
月日が経つのは早いもので、S2000に乗り換えてから10か月が経とうとしている。
今年一年を振り返ると、この車のお陰で、色々な新しい出会いがあった。
一番はやはり「みん友」と「サーキット」である。
特にS2000オーナーには走り好きな方々も多く、老若男女問わず、多くの方と御縁することができた。
共にサーキット走行を楽しみ、車談議に花を咲かせ…時には色々なことを学んだ。僕の人生において、これほどまでに充実した時間は数えるほどしかないくらいだ。
2008年…出会えた仲間達に心から「ありがとう。」を言いたい
☆ここからは、2008年サーキット回想に入りますので興味のない方はスルーしてください
今年は、数年ぶりの本格的なオートポリス走行が印象的だった。
思い起こせば、S2000が手元に来てから1ヵ月が経とうとするある日…
FD乗りの友人が「本格的にオートポリスを走るつもりだ」と言い出した。僕も久しぶりだから行ってみようと思い立ち、APに連絡してみた。当然の如くライセンスは期限切れ…友人と一緒にライセンス受講を申し込み、当日を迎えた。
無事にライセンスも発行され、その日に早速AP走行枠で走ってみることに。7~8年前に年3~4回走行していた以前のベストラップはインプレッサGC8WRXのラジアルで2分13秒辺り。まったくのノーマルS2000にさほどの期待もしていなかった。(失礼)
ドノーマルのS2000なら何とか「20秒切れれば良いかな?」との思いでコースイン…しかし走行2枠目で18秒台。確かに気温と路面の状況が良かったとはいえ、この車は扱いやすく…あまりにも官能的だった。
2枠の走行でフェード気味になってしまった純正パッドと頼りない純正タイヤの溶け具合を見ながら、もう一度、自分好みにセットしたこの車で気持ちよく走ってみたい衝動を抑えきれなくなっていた。
この車の素直な操作フィーリングとロードインフォメーションから妄想が始まり、足回り、吸排気、をセットし本格的なオートポリス攻略の一年が幕をあけた。
楽しみながらのサーキット修行やり直しを第一に定めた2008年のテーマは
「ストリートとサーキット」
■ボデーの軽量化、溶接補強無し
■エンジン、触媒には一切手をつけない
■ラジアル仕様
本格的な夏が始まり、普段なら一時中断するサーキットライフだが、冬のアタックを目標に試行錯誤を続けることに。
目標タイムは、ノーマル(春前、条件良い)時点での18秒中盤を基準に、夏(条件の悪い)までに足周りとセットアップで3~4秒、タイヤと慣れで2~3秒アップを目指し、16秒台を出すことを基準にした。最終目標は冬場のアタックで13秒を想定。(これは師匠から無理やり言われた面もある)
しかし、気温も温かくなり一番の問題となったのは、予想を遥かに上回る著しいエンジン出力の低下であった。
コーナーでの動きとトラクションは確実に良くなっているものの、タイムは伸び悩みをみせた。ストレートでの最高速度は180k/h少々…。
タイヤ銘柄もヨコハマから使い慣れているBSにチェンジ。何とか真夏を乗り切り梅雨前にやっと目標タイムに到達した。
このころになると、夏場のパワーに慣れてしまい、冬になって目標タイムに届くのか不安になっていた。
そんなとき、師匠に誘われ(師匠は元全日本カート選手)、何気にレーシングカートに乗る機会を得た。
正直、ゴーカートのイメージしかなかったのだが、ちょっと本格的なヤツになると別物だった。すっかりハマった僕は、2週間後…KTとマックス(エンジンの形式)に乗っていた。
何とか師匠と同じラップを刻めるようになると、S2000に求める挙動の好みも変化していった。
季節は秋を迎え、車のセットの見直しに入った。ターンインでのシャープな動きを求め、バネレートアップやボデー補強、軽量化も考えたがテーマを思い出し、現状のまま、アライメント・ロールセンター・車高バランスで好みに近づけることに。
結果として、乗り方と車の変更が上手く機能し、2008年は目標より2秒詰めることに成功したが、2009年への課題も多く残る1年になった。
やり残し感が一番強いのは「RE-11」の使い方である。
今年7月に投入したのだが、S2000の車格では美味しいところを使えていない感じをうける。中・高速コーナーでは荷重もかかり、良い具合に働くのだが、低速コーナー立ち上がりでイマイチ粘らせることができなかった。
もう一つが空力パーツ。現在、「アップフォースが出るんじゃないの?」位の水平状態…しっかり働かせるにはバネレートは確実に変更を余儀なくされるだろう。
タイヤも含め、思いきった仕様変更が頭をよぎる。
2009年(目標)
■ライトチューン、ラジアルでの2分10秒切り(完全街乗り仕様)
■レース参加(S2000以外)
この場をお借りして
オートバックス佐賀南部バイパス店 様
ホンダカーズ佐賀 様
BS関係者 様
A-one 李 社長 様
有難うございました。
Posted at 2008/12/25 03:14:11 | |
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