スモールジェットをゴープロ仕様に改造します㉒
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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こちらが最終的な排気音マイクも含めた配線図です。
マイクコアは【JS-9】を使い自作したマイクを排気音マイクとしてマフラーの直上に1個取り付けて一つの音声信号をステレオ出力することで疑似的にステレオ音声としています
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排気音マイクのステレオ配線はこの場合はヘルメット後部に設置したメスのステレオピンジャックへと入力します。赤い矢印で示したピンジャックです
ヘルメットには口元マイクと排気音マイクの信号のオンオフのスイッチが設置してあるので、走りながらでも音声オンとオフの切り替えができます
当然ですが喋ってる声もインカムの通話の声もゴープロに収録されています
これが疑似ステレオ仕様です
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次はこちらがステレオ配線の配線図です。
車体の左右にマイクを取り付けて左右別々の排気音がステレオ録音できます。
SRの様にマフラーが一本だけだとステレオ録音でなくても良いですが、マフラーが2本以上のバイクだとそれぞれで録音出来た方が迫力があるのかもしれないですね
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ステレオ録音の場合は排気音のステレオ配線はヘルメットではなく、ゴープロのマイクアダプター直接差し込みます。赤い字矢印で示した所がマイクアダプターの入力です
マイクアダプターに直接差し込みするので口元マイクの音声やインカムの通話の声は録音できませんが左右で迫力のある排気音が録音できます。
喋ってる声は要らないから迫力のある排気音を録音したい時などに向いていると思います
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まとめると
【疑似ステレオ仕様】
排気音・自分の声・インカムの通話の声・この三つが録音されます。
2系統に分かれていて
系統①は自分の声とインカムの通話の声
系統②は排気音
系統①と系統②にはヘルメットの後頭部にオンオフのスイッチが設置されていて、いつでも走りながらでもグローブをしたままでも今オンなのかオフなのかが簡単にわかるスイッチで今は排気音だけ録音したいとか今は喋りたいので排気音はオフにしたりとか簡単に操作できるのが疑似ステレオ仕様の特徴です
【ステレオ仕様】の特徴
左右に設置された2個のマイクで左右の排気音を録音することができます。
この場合は喋ってる声やインカムの通話の声などは録音できません。またスイッチをオフにすることもできません。そもそもステレオ仕様の場合はスイッチをオフにする必要もありませんのでスイッチは設けていません
疑似ステレオ録音とステレオ録音のどちらで録音するかは、かはステレオ配線をヘルメットに刺すか、その時の気分によってマイクの交換作業(約5分程)は必要になりますが比較的簡単に選択できるようになっています
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疑似ステレオとステレオでマイク配線がちがうのでマイクは交換しないといけないのですが、一日の中で頻繁に交換することも無いとおもいます
とりあえず私の環境としてはマイクは1個で十分です、その理由としてはSRは単気筒なのでマフラーは右側に一本だけです。 なのでマフラーの無い左側を録音しても逆に迫力が無い音となってしまうのでマイクは1個で疑似ステレオ仕様で十分です。気分によってはステレオ仕様で録音も可能なのでその時の気分で使い分けたいと思います
ステレオ仕様と疑似ステレオ仕様でどのように排気音が録音されるかの比較検証動画を簡単にですが作ってみました
動画はこちらです
https://youtu.be/_ynZ6krSPmU
良かったらご覧ください
比較検証してみての自分なりの結果ですが、私の好みはマイク1個の疑似ステレオ録音の方が好みです
ステレオと疑似ステレオのメリットデメリットを自分なりにまとめてみました
ステレオ仕様のメリット
①臨場感が有る
当たり前ですが左右に設置された二つのマイクで録音しているので臨場感が有ります。走ってる時はそこまで感じませんがアイドリング時などに右から来た車の音が左に移動したりします
マフラーが左右で別々に有る場合などはそれぞれのマフラーの排気音が録音できます。
ステレオ仕様のデメリット
①自分の喋ってる声を録音できない。これはまぁまぁなデメリットです、マイクの入力ピンジャックをマイクアダプターに直接刺すので、ヘルメット内で喋ってる声は録音できません。
特に喋る必要が無い場合は問題無いですね
②チェーンノイズが入る
SRの場合というかマフラーが一本しかない場合はマフラーの反対側のマイクは必然的にチェーンの上になるのでチェーンのメカノイズが入ってしまいます。
疑似ステレオ仕様のメリット
①聞きやすい
一つのマイクで録音した音を左右に流しているので同じ音が鳴るので音として聞きやすい。ステレオ仕様に比べて臨場感が無いと言うほどでもなく良い音が撮れる。マフラーが一本の場合はメカノイズがあまり入らない
②自分の声も録音できる
ヘルメット内を通ってマイクアダプターに入力させるので自分の喋ってる声と排気音とを同時に録音できる
疑似ステレオのデメリット
特に無し
こんなところです
個人的にはマイク1個の疑似ステレオ仕様が聞きやすいし、自分の喋ってる声をスイッチ一つでオンオフできるので使い易いかなと思います
基本的にはマイク1個の疑似ステレオ仕様で運用して、気分次第でステレオ仕様で使うかもしれないって感じの運用で行こうかと思います。ちなみにマイク1個の疑似ステレオ仕様の場合は入力ピンジャックはヘルメットに刺して、ステレオ仕様の場合はマイクアダプターに入力ピンジャックを直刺しすることで切り替えれます
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ヘルメットを疑似ステレオ仕様に戻したことで
ヘルメット後部の右用のスイッチが必要なくなったのでグロメットで埋めてしまいました
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次はバブルシールドを交換しようと思います
現在のバブルシールドは
ジャムテックジャパン 72JAM ヘルメットシールド ベース付 バブルシールド(フラッシュミラー+クリア) JCBN-02
https://amzn.asia/d/fFvAycR
こちらを付けていますがちょっとだけ使いにくくて不満な点が有るので交換します
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不満な所は2点有りまして、最初の一点はシールドが外れやすいのがまず1点、、もう一点はシールドとヘルメットの間の隙間が大きいのが気になるんです
シールドとヘルメットの間が2㎝ほど空いていて、結構風が巻き込んできて風切り音が大きいんです
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シールドの上部も結構隙間が空いています
隙間が大きいですね
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取り付けてみたところ側面の隙間はほとんど無くて良い感じです
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上部の隙間もほとんど無いです
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新しく買ったボゴのバルブシート用のゴープロマウントを新たにCAD設計しました
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新しいバルブシートへゴープロをマウントすることができました。
良い感じですね
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正面から
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左側面
配線もすっきりしていて満足のいく出来上がりです
完成に近づいてきました
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全体の構成としてはこんな感じです。
ジェットヘルのバブルシールドの顎部分にゴープロをマウントしてあって、マフラーの近くに自作のマイクを設置して排気音をゴープロに入力させます。
自作のJS-9のマイクコアで組んだマイクはノイズも入らずにストレスの無い排気音を録音することが出来ます
これで完成なんですが、ここでまた一つ少し気になる点が出てきました
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気になる点というのがこちらです。
左のマイクが千石電商でマイクコアを買って筐体を3Dプリントして自作したJS-9のマイクで、右のマイクがウランジの【VM-Q1】のマイクです。
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ちなみにマイクコアを比べてみます。
マイクコアの大きさが全然違いますね。
JS-9の直径が9㎜です。VM-Q1の方がマイクコアが大きい分迫力の有る音が録音できます
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マイクの筐体も比較してみます。
左がVM-Q1で右が自作のJS-9です。
ウランジのVM-Q1の筐体は金属製でJS-9のマイクのプラスチック(PLA)です
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自作のJS-9のマイクとウランジのVM-Q1とで比べれば圧倒的にVM-Q1の方が迫力の有る音が録音できるのですが、何故か数か月前から原因不明の致命的な欠陥として動画に不快なノイズが頻繁に入ってしまうと言う問題が発生しまして。
ノイズを回避するためにVM-Q1を分解して配線をシールド配線にしたりハンダをやり直したり、それでもダメだったので新品を再度購入したりしてノイズの発生を抑えようとしたのですが、全く改善できずに仕方なく、VM-Q1を諦めてJS-9でマイクを自作することにして自作マイクを完成させたのですが、そういえばテストを始めた最初の頃はノイズ入ってなかったなぁ~~と思いだしまして、だいぶ前に録音したVM-Q1での試走の動画を確認してみるとノイズが全く入ってない試走動画がPCに残っていました!
んん?
なんでなんか理解できません、あれだけ試走に試走を重ねて改良もして何をやってもVM-Q1でのノイズを抑える事が出来なかったのに数か月前のテストの時はノイズが入っていない奇麗な排気音が録音されていました、、、、
何か忘れてるのでないかと色々と思い出してみます
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で、最初の頃はこれを付けていたのを思い出しました。色々なマイクを試す中でいつの間にか付けなくなっていた【ボリューム式音量調整】する部品です。
クラムワークス
https://amzn.asia/d/jgIUB2T
1個975円と良いお値段しますが、
どこかのモトブログの方がこれをつけるとノイズが抑えられて良いと言っておられたので購入して最初付けていました、いつの間にか付けるのを忘れていました。たぶん途中からノイズが入ってしまったのはこれを付けてなかったからじゃないかと思いまして、
久しぶりにクラムワークスを付けて試走してみたいと思います
もう少しこのクラムワークスについて補足しておきますね
アマゾンの商品ページには【ダイヤル式 音量調整】と書いてあります、音量調整と書いてありますが音を大きくできるのではなくて。音を小さくすることだけができる音量調整です。
僕なりの推測ですが、バイクの排気音を録音する時に発生するノイズの原因はマイクに入力される音が大きすぎて音割れしてしまい、その音割れがノイズとしてゴープロに録音されているように思います。
その音割れ対策としてマイクのとゴープロの間にこの【ダイヤル式 音量調整】を挟んでちょっとだけゴープロに入力される音量を下げてやることで(ゲイン調整して)音割れするのを防いでくれるので結果としてノイズが入らなくなるという原理です。
それやったらマイクをマフラーから離れた位置に取り付ければ良いのではないかと思いますが、マフラーからマイクが離れてしまっては迫力のある排気音が録音できないので、マイクは出来るだけマフラーに近い位置に取り付けてクラムワークスで音量を下げて(ゲイン調整をして)できるだけ良い音で排気音を録音したいと思って最初にこのクラムワークスを取り付けていました
ですが、色々なマイクを試したり配線を交換したり自作したり付けたり外したりしてる中でいつの間にかこのクラムワークスを使わなくなって、そのうちにクラムワークスの事も忘れてしまってその結果としてノイズが入るようになってVM-Q1を諦めて自作マイクを作りました。結果としては自作のマイクも良いのが作れて良かったのですがやっぱりVM-Q1の方が良い音が録音出来てたなと思い出してしまったんですね、自分で使うマイクなんで最後まで自分が良いと思える音で録音できるまで頑張ってみたいと思います
つぎは試走に行ってきたいと思います
その23へ続きます
https://minkara.carview.co.jp/userid/3262754/car/2951008/7733425/note.aspx
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