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2020年05月15日

LC500の気になる点(「ホイール買い替え」)

LC500の気になる点(「ホイール買い替え」)

≪「LC500」の気になる点・感じた点について、自分なりに調べた経緯・結果を記録しておこうと思います。≫


 ARTISAN SPRIRITSのエアロ取り付け後も、純正アルミホイールのままだったのですが、なぜかホイールとフェンダー面との差が気になるようになりました。
 純正アルミホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装・21インチ)は、とても気に入っていたのですが、いわゆるツライチでないことが純正アルミホイールだと、物足りないと感じるようになってしまいました。


 そこで、「LC500」のホイールを買い替えることになるのですが、理想とするホイールを検討するためには、たくさんの情報が必要なことが分かりました。純正アルミホイールの情報はもちろんですが、ホイールの知識や保安基準の知識など様々です。
 その辺りをせっかく調べたので、まとめておこうと思います。



≪「LC500 "S package"」純正アルミホイール詳細≫


・ 21インチ鍛造ホイール(ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装)
・ (前) リム径21インチ リム幅8.5J インセット+25 HOLE/PCD 5/120
・ (後) リム径21インチ リム幅9.5J インセット+25 HOLE/PCD 5/120



≪ホイールの基本知識≫


・ リム径
 ホイールの直径をインチで表記します。純正アルミホイールだと「21インチ」です。
 1インチ=2.54cm(25.4mm)ですので、純正ホイールの直径は「21×2.54=53.34cm」となります。

・ リム幅
 ホイールの幅をインチで表記し、0.5刻みで設定されます。
 純正アルミホイール(前)だと8.5Jですので、「8.5×2.54=21.59cm」となります。

・ ボルト穴
 取付ボルトの穴数です。純正アルミホイールは「5穴」です。

・ PCD(Pitch Circle Diameter)
 ボルト穴の中心を結んだ円の直径をミリメートルで表記したものです。純正アルミホイールは「120mm」です。

・ インセット
 インセットは、リム幅の中心線から、取付面が外側(手前)または内側(奥)にどれくらいかをミリメートルで表記したものです。(外側(手前)を+(プラス)インセット、内側(奥)を-(マイナス)インセットといいます。)


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(出典:BRIDGE STONEホームページより)



≪ホイール構造(1ピース、2ピース、3ピース)≫


・ 1ピース
 リム部とディスク部を一体で成形したホイール構造。一体成型のため、剛性を確保しやすい。

・ 2ピース
 リム部とディスク部を別々に成型したホイール構造。ディスク部をミリ単位で自由に設計可能。

・ 3ピース
 アウターリムとインナーリムとディスク部を、ピアスボルトで組み付けるホイール構造。それぞれを異なる素材で製造するこができるので、機能性やデザイン性に優れている。



≪鍛造ホイールと鋳造ホイール≫


・ 鍛造ホイール
 金型に溶かしたアルミ合金を流し込み、冷やして固める時に圧力をかけて製造。強度が高いホイール製造が可能だが、コスト高。

・ 鋳造ホイール
 金型に溶かしたアルミ合金を流し込み、そのまま冷やして固めて製造。コストを抑えることができるが、強度が比較的高くない。(強度を高めようとすると重量が重くなる。)



≪リム構造≫


・ ノーマルリム
 ホイールのインナースペースが広くなっている基本となるホイールリム構造。ビッグキャリパーを装着する場合に有効とのこと。

・ リバースリム
 ノーマルリムを逆(リバース)にしたホイールリム構造。ディスク面を大きくとれるので、デザイン性に優れいているとのこと。

・ ステップリム
 リムを反対(リバース)につけたリバースリムタイプのアウターにステップデザインを施したホイールリム構造。



≪ディスク形式≫


・ Flat(フラット)
 ホイールのディスク面がくぼんでいない標準的なディスク形式のホイール。

・ Concave(コンケイブ)
 ホイールのディスク面がくぼんでいる、立体的な構造のデザインをしたディスク形式のホイール。

・ Deep Concave(ディープコンケイブ)
 ホイールのディスク面がConcave(コンケイブ)よりも、さらにくぼんだデザインをしたディスク形式のホイール。



≪ホイール表面加工≫


・ ポリッシュ(Polish)
 アルミ地金を切削処理して、鏡面仕上げやダイヤカットされた光沢感のある表面加工。

・ ブラッシュド(Brushed)
 素地にペーパー研磨を入れる仕上げにより、加工研磨途中のように仕上げた表面加工。

・ アルマイト(Anodize)
 無垢地金を鏡面に光らせてからアルマイト処理をしたもので、被膜処理にて光沢を出している表面加工。



≪ホイールに関する保安基準(国土交通省)≫


・ 保安基準第18条
 要約すると、「ホイールセンターから、前方30°および後方50°の2平面にて、タイヤ、ホイール、ステップ、ホイールキャップ等が車体(フェンダー等)より、外側方向に突出していないこと。」という要件を満たす必要があります。
 なお、「最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には、外側方向に突出していないものとみなす。」だそうです。



≪そして、ツライチを目指すためにホイール検討時に必要だったこと≫


・ インセット
 このインセットの理解が、ツライチを目指すホイール検討にとても重要でした。
 インセットは、ホイールを取り付けた時に、ホイールが出っ張るのか、引っ込むのかを知る重要な要素でした。つまりインセットが大きくなればなるほど、ホイールは奥に引っ込み、インセットが小さくなればなるほど、ホイールは手前に出っ張るという感じ。(←この感覚をつかむのが、とても重要でした。)


・ リム幅
 リム幅もホイールの取り付け位置に影響します。
 例えば、リム幅が0.5インチ大きくなると、ホイールの幅(リム幅)が0.5×25.4mm=12.75mm大きくなり、さらに中心線から考えるとその半分の6.35mmだけ手前に出っ張るという感じです。


・ ディスク面突出量
 ディスク面のリムフランジ面からの突出寸法。リムがフェンダーからはみ出ていなくてもディスク面が、フェンダーからはみ出ているといけないので、この寸法にも注意が必要でした。



≪そして計算…≫


(ホイールとフェンダーとの差)
 まず純正アルミホイールにて、ホイールとフェンダーとの差を素人計測したところ、「(前)26.5mm、(後)25.0mm」でした。


(リム径、リム幅)
 リム径は、純正アルミホイールと同じ21インチとした上で、目指すリム幅は、(前)9.0J(純正アルミホイールより+0.5)、(後)10.0J(純正アルミホイールより+0.5)としました。つまりホイールの出っ張る具合は、前後とも純正アルミホイールに比べて+6.35mmということです。


(タイヤ)
 また、タイヤショップよりタイヤの余裕度を10mm見てほしいとアドバイスをいただいたので、+10mmの余裕度を考慮しました。


(インセット)
 ここまでで、ホイールとフェンダーの差は、6.35mm+10mm=16.35mmだけ埋まったことになる。
 残りの余裕度は、(前)10.15mm(=26.5mm-16.35mm)、(後)8.65mm(=25.0mm-16.35mm)となるため、理論上のインセットは、(前)+15(>14.85=純正インセット+25-10.15mm)、(後)+17(>16.35=純正インセット+25-8.65mm)となります。
 しかし、無理をして保安基準不適合になってもいけませんので、結果、少し余裕を持たして、インセットは、「(前)+18、(後)+18」としました。


(ディスク面突出量)
 タイヤショップに確認したところ、選んだホイールがConcave(たぶんリアはDeep Concave)だったので、ディスク突出量は考慮しなくて良いとのことでした。



 上記の結果、選んだホイールが、現在の「LC500」に装着されている「OZ Racing ZEUS」です。
 結果、ホイールに関して、とっても勉強になりました。
(※ 「OZ Racing ZEUS」の詳細は、
パーツレビューを参照ください。)


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※ また、他の「OZ Racing ZEUS」の写真は、こちらです。

https://minkara.carview.co.jp/userid/3252443/car/2935061/4913896/photo.aspx




≪関連情報URL≫

OZ RACING ZEUS

https://www.ozracing.com/jp/wheels/oz-atelier-forged/zeus


道路運送車両の保安基準(2020年1月31日現在)

https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html



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Posted at 2020/05/09 20:36:37

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