i-DCD高温異常対策 (覚書き)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
i-DCD高温異常対策 (覚書き) です。
先日、紅葉観光で栃木県日光いろは坂での
i-DCD車トラブル多数発生がネットニュースになっていました。
ホンダ スポーツハイブリッド i-DCD車は、
DCTデュアルクラッチ トランスミッションで、乾式クラッチ、モーター外部に1速ギヤがないので、ちょっと注意が必要です。
※1速ギヤは遊星歯車でモーターに内蔵
そこで原因と対策をまとめてみました。
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ホンダ フィット、ヴェゼル、フリード、シャトル、グレース、ジェイドの
i-DCDハイブリッド車が対象になります。
ちなみに、日産 GT-RなどもDCTですが、湿式クラッチ、1速ギヤがあるので、
半クラッチによる発熱は起きにくいらしいです。
尚、本内容はネット情報に自分の適当な見解を付加したものです、
ご参考程度でお願いします。
(自己責任でお願いします)
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< 原因 >
登り坂渋滞で約3時間の長時間ストップ&ゴー、ノロノロ走行で、駆動用バッテリーの電力消費が多く、また十分に充電されなかった。
そのためEV走行できる機会が少なくなり、超低速のエンジン走行モードが長時間続いて、半クラッチ多用でクラッチプレート高温になり、トランスミッション高温警告が表示されて停まっていた、とのことだそうです。
尚、i-DCDには1速ギヤがありません、ハイブリッドモーターが1速を担っています。
エンジン走行モードの場合、モーターを使わないので2速ギヤが1番ローギヤです。
そのため、2速ギヤでエンジンストールしやすいのをエンジン回転数高めまで半クラッチで防止しているので、よりクラッチプレートが高温になりやすい制御であること。
そして、冷却が弱い乾式クラッチだったことも原因だったと思います。
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< 対策 >
❶MT車と同じように走行する。
時速4Km以下で走行しない、なるべく時速7Km以上で走行する。
前車が進んだら間を開けて、時速4Km以上で走行する時間を稼ぐように進む。
(半クラッチ時間を短くする)
なるべく時速7Km以上で走行する。
(クラッチを冷却するように走行する)
ちなみに、歩く速度が時速約4km、ジョギングが時速約7km、
ママチャリが時速約12kmです。
❷クリープ、アクセルで停止維持しない、ブレーキを踏んで停止を維持する。
(半クラッチがないようにする)
❸エアコン、シートヒーターなどの電気使用量が多いものは控える。
(EV走行できる時間を稼ぐ)
❹渋滞走行が約2時間とか続いたら、休憩場などで休憩する。
(クラッチの冷却時間を稼ぐ)
❶は、ちょっとテクニックが必要。
❷は、必ず実施。
❸は、必ず実施。
❹は、積極的に実施。
※長時間の登り坂渋滞は要注意です。
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例えば、長時間充電量が少ない状態が続いた場合、
アイドリング時にエンジン回転数上げて発電量増やすなど
制御してくれると良いかも。
そういうプログラムアップデートがあると有難いかも。
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