「自分でできる本格ガラスコーティング」
そんなものがあるならやってみてもいいのではと思いました。
やるのはいいけど、メーカーが言うように3年耐久が事実なら、仕上がりが今一つだからと言ってやり直したり、別のものを使ったりするわけにもいかないだろうから、下地作りからそれなりにやろうと決めました。
シラザンやった人のレビューやYouTube動画などいろいろ見て鉄粉取りや以前のコーティングの除去ぐらいはやってから施工することに。
研磨についてはポリッシャーなど道具も一応あるのですが、洗車キズもあまり感じられないのと、以前にやり過ぎて1ヶ所クリアが無くなってしまうという手痛い失敗もしているので、そこはプロの領域として手を出さないことにしました。
必要な道具、薬剤を買い揃えました。こんな感じです。
1、シラザン50
2、ディテイリングブラシ3点セット
3、キーパープロ、「コーティング専門店の鉄粉クリーナー」
4、同、「コーティング専門店のコーティング前のクリーナー」
5、マイクロファイバータオル26枚入り
シラザンは施工して2時間は雨厳禁なので雨の心配のない日を見極めて朝10時ごろ作業を始めました。
前日に山でクルマを汚してしまったので、いつも以上に念入りな洗車からのスタートです。全体を流し、シャンプーを使ってから「水道水でよく洗い流してから、純水でサッと流す」(←これを「作業A」と呼ぶことにします)といういつもの手順。高圧洗浄機を使います。
その後の鉄粉取りなどはボディが濡れた状態で行うため、拭き上げは必要ありません。ホイールもシラザン使いたいので丁寧に洗います。全部終わってみたら11時半。気温が低く乾いてしまう心配もないのでそのまま昼休み。
13時前に作業再開。
薬剤での鉄粉取りは始めてでしたが、ホイールに使うパープルマジックみたいなもののようです。次のクリーナーも含めて周囲に飛ばさない方がいいものなので、この先の作業では高圧洗浄機は使わないことにします。
鉄粉クリーナーを吹き付けて5分ほど待ちますが、ほとんど色の変化はありません。ボディに使うものなので効きが弱めてあって反応に時間がかかるのかと思いきや、車体の下のコンクリートの地面がところどころ紫色になっています。
どうやらボディ表面にはほとんど鉄粉はなかったみたいです。そして作業A。薬剤が残っているといけないので徹底的に作業Aです。
続いてコーティング除去。こちらはスポンジに取ってボディに塗布する感じになるので基本的に吹き付けるだけだった鉄粉除去よりも時間のかかる作業になります。そして洗い流しますが、どうやらコーティングが残ってしまっているところがあるようです。
写真の水滴が残っているところがコーティング除去できていないところ、それ以外のところは乾いているようにも見えますが、そうではなく水が均等に乗っています。つまり撥水効果がなくなっているところです。除去できなかったところはもう一度と取説にあるので、その部分だけ(と言ってもあちこち)再度施工。それでも取り切れず、もう一度やってようやく完了した感じです。全面に均等に水が乗った状態、水玉ができません。
そしてまた作業A。
しかし専用クリーナーでも簡単には落ちなかったコーティング、普段使っているシュアラスターのゼロドロッププレミアムなのですが、施工もメチャ楽だし、なかなかいいツヤ出るし、撥水効果もあって、それでこれだけ落ちにくいなら、もうシラザンやらなくてもって思うくらいです。そもそも毎回やってもいいほど施工が楽なのでそれほど耐久力要らないし。
でもせっかく買ったし、ここまで下処理したらやるしかない。
いよいよシラザン50のパッケージを開けます。
シラザン50には施工前の洗車用カーシャンプーが入っています。
今までいろいろやった後で、このシャンプー洗車はやるべきなのかどうなのか悩みましたが、このシャンプーに秘密があるのかもしれないし、残っているかもしれない薬剤などを完全に落とすこともできるだろうとやっておくことにしました。
セットに入っているのはシャンプー原液100CC、これを「1900CCの水で」とあるので、正確に計量して希釈します。あとは普通にシャンプー洗車。このシャンプー使ってみても特に普通のものと違いはありませんでした。取説にこれ以外のシャンプーを使うなら「コーティング成分が含まれていないものを」とあったので、洗浄成分以外余分なものが入っていない「普通」の洗浄剤ということが特徴なのでしょう。売られているだいたいのシャンプーに中性洗剤以外のものが入ってしまっているのでセットに付属させているのだと思います。「作業A」をやっていると顔を合わせるのが今日3回目の向かいのご主人が不思議そうな顔をしているので、「素人でもできるガラスコーティングっていうのをこの後やるので下地処理しているんですよ」って説明。事情を知らない人から見れば朝から何度も洗車しているようにしか見えないですし、実際何度も洗車してます(作業A)。何度洗車しているのか自分でもよく分からなくなってるくらいです。
そして拭き上げ。水分が残っているとガラスコーティングが白濁するということなので、マイクロファイバータオルをティッシュのように何枚も使って、いつもなら手が入りにくくてあきらめるところも頑張って拭き取ります。通常はボディ表面とドアなど開けられるところを開けて拭いたあと、近所の高速を少し走って水を完全に飛ばすのですが、それでクルマに細かいホコリ汚れとか付いたらイヤなので今はひたすら拭くのみです。ブロアーはさすがに持ってないのですがドライヤー使えばよかったかも。
拭き上げ終わったら18時前。気付いたらもう真っ暗。立ちくらみで真っ暗になったのかと思いましたww。朝から作業して、やっと施工準備完了という事実に呆然です。
いよいよシラザン施工。「2種類の液体を混合して」と言った作業手順は皆さん書かれているので省略します。水分拭き取り用のマイクロファイバータオルも手元に用意して、水分が残っていないか確認しつつ、シラザンをスプレーして塗り広げる作業を続けていきます。やっぱりドアミラーの下とかテールランプとかあんなに拭いたのに水が湧いてくるんですよね。空気中の水蒸気を吸いこんで水にするシステムでも内蔵してるんじゃないの?
ムラっぽいところはもう一度、とかやりながらパネルごとに作業しましたが、途中で「ヤバい、このままだと液が足りない」。
そこからはムラを気にせず、とにかく全体を完了させることを優先させましたが、それでもボディ全体が完了したら、液は完全に無くなりました。ホイールなんてとても無理。あとはムラっぽいところは薬剤が染みて濡れたようになっているマイクロファイバータオル(これはシラザンに付属)で拭くしかありません。何とか納得がいった時点で作業終了。18時。
施工前下地処理が終わった段階と施工後2時間の写真。
ビフォー
アフター
8時間かかったのに違いが分かりましぇんww。
写真選ぶ時も撮影時刻で区別してます。
ところが次の日外で見てみたら
なかなかいいツヤ出てんじゃね?
下地処理をしっかりした方がいいのは確かですが、付属のシャンプーを使った洗車だけやって施工すれば、「これは手軽でいい!」ってなったでしょうし、自分のように何時間もかけて下地処理をするくらいなら、もう「餅は餅屋」プロに任せればって感じもします。
また施工ですが手袋(付属)してるのでキチンと塗り広げられているか分かりにくいですが、あまり深く考えずにどんどん進めていったほうがよさそうです。実際時間をかけて塗ったところとサクッと進めたところでの仕上がりの違いは感じられませんでした。そして自分がもっとサクサク進めてたら「簡単で良い」ってなってたと思います。
あと薬剤の容量でLサイズ、Mサイズがあって、普通乗用車はMサイズ、ポルシェ911なら余るくらいのはずでしたが、自分は足りなかった。サクサク進めてたら足りないなんてならなかった可能性が高いですが、Lサイズだったらもっと余裕があったと思います。
シラザンも他のガラスコーティングと同じでイオンデポジットができやすいということなので、近いうちにガラスコーティングの上にワックスを使ってイオンデポジットの防止と「ツヤ」ではなく一段上の「艶」を目指したいと思います。
2日後クルマ使う用事があって雨の中走行、ちゃんと撥水しています。洗車したいのですが1週間は洗車不可(水をかけるのはOK、拭き取りができない)とのことなので純水で流すだけにしました。その後の写真でも撥水は問題なさそうです。
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二口林道 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/11/21 21:27:32 |
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