リヤハブオイルシール交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
9月の車検に向け、コツコツと不具合解消と
関西では日曜日から天気が崩れ出して不安定らしいので、さっさとやらないと夏が来てしまう!と、仕事を切り上げで以前から気にしていたリヤハブからのオイル漏れを直します!👍👍👍
先ずは右後からやるので”フロントタイヤの両輪の前後に輪留め”を入れ、ホイールナットを少し緩めてから右後だけをパンタジャッキでタイヤが少し浮く程度に上げタイヤを外します。
ホーシングの下にジャッキを掛けて一気に上げる方が簡単で楽と言われるかも知れませんが、僕の借りている駐車場はアスファルトですがかなり傾斜が付いている事や荒れているので、この後の作業でスライドハンマーを使うの事を考えたら力が逃げない事と他の3輪が接地する事で仮にジャッキが抜けたとしても安心だからです。
サイドブレーキを解除しブレーキドラムのネジ穴に8mmのボルトを入れ、手や道具を使い固定しながら締め込んで行き、少し浮いて来たら軽くプラハン等で叩く事で簡単に外れます。
2
前回点検した時に軽く洗浄しているので、ブレーキ周りは綺麗です。
それでもライニング(ブレーキシュー)はデフオイルの漏れがドラム内で飛び散ったせいなのか?焼けた感じが残って黒っぽく変色して少しデフオイルの匂いがします。
3
クリップスプリング(シューホールド)は丸型じゃなく板バネを曲げたような感じで作業性は◎ですね。
4
ライニング下側のスプリングを外した後、下からハの字にするように左右共に取り外します。
5
サイドブレーキのワイヤーが地味に苦労しました…😑😑😑
今時はボルト止めなんでしょうが、何故か僕のエブくんは差し込みになっています。
今回は3カ所のツメをラジペンを使い押さながら順番に穴へ戻しましたが、カラーのように筒状になった道具があればたぶん楽勝なんでしょうね🤔
6
”必ずバックプレートを外す前に”リヤブレーキのパイプ→シリンダー本体の順に外します。
これはバックプレートにブレーキシリンダーが固定されているので、バックプレートのボルトを先に外すとバックプレートに取り付けられているシリンダーの固定が失われてブレーキシリンダー本体とそれらに繋がるパイプを外す事が難しくなります。
7
僕のエブくんの右側のブレーキシリンダーにはIN-OUTがあります。
従ってブレーキのエア抜きは左側だけで行いますので両方外した後、シリンダー本体を外します。
もちろんブレーキの配管を外す時は必ずフレアナットレンチ(クロウフィットレンチ)を使いましょう!👍
以前やった作業でボケてた私はスパナでやらかしました😮💨
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シリンダーも外れ気持ち的には左右共に交換したかったんですが、こんな部品なのに62系のシリンダーAssyは純正なら単品で2万超え…😭
外品でも左右セットで2万後半から3万以上する高額部品。
昔なら1万もあれば左右セットで買えたのに…😮💨
9
バックプレートだけになりボルト4本を外せば後はスライドハンマーでガンガンやるだけです。
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以前、スライドハンマーを買うか?買わないか?を悩んでいたら、裏の車屋の社長が…
「スラハンなんか、めったに使わんのに買うとかもったいないですやん、うちのやつ貸しますから使って下さい。」と男前な事を言われたので拝借👍
ですが…あったのはカギ爪の板金用!?🤨🤨🤨
ハンマー自体も重い上にハブ用のアタッチメントも無く、4月末ぐらいから右腕に痛みが走る僕にはかなりの拷問でした…🥵
ただ、重さは力。
確かに右腕はやられましたが何発も叩かないでベアリングは外れてくれました。
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アクスルシャフトが抜け、一服の最中です。
右側のベアリングは点検しましたが回りも軽くて異音も無く問題無し。
やっぱ道具っていいな〜🤭
スライドハンマー。
欲しい!是非欲しい!
ちゃんとアタッチメントが付いてる整備用のやつ!と心の中でずっと囁いてると…
先が3つに割れた槍みたいな武器を持ち、頭から角のような触角と黒い尻尾が生えた僕と、
頭にパルックLEDを乗せ白い羽根を生やした半裸の私が戦っていました🤨
当然ですが武器を持つ黒いやつが楽勝で勝ちました🤭🤭🤭
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走行約15万kmですが右側は水も噛んだ様子も無く、意外と綺麗な状態でした。
こう言うところに日頃の行いが出るってもんです👍
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後で液ガスを塗るので清掃と脱脂。
そもそもが4本のボルトでフタになるバックプレートを取り付けますから、ここは軽めの処理でも問題はありません。
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今回は車屋さんが開いてたので、オイルシールを入れる為にデカいコマを借りました。
シールインストーラーなる工具もありますが使った事も無いですし、今までずっとこれで来たので不安感や違和感は一切ありません。
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ここでミスが発覚!!😮💨
シールの取り外しを撮影し忘れてました…🥹
シールの取り外しはマイナスドライバーで金属部をホーシング側を傷付けないようにしながら叩き切りました。
後は新しいシールプロテクターとオイルシールを元通りに入れてコマを当ててながらハンマーでの叩き込み。
慣れた人だと叩いてる感触や音と手応えが変わるので楽勝ですね。
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綺麗に入りました。
昔から数えたらどれだけシールやメタルの打ち替えやって来たんやろ?と思いつつ、意外とホーシングの受け側がちゃんと作ってある事に感心しました。
液ガスをホーシング側に塗りアクスルシャフトを元通りに入れて、ブレーキシリンダーはカップキットで同時にOH。
揺動部にはモリブデン系のグリスを塗布して、逆手順で組み上げて作業は終了。
またやらかしてますね?と思われた方もいるとは思いますが、ここからは確かに撮影したのにスマホになぜか残っていないと言う怪現象です😮💨😮💨😮💨
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なんと左側のブレーキシリンダーには水の侵入があり、動作には影響がない部分だったので清掃して組み上げました。
ベアリングにしろブレーキシリンダーにしろ今回は再利用していますが、交換は様子を診て判断する予定です。
本音を言えば気持ち的に交換はしたいけど、部品の流通も少なくなり修理部品一つにしても、かなり値が上がり費用もかさむようになって来た62系エブリイ。
64以降の部品は62ほど上がってはいないので正直羨ましい。
しかし!まだ頑張ってくれてるので、相棒としては少しずつでもリフレッシュしてやろうと思います。
でも、買い替えは意外と即決タイプな私❤️
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