Apple CarPlay Activation に向けての下準備:調査編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
NBT evo ID6でのApple CarPlay Activation に向けて下準備でいろいろと調べて判ったことを纏めておきます。
今日現在、正式にはApple CarPlayをアクティベーションする場合はBMWコネクテッドドライブ・オンラインストアでApple CarPlay Preparationの購入手続きを行いリモートでアクティベーションしてもらうのですが昨年末頃辺りからBMWコネクテッド・ドライブ・オンラインストアのサイトがダウンしていて入手不可なのと、以前にオンラインストアで購入手続きができる画面を確認はしていたものの、実際に購入しようとすると“購入不可”であるとダメ出しを食らうこともあるようなのでそもそも所有車が購入可能対象になっているのかどうかが判らない。
BMWのWebサイトでCarplayの車両側必要要件を確認すると
・コネクテッド・パッケージ・プラス(6C2)またはコネクテッド・パッケージ・プロフェッショナル(6C3/4)をオプション装備した車両であること。
・製造年月日が2016年7月以降の、Apple CarPlay®プレパレーションまたはスマートフォン・インテグレーション(SA6CP)対応Apple CarPlay®をオプション装備した車両であること。
とある。
コネクテッド・パッケージの6C2/3/4に於いてはFAの対象リストには出てこないのでおそらくFSCコードなのか?(でもなさそう)、製造年月日はビルドレベルが2016/11なのでギリ対象にはなるもののFAに6CPは持っていないのでどうなんだかよく判りません。
結局のところ可能な方法としては海外からCarPlayの自車VINに合わせたFSCコード(フェイクFSCコードと思われる)を発行してもらい自身でNBT evoにアクティベーションするしか方法がありません。
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そこでまず、アクティベーションする方法がNBTevoのファームウェアのVer.(NBTevo_xという表記になります)によって異なりますのでそこから。
画像の通りVer. HからOまでは購入先に自社のVINとファームウェハのVer.を連絡してデータを送ってもらいPCのデータをUSBに移して車にUSBメモリーを差し込んでのアクティベーションが可能。
Ver.Pからは上記同様に必要情報を連絡してデータとアクティベーションするアプリを送ってもらいコーディングで使用するENETケーブルとPCを接続しアクティベーションする必要があります。当然Ver.はアルファベット順になっていますので新しいVer.はこの方法になってしまいます。
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次にファームウェアのVer.によって何が違うかというところですが画像のリストの通りファームウェハVer.がN以降のVer.でないとフルスクリーンモードで使用できないという事になります。
なので、フルスクリーンモードで使用したい場合はNBT evoのファームウェハをVer.アップする必要があります。
ファームウェアのVer.は車両のI-step に依存していますのでフルスクリーンが可能なI-Stepは18-11 の場合でNBT evoのVer.はOになるようです。
I-STEPのVer.アップは最寄りのディーラーに頼んでやってもらう(有料??)か自身でE-Syeを使用してHU_NBT2のモジュールをフラッシュするかのどちらかでVer.アップします。
ディーラーでやってもらう場合はおそらく必要なHU_NBT2だけでなく全てのモジュールでI-Stepを書き換えられる可能性が高いのでもし何らかのコーディングを施した車両ではこれまでコーディングした内容は全て飛んでしまうことを覚悟する必要があるかもしれません。
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そもそも自車のNBTevoのVer.が判らん!(自分もそうでした)という場合の確認方法ですが、アジア圏以外ではMapからの地図バージョン確認画面まで行くと画像のように
“NBTevo_Mxxxx”という表示が現れるのですが
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日本を含むアジア圏では画像の通りVer.を表示してくれません。
これはアジア圏のヘッドユニット製造を請け負っているALPINEのソフトウェアが意図的?かどうかは判りませんが表示しない仕様になっていると思われます。
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ではどの様にすれば自車のNBTevoのVer.が確認できるのかということで私の探した方法はApple CarPlay のアクティベーションサービスをしている“FemtoEvo”のサイトからアプリをダウンロードしてENETケーブルを車両と接続してPCからアプリの起動をかけてVer.を読み込むという方法です。
画像の様の私の車はNBTevo_J(因みにI-Stepは16-11です)となっていますのでこのままではフルスクリーンでは使用できないためそうするためにはHU_NBT2のモジュールをフラッシュする必要があるという事になります。
※FemtoEvoのアプリはMicrosoftのDifenderでもマルウェアと認識され隔離されますのでご自身の責任にて使用するかどうか判断してください。
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あと必要なものとしてApple CarPlayではヘッドユニットとの通信はWiFiも使用することになるのですが、ヘッドユニット自体はWiFi機能はあるのですが標準ではアンテナが装備されていないためそのままで電波が弱い場合は動作が不安定になってしまう可能性が高くヘッドユニットの裏にWiFiアンテナを付ける必要があります。(コーディングも必要です)
ヘッドユニットのコーディング設定でWiFi信号を強くする設定はあるのですができればアンテナを追加するほうが確実だと思われます。
この様に車両の状態により対応方法はさまざまになるのですが基本的には日頃PCを使用してコーディングを行っている方、D.I.Yで車をある程度触れる人でないとフルスクリーンでApple CarPlay のアクティベーションをするのは敷居が高いのかもしれません。
という事で私はNBTevoファームウェアのVer.アップのためにHU_NBTのモジュールをフラッシュしていく予定です。
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