
来月の今頃は、順調にいけばデカングーとサヨナラしてます。ジャンボリーの前の週です。
私は元々、コカングーのコンセプト、大きさ、愛嬌、運動性能、その他諸々全てに、とにかくゾッコンでした。コカングー原理主義者です。
MTの運動性能は、羊の皮を被った狼。幅狭で背高で可愛い容姿に反して、ステアフィールは優しいながらもリニア。下りは少々のスポーツモデルなんて意に介さない瞬足。新車で買ったATを、1万キロ台で中古のMTに買い替えたくらい(笑)
その想いで乗り換えた銘柄買いのデカングー(正確にはpanda 4x4の後)。以下は飽くまでも私の主観です。お乗りの方、お気を悪くなさらないで下さい、
初めの1年は大きくゆったりした乗り心地に新鮮味がありました。けど、乗り込むほどにがっかり感が増し増し。でかくて重くて鈍重。渋滞でいつも抜けてた裏道を通れなくなった。コーナリングではステア操作に後ろがついて来ない。乗ってて、幅も高さも無駄な空間が多すぎる。
全てはフランスの貨物事情あっての設計。運転してて全然面白くない。で遠出が苦痛になった。その結果、好きだったMT操作も面倒になった。
いい面もありました。丸5年を超えても、マイナーを含めて全くのノートラブル。これには関心。覚えてるいい面はこの位かな、悲しいけど。うちはサークルやバイトで帰りの遅い娘っ子を週4くらいでお迎え。夜の住宅街の路地を抜けるのにしんどさを感じてた。。。
コカングーではFBM、幕張等々、色んなイベントに参加してましたが、デカングーではジャンボリーに1回だけ。それも積んで行ったロードバイクで富士五湖を巡ったり。
デカングーから入られた方からすれば、何言ってるの??? な感もあるでしょうが、コカングーはそれだけ素晴らしい車でした。名前は同じながらも、デカングーは全く別の車。。。
で、昨今の色んな要因が組み合わさった売り手市場のデカングー相場。そして、新型カングーのあの容姿と大きさ。メルセデス主導で作ったバカでかい車に無理やりルノーの菱形を付けた感。
「もうカングーは終わった」、、、コカングーの理念はもう何処にも残ってない。降りよう、今がその時だと。
15年間イタフラ車に付き合ってくれた家族の意見を尊重して、次はSUZUKI ソリオハイブリッドに。
ソリオは、お世辞にも運転が楽しい車とは言えないけど、日本の道にジャストな大きさが刺さりました。これで裏道も使える。裏路地のランナバウト! オールドミニ×2台、panda 4×4で感じたあの感覚(^^) (因みに、山下達郎さんも自称裏道マニアで今は軽に乗ってるとか)
忘れていた小さな車を操る喜び。そして、貨客両用ではなく「乗用車」の乗り心地。家族が喜びました。至れり尽くせりの装備、エアコンも普通に静かによく効く。ガタイは小さいのに、乗るとむしろデカングーよりも解放感を感じる秀逸な設計。
小型車を作らせたらスズキは日本一、いや世界一⁈ 久々にいいなと思った車です。どこかコカングーと重なる所も。納車は10月の三連休の予定。5年半の間ありがとうデカングー。次のオーナーさんの元では幸せになる事を祈ってる。
Posted at 2022/09/05 17:52:33 | |
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