アウトCVブーツ交換(終了)

左右アウトCVブーツ交換です。車検前に下を覗いたときに若干クラックが入っていたので、スタッドレスを履くとグリス飛びが見えないのでその前に交換を。それにしてもこのゴム製ブーツはきっちり2年で切れやがります。。
以前自分で交換したときは車上で叩いて外した記憶がうっすら有るのですが師匠の「ドラシャ外せるなら地上での作業が良いよ」の教えに従ってドラシャを外しにかかりました。まずはシャフトの30mmナットをインパクトで叩き外します。

なんでこんな作りになっているかわかりませんけどインボードのボルトは左右で異なり、左がM6の6角、右がM8のトリプルスクエア。。ちなみに締め付けトルクは左が50Nm右が45Nmややこしい。。まあなんとか外れて、下のボールジョイントを外せばあとは知恵の輪で。

こういう特殊工具で締め上げるとCリングを超えてCVが抜けます。
あとはグリスまみれになるので組み上がるまで写真が無いです。。
ブーツが割れていなければ異物混入は無いので古いグリスを押し出すぐらいでよいとのことで、センターから新グリスを入れて隙間から出てきた旧グリスを拭き取る方法で。一応インにも余りを塗りつけておきました。

失敗なのは、地上(この言葉今回覚えました)でクリップを止めて置かなかったこと。。車上(この言葉も今回覚えました)でのクリップ留めは専用工具もなかったため非常に難重し、結局止めが不十分なためグリスが若干漏れる羽目に。。

アウト側は古いバンドを再利用し、応急処置としてタイラップで補強。。パーツと工具調達をします。。

マニュアルには対角締めと書いていなかったので、ある程度手締めしてから45Nmで締めておきます。

今回はゴム製ではなくプラスチック製を選択してみました。耐久性どうかな〜多分切れるときは突然なんだろうな〜。。。

後日談　欧州車のCVブーツクリップはOetikerという会社のイヤークランプ(サイズ専用)が使われているようです。ステアリングラックブーツも同様でした。
やはりグリス漏れが有ったため、同Oetiker汎用バンド(97mmをカバー)と専用クランプ工具でカシメ直しました。

カシメ方法は日本車にあまり見ないもので、こういった工具でクリップの突起を輪と水平方向に握って台形⇢逆台形に起こすような感じです。(工具は普通に噛むものと、横から噛むものがありこれは兼用)
強度の問題ですかね？日本式の引っ張って止めるというのはあまり使われて居ないようです。