
F-TYPEのオーディオはベース仕様で”MERIDIAN サウンドシステム“が装備されておりオプションで”MERIDIANサラウンドサウンドシステム“が\378,000の追加で選択できるようになっていたのですが私の車両は標準で”サラウンド“システムが装備されていました。
ベーシックな“サウンドシステム”と“サラウンドシステム”との違いは判るところとしてはスピーカーが10個→12個(実質、コアキシャルのセンタースピーカーが1追加)、アンプの出力が合計380W→770W、DSPセッティングで文字通りサラウンド機能が追加される程度で基本は両者共にマルチチャンネル再生になっているようではあるが、それにしても“サラウンド”への追加オプションでこの価格であるとするとぼったくり感は否めません。
いろいろと調べを進めていくと驚いたのが使用しているスピーカーのレベル感でBMWのオプションシステムであるBowers & Wilkinsのようにスピーカーもオーディオメーカー(と言っても普通のOEMスピーカーに毛が生えた程度が殆どですが)が何らか監修しているのですが、MERIDIANのシステムに於いてはジャガー(ランドローバーGrも含む)車種のMERIDIANシステム以外の通常ベースグレードのものとスピーカー仕様は何も変わっていないということ。
御覧の通り、至ってコストがかかっているとは言い難いレベル感!
という事はMERIDIANはこのシステムに対してスピーカーには関わっておらず、それ以外の音響・音場、マルチチャンネルアンプのDSP部分の監修のみを行っているだけという事になる。
そのサウンドは確かに音響・音場セッティングはきちんとできており(逆に出来ていなければMERIDIANが監修した意味がない!)トータル的には悪くはないのですが、やはりスピーカーから出てくる音のレベルは音の分離・分解能は大したことはなくHi-Fiとは言い難いと感じてしまうので今後いろいろと手を加えていこうと考えています。
海外のフォーラムを見ていると特にベーシックの“MERIDIANサウンドシステム”の方はスピーカーを過去に販売されていたジャガー車種のハイエンドシステムで設定のあったBowers & Wilkinsのスピーカーに変えるオーナーさんが多いようです。
困ったのは使用しているスピーカーサイズがJRLグループ独特のスピーカーサイズを採用しており、ツイーターは30mmサイズで一般的ではあるもののMIDレンジは10cmユニット(BMWも10cmですがユニット固定の寸法は違う)だったり、ドアウーファーサイズも20cmだったりと特殊で尚且つマイノリティメーカー故にオーディオメーカーからプラグインのスピーカーセットが販売されている訳でもなく、加えて標準スピーカーのインピーダンスがツイーターの4Ω以外は全て2Ωになっていてリアシート後ろのサブウーファーなどはDVC(ダブルボイスコイル)仕様で入力が2つ入っているという変なところで拘ってくれており交換するスピーカーのインピーダンスによってはスピーカーの交換だけでは音場のバランスが崩れるだろうなと予想され後付けのスピーカー選択の範囲が非常に狭くなっているところが悩ましいところです。
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2024/03/24 21:28:35