマにあるような、すぐに抜け出せない感じはありませんが、一般的なクルマに比べたら、明らかに取られやすいです。これはタイヤのせいというか、クルマそのものの評価というところでしょうか。
・濡れた路面:一般的な高速道路の速度では全く問題ありません。走行が怖くなるようなどしゃぶりの雨でも、高速道路で使う速度域なら、しっかり接地感を感じました。さすがは純正タイヤ。
・ステア応答:245/35/R19という扁平で幅広、しかも4WSのため、GDBの235/45R17にあったような一瞬のたわみを感じさせず、応答ロスゼロで向きが変わっていくような感じです。これはクルマ全体の性能もありますが、非常に良いです。ですが、しっかりラインを意識して走らないと、イン側に寄りやすくなるかと思います。しっかりとステアリングとタイヤを意識した運転が、今まで以上に必要だと改めて感じました。
・タイヤの削れ:正直、3000キロそこそこでは良くわかりませんし、すでにサーキットで何度も使ってしまっていて、もはや何もわかりません(-_-;)。ただ、ノーマルタイヤといいながら、柔らかい印象があります。実は2年くらいしか、持たない、とか……?
・街中の総評:とにもかくにも、普通の良いタイヤです。モータースポーツはあまりやらない・長距離ドライブを楽しむ派ドライバーには、うってつけな純正タイヤだと思います。高速巡行は、特に良いです。高速道路で旅行が楽しくなるタイヤだと思います。
<サーキット>
・タイヤの潰れ
①半端な負荷を入れた場合(車両が出せる限界Gや負荷の約6割~7割)
ステアリングに対して、素直に反応して曲がっていく印象です。普通のタイヤではありますが、ハイグリップにあるようなオンザレールなグリップ感も、あることはあります。ですが、ハイグリップだと、もっと行けるでしょ!というところで、アンダーが出ます。そこはやはり普通のタイヤです。
②全開負荷(車両が出せる限界Gをしっかり入れる。全開アタック状態)
フルブーレキング時、タイヤの潰れ量がかなり大きく、ミニサーキットにありがちな、止めてから曲げるが短い領域で存在する場合、ステアリングに合わせてブレーキを戻しても、タイヤの潰れが戻ってこない印象があります。ブレーキ距離を詰めるのがとても苦手なタイヤな気がします。GDBの時は、距離を詰めて、荷重を強く移動させることを意識しながら、テール
を動かすことを考えていたこともあり、正直、戸惑いました。クルマのバネ自体も、GDBの12キロ、10キロのときから、相当柔らかくなっており、乗り味も、実際の動きも、それなりに大きくなって、荷重が乗りやすいクルマのため、このタイヤに合わせて、自分の走り方そのものを変えないといけないです(普通のクルマからしたら、だいぶ引き締まってますが……)。
トップの画像にありますが、サイドウォールが削られているのは、それが主要因です。クルマは高いGを作り出せるポテンシャルがあるのですが、それをタイヤが受け止め切れていない感じです。これ、メガーヌRSトロフィーの足って、結構高いハイグリップタイヤ前提で作られている気がしてなりません。。
・スライド(共通)
ブリヂストンのタイヤの割に、スパッと切れる感じはありません。ADVANやミシュランよりかは唐突感がありましたが、全然怖くありませんでした。RE-11シリーズやRE-71Rの時は、グリップ限界を超えた瞬間に『はい、ダメーっ!』という感じで、スパン!と切れる感じがしたので、ブリヂストンはそういうものなのかと思っていたのですが、違うのですね。専用設計だからでしょうか……。
・熱の入りとダレ
この日、実は30度あり、ロガーを見ると、クラッチが若干滑っているようなスピードの上がり方するくらい暑かった中での評価です。
①半端な負荷を入れた場合(車両が出せる限界Gや負荷の約6割~7割)
熱はすぐに入ります。2~3週で、グリップ感が出てきました。1週ずつのアタックでは、大きくタレることはありません。普通に遊べます。その前に、この温度だと、クルマの熱マネが大変でした。熱が入らない場合は、それなりにお察しです。ただ、スライドコントロールは楽ですし、電子制御もありますから、怖くはありません。
②全開負荷(車両が出せる限界Gをしっかり入れる。全開アタック状態)
タレます。本庄15分の中で、1週ずつでは、だんだんと辛くなってきます。しっかりタイヤの荷重を抜いて、前に軽めの荷重を入れて、しっかり4輪に仕事させる、むしろ後輪にが駆動輪なんじゃないかくらいのイメージで、速くスムーズにコーナーに進入して、4WSで向きを変えさせる(+ヨーでスライドさせる)走り方が良いようです。フルブレーキングから早く荷重をどんどん抜いていく必要がありそうなので(サスが硬いなら別かもしれません)、ブレーキを詰める作業はせず、ブレーキが離れるポイントにきっちり合わせることをとにかく考えることが良いと思います(ハイグリップもそうですが、こちらのタイヤは普通なので、よくこっちを考えるイメージです)。
・繰り返しの熱負荷
これが結構びっくりしたのですが、既に6回ほどサーキットで使っているのですが(1回で3~5ヒート,1ヒートで15~20分ほどのアタック)、タイヤが冷めて、その次の週に行っても、タイヤがしっかりやわらかく、ゴムが死なないんです。そのかわり、タイヤの劣化防止剤の成分がバンバン出てきて、タイヤがしっかり茶色くなります。実は練習用にとても良いのではと、印象が良いです。
・摩耗
上記の話もあって結構削れます。こういう使い方だと、半年もしくは長くても9か月くらいではないかと……。ですが、どんなタイヤでも、サーキットで使いこめば、そうなりますし、遊ぶのは自己責任ですので、タイヤの摩耗に、いちいちギャアギャア言わないぐらいの方が、精神上良いのかもしれません。
<総評・個人的に感じた、このタイヤでグリップを引き出すには……>
コーナーを本格的に曲がるタイミングにて、荷重をかなり抜き、タイヤのたわみがそれなりに大きく戻っていないと、グリップや、そこから生まれるヨーによるオーバーステアが出しにくいみたいです。ダンロップZIIIやRE-71Rと似た印象があります。
というか、今のハイグリップタイヤがそうだということはわかっているのですが、ADVANやミシュランは、少し突っ込んでも行けちゃう感じがあったり、潰すといっても、ZIIIやRE-71Rは、これよりも全然しっかりしている感じで、詰めるところはしっかりブレーキ詰められます。それと比べると、かなり抜かないとダメ、という印象です。
そんなこともあって、止まるブレーキングから、ステアリングをわずかに入れだすタイミングでかなり抜き、本格的にステアリングを切るときには、ブレーキは前荷重で軽く入れているようにしながら、それなりに速い速度で進入するのが、良さそうな気がしました。
ブレーキを詰めた場合には、ステアリングを本格的に切るタイミングとブレーキを抜くタイミングがかなりラップしてシビアになるかと思いますが、ステアリングの切る量に対して、気持ちブレーキの離し量は多めで、なるべくタイヤの潰し量を早く戻してあげるのが良さそうでした。今の自分の場合、これをやるとアンダーかハーフスピン並のオーバーどちからが出てしまうのですが、詰めるならこれをやるしか無いようです。
<座席と変える前と後で…>
そんなことに気が付いたのが、つい先日に本庄サーキットで取った自分のロガーを見た後。強い荷重移動を入れると、クルマがやはり難しくなるので、色々試行錯誤していたはというものの、シートを変える前と後では、変える前の方が0.5秒ほど速かったことに気が付き、軽くパニックになりました。
要は、シートが無いので、やわらかい、あまり荷重を変化させないブレーキングをしていた方が、タイヤのグリップをなりに引き出せていたらしく、無理無く曲がっていたようです。
『ヨーでテール流れないなぁ』とか『流しすぎちゃったなぁ』とか『これは速度落としすぎかぁ』とか、ロガーグラフがその試行錯誤を鮮明にしていたので、そのせいかなと思っていたのですが、その後、このタイヤのサイドウォールを見て、良くわかりました。『あ、荷重かけすぎなんだわ。だから安定しなかったのかと』笑。
<その場で、なぜ気がつかないのか……>
・ここがポンコツドライバーらしいところで、フルバケットが戻ってきた嬉しさと、時折イジったGDB以上に高い限界Gや旋回スピード、4WSでコントロールしやすくて速いヨーに、キャッキャッキャッキャッしてたのがその原因です。
撮影動画で、コーナー旋回しながら『RMSいいわ~!!』って全開で叫んでますからね。見返して、自分に引きました(;^_^A。そもそもナラシということで、タイムを計る気持ちなど無く、ロガーをただつけているだけ状態でしたし……。
・今度から、もう少し、タイム気にします。と同時に、荷重の使い方、ゼロベースで見直します。。
・ちなみにですが、どこまでのタイヤがノーマルサスで履けそうか、頭の中でモヤモヤっと来てますので、それを今度は見える化して、皆様にさらしたいと思います。
・ちなみに、評価は純正タイヤということで、3にしました。これが基準ですからね。
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