不明 電圧表示付きUSB充電器  

以前取り付けたUSB充電器です。
電圧表示があるおかげで、バッテリーやオルタネータの状態管理の目安になります。

御存知の方も多いと思いますが念の為。

まず、メーカーによってオルタネータの基本となる充電電圧は多少違いますが、充電の基準値となるバッテリー単体の電圧の数値はエンジンがアイドリング状態で概ね12.5～13.8V程度です。
これはエンジン並びにドライバーが任意使用出来るパーツを全て停止させた状態で、この範囲に数値が収まるならバッテリーは概ね良好。
逆に11.5Vを切る数値ならバッテリーは弱っている又は弱り始めていると想定されます。

オルタネータの充電電圧の簡易点検も可能で、ヘッドライトをハイビームでフォグランプ等の灯火類を同時に全て点灯並びにエアコンを全開にした状態でガラスヒーター(リヤガラスの熱線)やシートヒーターも有れば同時に電源オン。
端的に言えば、装着されている電送品を全て使用し、バッテリーに最大負荷を掛けながら、エンジンの回転数を2000～2500回転まで上げた状態で前述のベースとなる電圧が維持出来ていればほぼ正常です。
(正確な判定結果が欲しい方は充電電圧と同時にフル充電時の電流値が必要となります。)

※そこで注意しなければならないのは、
エンジンを掛けてアクセルを開けても電圧が基準値まで復旧しない場合。
ローチャージ判定:充電不足又は使用部品の負荷が充電量を上回る事による電圧低下。
(但し、電圧の上がりが確認出来る場合や使用した電装品を減らす事で正常値に戻る場合を除く。)

重要なのが、万が一電圧が14.8Vを越えた場合。
オーバーチャージ判定:オルタネータの故障の可能性があります。
面倒なのがオーバーチャージが始まると車が古い場合、電装品への影響(故障の発生)を考慮しなければならず、車屋さんやディーラー、電装屋等でオルタネータの点検を速やかに受けて下さい。

近年のバッテリーは昔のような製造上のバラつきも少なくて、寿命が長くかつ最後まで安定していますが、その性能が故に突然死に至るケースが多々あります。
そうならない為にも、多少精度は低くても日々のチェックの方が重要になります。