1985年式SR500(1JN) キャブのフロートピンの支柱折れの差し歯法による修復
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回の整備手帳はVM3x4キャブの修理です。
前回の2020年7月にシングルビックさんのOHキットを使ったキャブのオーバーホールから約1年経過し走行距離も5000㎞ほど走りました。
オーバーホール直後は始動性も良く完調だったのが段々と調子が悪く特に始動性が絶不調です。
今回はアイドリングなどの極低回転に寄与するパイロットスクリューと低回転に寄与するパイロットジェットを重点的にメンテナンスして復調させようと、(メインジェットは滅多なことでは不調にならない)重い腰を上げキャブの分解中にフロートピンの支柱を負ってしまうという致命的なミスを犯してしました。心の中の最大音量で『オギャー!!』っと叫んでしまいした、、、、、、
フロートピンが硬かったのでちょっと軽く叩いたのですが、ポキッっと折れました、、、、慎重に作業していたのですが、素人作業なので仕方ないですね、、、涙。普通ならこのまま使用不可となるのですが、このキャブは気に入って27年間使ってきたので何とか修理して使いたいと思いネットで色々と検索していると『さし歯法(?)によるポンコツキャブレターボディ修復』というブログに辿り着きました。こちらの内容はSRのキャブでは無かったのですが、折れたフロートピン支柱の修復をされており、この方法ならなんとかなるかもしれないと思い挑戦してみた結果うまく行きましたのでその内容の紹介となりますえ。先輩方の知恵が詰まったインターネットってほんと凄いですね!感謝しかないです。今回の私の修理の内容がもし誰かさまのお役に立てればとても嬉しいです
用意するもの
①1.2㎜の穴が開けれるピンバイス②1.3㎜の針金③耐ガソリン性メタルパテ
作業手順
①折れた支柱に1.2㎜の穴を空ける
②1.2㎜の穴に1.3㎜の針金を圧入する
③支柱の周りを耐ガソリン性のパテで補強する
大体こんな感じです
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差し歯法とは、ピンの折れた所に穴を空けて針金を圧入し骨組みとすることで
差し歯の様にフロートピンを修復する作業です。穴を垂直に開けることが難しいですが慎重に作業することでなんとかなりました。汚い図ですが分かりやすいように書いてみました
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一番大事な作業の穴あけです。作業に集中しすぎて写真撮るの忘れてました。キャブ本体と折れた支柱を繋ぐ針金を通す穴ですので出来る限り穴の位置を合わせないといけません。慎重に何度も何度も確認しながらピンバイスで1.2㎜の穴をキャブのボディ側と折れた支柱側に開けました。
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途中の写真無くてすいません。このように差し歯法で無事支柱が固定されました。針金の圧入だけでも結構しっかりと固定されていて、これでも大丈夫じゃないかと思えるくらいでしたが、走ってる途中に抜けるといけないので、折れた箇所を耐ガソリン性のパテで補強します。
フロートピンの支柱はもともとそんなに力が掛かる場所ではないのでパテでの補強で十分だと思います
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Blue Magic(ブルーマジック)
CarGo(カーゴー) Quik Steel
(クイックスチール) 2oz
使用したのはこちらのパテです。耐ガソリン性があるのとそこまで強い力で接着しないのでこれにしました。アマゾンで送料入れても1000円位です。別のメーカーで3500円くらでもっと強力なGM-8300というのもあるようですが、今回はクイックスチールにしました
パテで補強が完了しました。触った感じ結構しっかりしているのでフロートを支える位なら大丈夫だと思います。良かった~~~!
支柱の位置が微妙に移動してるので実油面の確認を次回でしたいと思います。
とりあえず直ってよかったです。SR最高!!
実油面の調整の整備手帳へと続きます
https://minkara.carview.co.jp/userid/3262754/car/2951008/6618914/note.aspx
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