フロントドアの防水処理(デッドニング含む)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
「Q&A」で投稿した、雨が降った際にドアの下・ステップ部分に水が溜まって、ドアを開けると水がザバッと車外に落ちる問題(コメントくださった方による的を得た表現をお借りすると、「ダム化」です)。
ドアパネルの中からの浸水でほぼ間違いってことで、内張り(トリム)を外してみました。
これは助手席側の写真です。うん、上の赤く囲んだ部分のブチルに隙間ができていて、そこから水が流れた後があります。そしてスピーカーななめ下の、トリムを固定するクリップ用の穴からの水跡も確認...
そして、スピーカ下にはしっかり水滴が付いていました(先日、結構な強さの雨が降った影響でしょうね)。雨が降ると、正にこの下のステップ部分から水が落ちてくるのです。
2
運転席側の方は、ビニールシートからの水漏れは確認できませんでしたが、シート内に水が貯まった様子はありました。
ダム化の水源は、やっぱりドアパネルの中で確定ですね。
ですので、クリップ穴からの漏水対策と、水がインナーパネル内に入ってこないよう、サービスホールを塞ぐ処理をしたいと思います。
後者の方は、オーディオの音質向上を目的としたデッドニングというより防水対策がメインですね。
3
今回活躍してもらったのは、ビニールシート周りを防水処理するための「ブチルテープ」(タカダ化学製)と、「すき間シールテープ」(Holts製)、そしてセメダインが作っている、家のエアコンホース用の穴などを塞ぐ「すきまパテ」です。デッドニング用の制振シートは、元から持っていたモノを使います。
また、クリップ穴対策では、パーツ紹介にもアップしたトリムダンパーとパッキン付きのクリップを用意しました。
4
クリップ穴は、まず穴周りにダンパーシールを貼りまして、
5
クリップ自体も、パッキン付きのモノに取り換えてみました。
これでどこまで漏水が防げるかは分かりませんが、トリムを取り付けた時にビチッ」という音と共に、今までよりしっかりはめ込まれた感触があったので、そこそこの効果は期待したいと思います。
6
スピーカーのバッフルボードを確認したところ、ボードを固定しているボルトに錆が出ていました。もしかしたら、ここからも水が入ってきているかもしれません。
(いやしかし、しっかりボルト固定できているから、ボディ(インナーパネル)とボードの間に、そんな隙間はないと思うんですが...
念のため、スピーカーを外してボードの下弦部分はすき間シールテープで処理をしました。
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さて、インナーパネルのサービスホール、その他漏水しそうな穴も塞ぎにかかります。
防水対策として穴を塞ぎたい、ただやはりオーディオの音質向上にもちょっと役立てたい、だけど万一の修理の時を考えて、すべての穴に制振シートでガチガチに塞ぎたくはない...
などと悩んだ結果、写真左下のように、ドア開閉用のモーター整備に利用しそうなサービスホールは、新たにビニールシートを型どりしてブチルテープ固定で処理をしました。
画像には写っていませんが、ドア後方の一番大きなサービスホールは、ここからの水の侵入はほとんどなさそうですし、何かしらの保守に使いそうな穴だとも思われ、かつ音響用にもデッドニングとしても効果があるのか自分では不確かだったのでそのままにしました。
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スピーカー上のサービスホールからは、各種配線コードが出入りしています。
そこで、大部分は制振シートで塞いで、コードが出入りする部分はすきまパテで埋めてみました。
(ビニールシートを戻してから、写真を撮っていないのに気づきました。スミマセン...)
すきまパテ、家の外壁という過酷な状況下でも黙って役目を果たしてくれているので、このドアの中でも頑張ってくれると期待しています。
以上のような処理を行ってみました。
この後、雨(大雨)が降ってみないと効果のほどは分かりません。また、施工不良などでパネル内にビビリ音など不具合がでるかは、まだ車を走らせていないので確認はできていませんが、追っていろいろとチェックを進めていこうと思います。
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