マジェS初のブレーキフルード交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
マジェSを新車で購入して早1年。
5000キロ走行しました。
本日は小窓から汚れて見えるブレーキフルードの交換です。
推奨では2年ごと交換ですが、フルードも余っていることなので交換してしまいます。
2
準備するもの
1、昨年4月14日発行の読売新聞。(読売新聞を購読していない人や、昨年4月14日の新聞を捨ててしまった人は他の日付けのものでも代用できるはずです。)
2、シリコンチューブ。(私は四輪でも自分でブレーキフルードを交換するので、車で使ったものを準備しました。)
3、メガネレンチ8mm。
4、ブレーキフルード。(これは必ず指定のDOT4を準備します。
他のDOT3とDOT4とは成分が違うので絶対にダメです。)
3
キャリパー上部にゴム製のニップルがあります。
これを開けると根元に六角ナットのついてるブリーダーバルブが出てきます。
ここから古いブレーキフルードを出します。
4
事前に排出ユニットを組み上げておきます。
1、ブリーダーバルブの根元にメガネレンチを入れます。(スパナでもできますが、メガネのほうが固定できてやりやすいです。)
2、シリコンチューブを差し込みます。(外れるとフルードがこぼれるので、タイラップやクリップで固定してもいいでしょう)
3、ニューバランス社から発売されているマジェS専用ブレーキフルード受け固定装置に、サントリー社から発売されている黒烏龍茶柄のマジェS専用ブレーキフルード受けにシリコンチューブを差し込みます。(サントリー社のブレーキフルード受けを持っていない人は、他社のブレーキフルード受けでも代用可能です)
5
マスターシリンダーの上部にあるネジをドライバーで外すと、白色のプラスチック製のカバーと黒色のゴム製のダイヤフラムが出てきます。
これが破れていたり形が変わってしまっていると効果を発揮しないので、異常がある場合は交換しましよう。
とても薄い部品ですが、破れていては何の効果も発揮しません。
「うすうす」が大好きな殿方でも破れていては安心して使用できないのと同じです。
破れている等がない場合は水で洗って乾かしましょう。
殿方が大好きな「うすうす」は再利用できませんが、ダイヤフラムは再利用できます。
私も今回は水洗いしました。パーツクリーナはゴムを侵してしまう可能性があるので、水洗いで十分だと思います。しっかり乾かしましょう。
6
結構汚れていますね。 臭いや味の変化はありませんでした。
気道や胃袋が丈夫な人は一度飲んでみて、酸っぱさや香ばしさを感じれば交換時期だと思います。
スポイトや注射器で吸い取るか、ストロー飲み干してほとんど空の状態にして、新しいブレーキフルードを入れます。
7
排出作業です。
写真はリアですが、フロントも要領です。
1、ブレーキレバーを握りながらバルブを緩めます。(緩めるとブレーキレバーが深く握りこめていきますが、ビビって緩めてはいけません。)
2、半分ぐらいブレーキレバーを握ったらブレーキレバーを握った状態を保ったままバルブをクイッと軽く締めます(ブレーキレバーがいつもの握り具合になります。)
3、ブレーキレバーを緩めて再度ブレーキレバーを握ると老人の様にフニャフニャに感じるので、高校生ぐらいの硬さに戻るまで4〜5回握ります。
5、1と2を繰り返して、排出されるブレーキフルードがきれいになるまで反復します。
10回から15回くらいはしないといけないはずです。
無理をせず、抜くのに慣れている諸君も少しずつ抜いていきましょう。
あわてない。あわてない。じっくり何回も繰り返せばいいのです。
8
ブレーキレバーを握って、フルードを排出するということは、リザーブタンクの液が少なくなるということなので、補充しながら実施してください。
無くなった状態でブレーキレバーを握るとエアーを噛みますよ。
でも、極端に入れすぎるとハンドルを切った時にこぼれますよ。
ブレーキフルードってのは、塗装面にかかるとしばらくして塗装が浮いてきたり、シミができますよ。
もし、エアーを噛んでも焦ることはありません。
私も本日、実施中に「プチュ」って音がしたので、リザーブタンクを見ると案の定フルードが無くなっていてエアーを噛んだので、同じ工程を繰り返して、排出チューブからエアが出てくるのを待ちました。
エアーが噛んでいるか不安な人、大丈夫です。
少しでもエアーが噛んでいればいつものブレーキタッチではなく、グリップの方までブレーキレバーが深く押しまれますので、その状態であればエアーを噛んでいる判断になります。
いつものブレーキタッチと違う場合はエアーがかんでいます。
作業が終われば試運転をしっかりしましょう。
走っている間にブレーキレバーのタッチが変われば、エア抜きをしましょう。詳しくはわかりませんが、振動でエアーが干渉してレバーの握り具合が柔らかくなる時があります。
作業後は、キャリパーをしっかり水で洗い、フルードを流すのを忘れずに!!
さあ、チャレンジしてみましょう。
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