
台風一過となりましたが、皆さまお盆休みはどのようにお過ごしでしたでしょうか?お休み期間中ブログ更新をサボっていましたが、ぼちぼち再開したいと思います^^。さて昨今、「911は大きくなりすぎた」という意見を良く目にします。とりわけ992はデカい、と批判(?)されがちですが、実際にはどうなんでしょうか??まずはファクトから見て行きましょう。
空冷時代はまあ色々構造的に違いすぎてあまり参考にならないので、996以降の911のボディサイズ・諸元を見比べてみましょう!
996
全長4430㎜×全幅1770㎜×全高1305㎜
ホイールベース:2350㎜
車重(DIN):1380kg
997(後期型)
全長4425㎜×全幅1810㎜×全高1310㎜
ホイールベース:2350㎜
車重(DIN):1440kg(PDK)
991(後期型)
全長4499㎜×全幅1852㎜×全高1294㎜
ホイールベース:2450㎜
車重(DIN):1460kg(PDK)
992(現行)
全長4519㎜×全幅1852㎜×全高1300㎜
ホイールベース:2450㎜
車重(DIN):1515kg(PDK)
ちなみに数値はすべてベースモデルのカレラの参考値となっています。さて、こうして改めて見てみると如何に996世代が
コンパクトで
軽量なサイズ感だったか、という事が分かります。私がいずれ
996=水冷のナローと称される時代が来るのではないか、と考える所以でもあります。単純比較すると、996時代と比べ、現行992は全長が89㎜伸び、全幅が82㎜ワイドになり、ホイールベースは100㎜長く、そして車重は135kgも重くなった事になります。もちろん、絶対的なパフォーマンスとしても格段に向上しているワケですが、サイズだけに着目すれば
かなり肥大化しているのは間違い無さそうです。
一方、昨今のクルマはポルシェに限らず押し並べて
皆デカいです。車幅1800㎜超えは当たり前で、
1900㎜超えもザラです。例えば、よく引き合いに出しますが、私が乗っている3ドアハッチバッククーペのメガーヌR.Sでさえ、車幅は1850㎜もあって、992カレラと2㎜しか差がありません。そんなワケでスポーツカーに限らず、とにもかくにも最近のクルマは大きいのです!そう考えると、996がデビューした25年前と比べ、衝突安全性能等々の基準が大きく変わる中で992がこのサイズ感に留まっているのは
むしろ天晴と見るべきなのではないか、という気がして来ます。ポルシェ911と比べてしまうとFもLもアストンも皆デカいですから、ねぇ・・。
欧米のように道路が広く、駐車場が広く、何なら自宅も広い環境であれば車幅がいくらあってもストレスフリーでしょうけども、日本のようなせせこましい国土ではやはりコンパクトさは重要です。あまりワイドだと駐車場も選びますし、自分が気を付けていてもドアパンチを食らうリスクだって上がります。我が家のG63も、素晴らしい実用車ですが、ワイドフェンダーのお陰で車幅が1985㎜もあり、普段使いだと
相当気を使います。デカいとクルマとの一体感も得にくく、正直今の992のサイズ感が
人馬一体感を体感出来る上限ギリギリのように思います。後期型でダウンサイジングてくれたら・・と個人的には思ったりもするのですが、
現実的には難しいのでしょうね^^;。
ブログ一覧 |
ポルシェ全般 | クルマ
Posted at
2023/08/16 13:49:11