排気レゾネーター製作

自作マフラーですが、空吹かしの音は爆音という程ではありませんが、負荷が掛かった時の音割れが気になるので、最近流行り？のレゾネーターで対処してみました。

そもそもレゾネーターについての知識が無いので、製作するにあたって下調べしてみた結果、ヘルムホルツ共鳴を利用して音を打ち消すという事でした。
で、何の事かと説明しますと、口笛や水琴窟なども同じ原理なのですが、一番身近で分かりやすいのがペットボトルなどの容器の口に横から息を吹きつけた時に音♪が出るアレです。
音が出たら余計にうるさいですよね？
その音ですが、容器の首の部分の気体がピストンの役目で腹の部分の気体がバネになります。
首の気体が押されて腹の気体が圧縮され押し返すの繰り返しが音になっていて、元の音源の逆位相で鳴り、
音が相殺されるという仕組みです。
ここまでの話だと良い事づくめの様ですが、欠点として設計で決めた極狭い範囲の音しか消せません。
その音程を導き出す式が下です。

ここまで賢そうな事言いましたが、どうやって計算するとか全然チンプンカンプンでひたすら睡魔が襲ってきます。
この式を眺めるだけで良く寝れますのでお試しください😴

仕方がないので実験。

容器と数種類の首。蓋代わりに百均の油粘土を用意しました。

わが愛車は4サイクル3気筒。2,000rpm辺りを静かにしたいのでスマホで測定しながら50Hzを狙います。
が、中々ちょうどとはいかないので、後で調整できるように可変式にしてみました。

タイコの後ろ、出口近くに穴開け。

首を溶接。

その上から胴をくっつけて、

こんな形。

蓋の方側に固定用のナットをくっ付けて、

車に着けたらこんな感じ。
実際走ってみて確実に効きは感じられますが、やっぱりちょっと小さいので容量不足な印象です。
せっかく可変式なので、色々な音程を試してみます。

もう一基追加か？？