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2024年05月27日

992.2発表前夜

992.2発表前夜 いよいよ明日日本時間22時に992.2がアンヴェールします。これまではカレラとカレラSが同時に発表されることが通例でしたが、今回はカレラ系のフラッグシップであるGTS素のカレラが同時発表になるとのこと。どうしてこのような異例の形になったのか、明日いよいよその答えが分かります!本日は発表前夜ということで、最後の発表前考察をしていきたいと思います♪

考察その① ~内外装の変更について~

クルマの見た目の美しさというのは極めて主観的なモノです。従って、自分がカッコいいと思えばそれで良いワケですが・・やはり他人の目から見てもカッコいいと思われた方が良いではないですか。その点で言うと、ヒップポイントが高過ぎるだの、全体的にデカ過ぎるだの、という批判の声も散見されますが、概ね992.1のルックスの評価は高いと思います。少なくとも992.1がカッコ悪いという話は聞いた事がありませんし、オーナーの多くはルックスに満足しているように見受けられます。ご多聞に漏れず、私も992.1のルックスは、歴代水冷911の中では997.1の次に好きですw。そんな992ですが、後期型992.2の外観上の違いは大きく3つあります。まず、リアマフラーが左右分離ではなく、中央に寄る事。フロントに電動式の縦スラットが入る事(スポーツデザインパッケージのみ、という噂もあります)。そして、フロントのウィンカーがヘッドライトユニットの中に統合される事です。

外装がこうした慎ましやかな変更に止まる一方、内装については結構変わります。一番は992.1で残されていたアナログ式タコメーターが無くなり、ついにフルデジタルメーターとなります。992.1の数少ない批判の一つとして、5連メーターの端二つがステアリングに隠れて見えないというモノがありましたが、フルデジタルならいくらでも弄れる上、スパイショットを見る限りデフォルト画面で5連メーターが重なっているのが分かります。996~997で採用されていた手法ですね。これまではアナログだったので、タコメーターの色を変えるのに52000円のOP代金を支払っていましたが、これも不要になるのでしょうか?wあと、ル・マン式スタートの名残で、ステアリングカラムの左にあり、内側に捻るタイプのイグニッションだったものが、どうもプッシュボタン式になるようです。まあ捻ろうが押そうがスイッチはスイッチだろ、というご意見もあろうかと思いますが、ヘリテージが一つ、また一つと消えていくのはちょっと寂しいです。

考察その② ~ハイブリッド化について~

2週間前の992.2開発ドキュメント動画(公式)で、開発ドライバーが新たに採用された「パフォーマンスハイブリッド」について言及しています。これがいわゆる48vのマイルドハイブリッドに相当するモノなのか、例のボルグワーナー社による電動ハイブリッドe-Turbo™)なのか、まったく現時点では明かされていません。今確実に分かっているのは「何かしらのハイブリッドを搭載されたモデルがデビューする」という事だけです。冒頭で、何故か今回は素カレラとカレラGTSがローンチモデルとして発表される、ということについて触れましたがコレが一つのヒントでは無いか、と思います。ここからは完全に私の推察でしかありませんが、既報通り素カレラは純ICE、そしてカレラGTSはe-Turbo、後にその間を埋める48vを搭載したマイルドハイブリッドのカレラSが登場するのだと仮定すれば腑に落ちます。エンジンも素が3.0Lターボで395ps、GTSが3.4ないし3.4Lのe-Turboで541ps、Sが3.0Lターボ+48vでその隙間を埋めるという事なら説明が付きます。

ハイブリッドシステムについては、e-Turboにしても48vにしても「さほど重くはならない」、具体的には30~50kgの重量増に止まるのではないか、と見られています。ポルシェは992.2でPHEVを見送る事をすでに公表しており、その理由として「車重が増えるから」と述べて居ます。なので、懸念されるような100kg、200kgという車重増には恐らくならないと個人的には見ています。それよりも心配なのはサウンドですね。排ガス規制も然ることながら、欧州では騒音規制についてもかなり厳しくなってきており、物議を醸したGPF導入時のように、音が992.1よりも悪くなる可能性は少なからずあるように思います。296が採用するようなサウンドエンハンサーを用いて、車内の音は良くしつつ車外の音は低減する、という方法もあるかと思いますが、これはコストが掛かります。一方、スピーカーから疑似音を流すようなギミックだけは勘弁していただきたいと思います。992.1、とりわけカレラTは音が良かったので、個人的にここは妥協できないポイントです。

考察その③ ~MTはどうなる?~

海外のフォーラムを見ていますと、GT3系以外のモデルではMTは廃され、PDKのみの選択になるのでは、と言われています。技術的にはマイルドハイブリッドでも、e-TurboでもMTを載せられなくはないようなのですが、①排ガス規制をクリアする、②生産効率を上げるという2点に於いてMTは見送られる模様、という事です。まあこの点に関しては少なくとも明日には白黒はっきりするでしょう!992.1のカレラGTSで設定のあったMTの設定が無くなる、ということになればその他のモデルも同様になるでしょうから、ね(素カレラはもともとMTの設定なし)。あとはカレラTがモデル末期に出るか、どうかですね。出るのであれば、それ以外のカレラ系との差別化という意味で最後の最後にMTを搭載してくる可能性はあると思います。しかしながら、現時点では憶測の域を出ませんし、後期型ではそもそもカレラTは設定されない、という説も根強くあります。この辺は来年以降に事実関係が判明することになると思います。

考察その④ ~値上がり幅はどうなる?~


年々価格が上がり続けているポルシェ。911に限らず、全モデルプライスアップしており、CEOからして今後はより一層プレミアムブランド化を目指すといって憚らないのですから、価格がアップすることはまず間違い無さそうです。後はどのくらいアップするか、ですね。以前のブログで、私は911は概念的に1000万円くらいのスポーツカー、と述べた事がありますが、それはもう遠い昔の話。現状、992.1素カレラ(オプションなしの状態)でさえ1620万円もするので、OP付けた乗り出し価格はすでに2000万円というオーダーです。海外のフォーラムを見ていると、大体6%~10%のプライスアップが見込まれているようですが、モデルによっては更に上がる可能性もあると見ています。価格的にはもう立派にスーパーカーの領域で、それでも世界的に需要>>供給で有り続けるのでしょうから、ポルシェにしてみれば笑いが止まりません。ぜひそのプライスアップに見合った内容であることを願うばかりです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

いかがでしたでしょうか?まあ全容が解明されないまでも、明日の22時にはこの数年間モヤモヤしていたものが、色んな意味で大分スッキリするように思います^^。ポルシェの事ですから、下手なモノは出してこないハズ!!きっと我々があっと驚くような内容を纏い、今一度最新=最良であることを証明して見せる事でしょう。明後日、営業しているディーラーはひっきりなしに掛かって来る電話の対応で大変そうですね・・お察ししますw。さて、それでは最後に、海外フォーラムで今の時点で出ているモデル登場のタイムスケージュールをシェアさせていただき、本稿を締めくくらせていただきたいと思います。また明日22時以降、オフィシャル発表後の速報をお届けできれば、と思っています♪



【992.2モデル別 登場タイムスケジュール】

2024年5月 カレラGTS、カレラ4 GTS、カレラGTS カブリオレ、カレラ4GTSタルガ
      カレラ、カレラ4、カレラカブリオレ

2024年8月 ターボS 50 Jahre?(ポルシェターボ50周年記念モデル)

2024年10月 GT3、GT3 Touring
       カレラGTSカブリオレのスペシャルエディション(1954年スピードスターのオマージュ・70周年記念モデル)

2025年1月 カレラS、カレラ4S、カレラSカブリオレ、カレラ4Sカブリオレ、カレラ4Sタルガ
      ターボS、ターボSカブリオレ

※レギュラーターボモデルについては発表時期未定


【5月27日23時追記】

《カラーバリエーション》

Black
White
Guards Red

Carrara White Metallic
Jet Black Metallic
Carmine Red Metallic
Gentian Blu Metallic
GT Silver Metallic

Cartagena Yellow
Vanadio Grey Metallic
Laguna Blue
Shade Green Metallic
Slate Gray Neo
ブログ一覧 | ポルシェ全般 | クルマ
Posted at 2024/05/27 14:17:38

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この記事へのコメント

2024年5月27日 21:30
発表前夜のご考察大変ありがとうございます。

GTSと素カレラがヒントなのですね。
私も992.1ではGTSとGT3の立ち位置が微妙で、GT3のダブルウィッシュボーンサスが無ければGTSの方がが速く、素カレラもケイマン、ボクスターの4.0のNAエンジン搭載で序列が崩れ、911の過渡期であると感じておりました。

最初に992.2の立ち位置を明確にする戦略であると感じました。

992.2では、素カレラは電動化されたケイマン、ボクスターの追い上げの心配が無く、純粋にポルシェらしい走り重視の911に出来ます。
GT3は大変微妙だと思っておりましたが、直近発表された992.2のニュルのタイムは992.1のカレラSよりも大幅にタイム短縮ですが、992.1のGT3に及びせん。
これで992.2の立ち位置が確保されたと感じました。

GT3は更なるパワーアップは僅かでも、軽量化等で生きる道が確保出来ました。
素カレラは本来の911愛好家やケイマン、ボクスター4.0の顧客層を取り込んで、これも生きる道をを確保出来ると思いました。

この根拠から、素カレラにマニュアルの可能性があると期待しております。

もし、マニュアルが無ければカレラTと心中します😅

先ずは前回のブログコメントの軽量ホイールを購入します。
本日、見積もりが来まして、ホイールが1,890,000円、タイヤ空気圧センサー27,390円を4個、エアバルブ4,180円を4個、これにタイヤ交換費用が必要です。

心中以前に金欠で瀕死状態に陥りそうです😭

コメントへの返答
2024年5月28日 9:00
おはようございます!

いよいよ本日発表ですね♪

ポルシェは本当にヒエルラキーの維持には執念を燃やしますよねw。新しいモデルであっても、旧モデルのハイエンドモデルのスペックを超えてはいけない、とか同じ世代でも必ず911系>ケイマン系よりも上位のスペックを与えるとか。

個人的には4.0LNAエンジンをもっと乱発した方が利益は上がるのでは?と思ってしまいますが、排ガス規制やらなにやらでそう簡単にはいかないのでしょうね。きっと全体の何%までしかICEは売れないとかあるのだと思います。

そんな中、今回は敢えてGTSと素が出て来ます。素はGTSの引き立て役とまでは言いませんが、恐らく前者はそのまま992.1のキャリーオーバー、後者はまったく新しいユニットになることは想像に難しくありません。

これまで通り素とSだと、下手するとマイルドハイブリッドのSよりもICEの素に人気が集中してしまい、まったくSが売れなくなってしまうことを懸念し、カレラ系最上位のGTS(PDKのみ、価格も↑↑)と廉価版の素という対比を演出したかったのだと思います。

ホイール情報ありがとうございます^^。私も992.2を見て、992.1と心中することを決めたら行ってしまおうと思います!
2024年5月27日 23:03
こんばんは♪
あと24時間切りましたね!
ワクワクしますね!
歴史的な瞬間に立ち会うくらいのワクワク感です。
素カレラに最初からMT設定されてたらどうしましょう?!GTSにもしMTあってもハイブリッドならスルーかなぁ🤔するとやっぱりGT3?!でも高そうだなぁ💦
コメントへの返答
2024年5月28日 12:25
こんにちは♪

911の発表は毎回ドキドキしますが、991の頃は割と私も冷めていたので、久々に興奮しています!

ossansanはハイブリッドならNGなんですね!私は逆にMTの設定が無くても、内容次第では・・と考えておりますw
2024年5月28日 23:00
発表の第一印象です。
素カレラは予想通り、GTSはPDKのみでハイパワーの上に予想を超える3.6Lエンジンで差別化して、間を埋めるカレラSの存在意義を残したということでしょうか。
そしてGTSの1595キロをどう見るか、私の992.1のGTSはフロントリフト、PDCC、リアアクスルステアのフル装備で1530キロでした。
標準装備のGTSは1510キロです。
加速は良いが、重さ故にカレラTへ乗り換えをした私には魅力を感じませんでした。
逆に素カレラが現行と変化がないことからマニュアルの可能性があることに期待を持てました。
コメントへの返答
2024年5月28日 23:20
こんばんは!

GTSは50kgアップ、60psアップという結果となりました。ハイブリッド機構がPDKと一体化しているが故に、MTは無しという事で確定でしょう🤔

ちなみに素カレラもGTSもリアシートが無償オプションになり、標準仕様はいずれも2シーターになりました。カレラTで、この手法でコスト削減出来ることに味をしめたのでしょうか?

カーコンフィギュレーターがすでに稼働していますが、素カレラもPDKのみですね…。後は、これから出て来るであろうSとTがどうなるか、ですね

プロフィール

「@4rings さん、私は全然存じ上げませんでしたが、カート◯プというお店みたいですね。HPもすでに404になってました😥」
何シテル?   05/23 17:20
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
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