テーブル設置 No.1 ＜構想編＞（フリード+）

荷室部分にテーブル設置の検討をしています。

キャンプ用のテーブルを車内荷室部分に仮設置して使い勝手を確かめました。

今回のテーブル設置の要件（私の希望条件）を整理してみましょう。

●1　ユーティリティナット付近に左右にまたいで設置。奥行きは350mm～500mm程度。

●2　車内での食事用や車中泊時の荷物一時置き場にしたい。乗せる物は概ね10kg以下。耐荷重20kg以上（目標）

●3　セカンドシート側に座り後方を向いて使用する。

●4　車中泊時には、足下をテーブル下に入れる。マットや布団の厚みを考慮した上で、膝を曲げたり、寝返りを打てる高さが欲しい。

●5　荷室頭上に設置したルーフラックに頭をぶつけないような、テーブル高さにしたい。

●6　リアゲートからの荷物の出し入れ時に邪魔になりにくくしたい。

●7　セカンドシートリクライニング時にも、構成部品が干渉しないようにしたい。

●8　構成物の重量は10kg程度以下。コストは特に制限しないが、高すぎるのは敬遠したい。

構想を練ります。。。(-_-;)

上記要件を同時に満足いくレベルとするのは無理がありそうです。特にテーブルの高さ方向です。食事用に最適化すると車中泊用としては低すぎます。また、車中泊用に高めにすると、食事用としてはルーフラックとのスペースが狭くなりかつ床面から高すぎる感じです。

そこで、天板の設置位置を適宜移動できるようなフレーム構成にしようと決めました。そのために使う部材は、こちらを選択しました。

SUS株式会社のG-FUN（ジーファン）です。アルミフレームやパイプをコネクタで連結させて、組み立てるシステムです。

https://g-fun.jp/

単機能部品を組み合わせて、目的の構成物を組み立てるなんて、懐かしのレゴブロックみたいですね。

構成を具現化するにあたり、このツールを使用しました。

メーカーから提供されている3D作図ソフト「UnitDesign SUD」です。

このソフトを使って、ぼんやりしたイメージを具体的部材で構成していきます。次第に、全体のサイズ感や可動域などのイメージが固まっていきます。いくつかの構成パターンや修正を繰り返して、出来たのがこちらのフレーム構成案です。（マイナー部品などは選択できないようなので、いくつかの部材は省略しています。）

https://fa.sus.co.jp/3d/

部品設計の前段階で、肝心なことは、現物車両の設置場所の寸法把握です。例えば、ユーティリティナット取り付け部や左右幅の計測です。

といっても、巻き尺や定規で何カ所を何度か測り、最後は、”えいっ”と数値化しましたが。。。

3D作図ソフトだけでは詰め切れなかった箇所は、Excelで寸法計算などしました。

今回の構成設計の場合、測定誤差や平行度・垂直度などの傾きや、車体側や各部品のばらつきによる影響を受けるのは、左右方向の部品構成のようです。

出来れば、上記のばらつきを吸収できる設計になっているのが望ましいのですが、その余裕がありませんでした。

出来上がった部品・サイズをメーカー直販サイトで注文しました。

https://store.g-fun.jp/

パイプ長も寸法指定すれば、カット済み品が届きますので、現物の寸法計測や設計値の計算間違いがなく、設計完成度が高ければ、組み立てだけで基本構成ができるはずです。

さてさて・・・
＜構想編＞はここまでとし、次回＜組立編＞へ続きます。