981ケイマンフロントウインカーLED化その2（実験編）

球切れ警告
　981のフロントのウインカーのバルブの電力は21Wです。
　このバルブが切れたときには、消費電力が0Wになり、バルブの異常があるとメッセージが出ます。
　LEDのバルブに換装すると、21Wから約3Wになり、消費電力が低いので、バルブが異常であると判断し、メッセージが出ます。
　それを解消するためにハイフラ防止抵抗を入れます。
　ここでは、21Wと3Wの電力の差分の18W分の抵抗（８Ω）を入れると、ばっちり、正常に作動しました。

　しかし、万が一、LEDが不良になった場合（切れた場合）には、ちゃんとメッセージがでるのだろうか？と思い、実験です。
　LEDバルブを抜いてみると、システムは、異常とは感知せず、メッセージが出ません。抵抗で、18W消費しているので、これは、異常ではないと判断しています。

　これでは、実際の運用に支障があるので、抵抗値を大きくして、いろいろと試してみました。
　自宅にあったメタルクラッド抵抗を組み合わせて行ったところ、14Ω場合が、条件に合致しました。消費電力は、10.3Wです。
条件は、
「LEDバルブを点灯させても、異常はでない。ハイフラにはならない。」
「LEDバルブが異常の場合（LEDバルブが点灯しない）異常メッセージがでる。」
です。
　この時の電力は、
・LEDが点灯→13.3W　メッセージなし
・LEDが異常→10.3W　メッセージあり

　この結果から、手持ちの６Ωと８Ωを直列につないで、取り付けることにしました。
　また、これらに１２Vを通電したときの温度状況を確認しました。
　10分間連続通電で、６Ω、8Ω、それぞれが、75℃、55℃です。１つより2つ分けた方が放熱効率がよいと思い、この２つの抵抗を取り付けることにしました。

Youtube動画のとおり、無事に、LEDバルブを換装しました。
　その様子については、その３で載せる予定です。