スモールジェットをゴープロ仕様に改造します⑥
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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スモールジェットをゴープロ仕様に改造します⑤からの続きです
5はこちらから
https://minkara.carview.co.jp/userid/3262754/car/2951008/7517137/note.aspx
前回はスイッチ用の穴を開けるところまで進みました。
ここからは実際にヘルメットに配線を通していくのですが、全体像を分かりやすくするために配線図を書いてみました。 まずこちらの配線図が出来る限り簡単に表した配線図です
簡単に説明するとマイクが二つ有ってマイク①が排気音の録音用、マイク②が自分の声用で、それぞれにオンとオフのスイッチが付いていて簡単に音声信号のオンとオフを切り替えられます。
走りながらでも今は喋ってる声だけとか排気音だけとか両方とか簡単に切り替えることができます
排気音の信号と自分の声用の信号はまとめられてゴープロへと送られて録音されます
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補足で
マイク①の排気音用のマイクのすぐ右に音量調整ダイヤルと言うのをつけていますがそれについてちょっとだけ説明しますね
クラムワークス 3.5mm ヘッドホン 音量調節 延長 ケーブル 28cm 【ダイヤル式 音量調整】 Z35VC28B
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音量調整ダイヤルとは音の入力レベルを下げることだけができる調整ダイヤルです。
何故下げるだけのものをわざわざ付ける必要が有るのかと言う事なのですが、音量調整ダイヤルをつけずにそのままで音声信号をゴープロに入力させた場合なんですがものすごく迫力のある排気音が録音されます。
排気音だけで動画を撮る場合はものすごく迫力のある排気音で良いんですが、排気音の入力レベルが高すぎて口元マイクからの自分の声の音声が殆ど聞こえなくなってしまうという現象が起こります。
この口元マイクの声が聞こえなくなる現象の対処法は二つ在りまして、一つ目は両方のマイクにスイッチを付けているので喋る時だけ排気音のマイクをオフにして口元のマイクだけにすることで喋ってる声が奇麗に録音されます。
もう一つはこの音量調整ダイヤルをつけて排気音の入力レベル下げることで排気音の入力レベルと口元のマイクの入力レベルを同じくらいに合せることで排気音と自分の声と両方奇麗に録音することが出来ます。
今日は自分の声は全く必要ないから音量調整ダイヤルを最弱にして排気音の入力レベルを下げずに口元のマイクをオフにして迫力のある排気音が録音された動画を撮りたいとか、今日は多人数のツーリングやから喋ってる声をメインにしたいから排気音も少しだけ入れたいからちょっとだけでも排気音を入れたいとかその時の状況に合わせて排気音の入力レベルを簡単に調整できるので絶対に付けておいた方が良いと思います
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配線図に戻ります
赤い点線で囲った中がヘルメット内部に仕込んでいく配線となります。
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こちらの配線図が基本的には同じなのですが取り付け位置に即した配線図となっています。ヘルメットは下側から見た図となっています。
右頬のチークパッドに口元マイクが仕込んで有り左耳の少し後方に口元のマイクのスイッチが仕込んで有ります。
排気音の入力信号は後頭部のピンジャックから入力されてすぐ横のスイッチにつ繋がっています。口元のマイクと排気音マイクの配線はヘルメットないで結合されてゴープロへと送られる
全体像としてはこんな感じです。この配線を全てヘルメット内に収めて配線をスッキリとさせたいと思います
全体の説明がすみましたので実際に作業に取り掛かります
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使うマイクはこちらです
バッファロー BUFFALO マイクロフォン AUX ミニクリップ ブラック BSHSM03BK
https://amzn.asia/d/9YVj4ma
アマゾンで430円でした。
こちらのマイクはモトブログなどでめちゃめちゃ利用してる人が多いマイクでゴープロでの動作もバッチリしてくれます。なにより値段が安いのが一番いいですね。音質も値段の事を考えると十分な音質だと思います
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とりあえず中の配線がどうなってるのか知りたかったのでサクッと切ってみたんですが、、、、
ここで【あれっ?】思いまして
確かこのマイクってステレオ三極のピンジャックやったな、、、
三極やのに配線が黒と灰色の二本しかないなぁ、、、、
たしか三極の内訳って
①GND(アース)
②L左
③R右
の3本やったはず
あら?ですね
オーディオにはあまり詳しくないので
僕が知識不足なだけなんですけどね
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気になったので100円ショップでステレオ延長ケーブルを買って切ってみました
やっぱり配線は3本有りますね!
謎が深まります
ちなみに
上の黄色の線はGND
真ん中の緑は左
下の赤は右です
ステレオってこうですよね?
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謎過ぎてテスターで導通を調べてみました
ちなみに導通とは、接点と接点がつながってるかを調べる機能で繋がってる場合に【ピー】っと音が鳴ります
このテスターも千石電商のワゴンセールで660円で買いました
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ちなみにこの場合だとグレーの配線にテスターの片方を接触させて、もう片方をピンジャックの3極に順番に接触させてどこでピーっと音が鳴るかでどことどこがつながってるのかが分かります
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テスターで調べた結果がこちらです。
黒の線はGNDでアース、
グレーの配線はRの右とLの左との両方に繋がっていました。
なるほど左右兼用で同じ信号を流してるんですね
勉強になります
グレーが音声信号で
黒がアースと言う事が分かりました
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被膜を剥いでみたところ中身はより線でした。ちょっと嬉しい!
ステレオのケーブルってシールド線が多くてシールド線ってハンダやりにくくて嫌いなんですね、、、
バッファローのマイクがより線でよかったです
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色々謎が解けてやっと次に進めます
このバッファローのマイクはケーブルが1.8mも有りちょっと長すぎますが、ハンダもしやすいより線ですのでこの線を切ってほかのスイッチの配線に利用しようと思います
準備しないといけない配線は5本で
①口元マイクのオンオフスイッチ
②排気音マイクのオンオフスイッチ
③3.5㎜ステレオピンジャックのメス
④バッファローのマイク本体
⑤バッファローのマイクの入力ピン
これらの配線を切り出します
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大体40㎝くらいの長さで切り分けました
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配線を切ったのでここからちょっとマイクの改造をします
バッファローのこのマイク【BSHSM03BK】はクリップ式でちょっとこのままではヘルメット内部に仕込むのにはちょっとだけ大きすぎるので小さくなるように改造したいと思います
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そのままだと大きすぎてちょっと邪魔です
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ウィンドウジャマーのスポンジとクリップを外すと本体が出てきます
ここからマイクの本体を取り出します
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本体の矢印でしめした溝に細いマイナスでぐりぐりすると簡単にマイクの蓋が取れてそこからマイクの本体を取り出します
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接着などされていないので簡単に蓋がとれました
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マイクの本体がでてきました
配線は切ってるのでこのまま引っこ抜きます
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マイク本体が露出しました。矢印の結び目は断線防止の為の結び目で不意に配線が引っ張られてもこの結び目でショックを受けてハンダ部分が断線しないようにするための結び目です
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ちなみにハンダ部分の拡大写真です。
マイクの本体はこんな感じなんですね
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今回は結び目は必要ないのでほどきます
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コンパクトにマイクを保護する新しいマイクケースをCADで設計してサクッと印刷します
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