
どうやら、頼んでいる段階で既に生産中止となってしまった、改良型ドアミラーの、恐らく全世界で最後の在庫を手に入れることが出来た。生産年は21年以降なので、製造して数年保管されていたものだろう。
このパーツ、品番はHNJ3402AAというものになるのだが、販売していたドイツのサイトで品番を書かずに掲載されており、そのせいでいくら検索しても見つからなかった模様。今回、ドアミラーレンズ「HND3075AA」を探している際に、偶然最後の一つを在庫しているところを発見した。
ちなみにそのHND3075AAというのは、自動防眩機能付き、且つヒーター装備の、非球面ミラーレンズであり、改良型ミラー本体と同様、結構な価格ながら頻繁に壊れるものではなく、無いと走れないものでもないので、ディーラーで聞くと生産終了とのことだった。
つまり、X300型から続くX308のXJ、及びX100型XKのミラーは、新車時の状態を復元できないということになる。ミラー本体に関しては、方方で修理の手立てがあるのは周知の事実だが、実際この改良型ミラーを手に取ると、1個5万円以上払ってモーター部分を交換する修理に、全く魅力を感じない。
というのもこの改良型の「金額」はともかく、コレはもうクルマが朽ちても壊れないだろうと感じるクオリティなのだ。オーバークオリティではなく、かなりしっかり造られている。
そもそも、最初からこの仕様で出しておけよと言いたいところではあるが、改良型が出た当時は、今の価格の半分以下だったし、ここまでの激しい円安で結果パーツ価格が高騰しているだけなので、趣味で乗っている人間の悲しい性なのも然り。
とは言えこれで晴れて保険金を正式に請求することも出来るし、何故か半額建て替えている分もやっと支払ってくれるので、胸を撫で下ろした。パーツさえ素直に手に入っていれば、ここまでの苦労は無かったのだけど、丸く収まって勉強になったのだから、水に流します。
乗れなくなる日が近い、最後のスチールボディジャガー群。XK並びにXJを大事にされている方々、是非とも健全な状態で走れる内に、外へ連れ出してやってほしいと、他人ながら思います。そして自分もそうします。やはり、デイムラーは最高です。
Posted at 2024/12/12 10:32:07 | |
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