
ポルシェのハイブリッドバッテリーの供給元である独ファルタ社が事実上
経営破産した影響で、992.2カレラGTSの生産が
大幅に遅れています。世界的に見てもまだほとんど納車が進んでおらず、私の知る限り日本にはまだ1台も入って来ていません。バッテリートラブルによる大量リコールや、工場稼働縮小、需要の低さが原因でタイカンの売れ行きが停滞している中、ポルシェは「売り物が無い」状況となっています。
先日も
ブログで書きましたが、人気売れ線モデルであるGT3をほとんど手を加えずに世に送り出したのもこうした
苦しい台所事情によるところが大きいと思います。さて、当初海外フォーラムで明らかなインサイダーと思われる情報筋からは、992.2カレラSに搭載されるEgはGTS同様、
T-HEVのデチューン版になる、という話でした(510㎰という具体的な出力まで情報として上がっていました)。ハイブリッド機構はPDKにインテグレートされているため、既報通りならカレラSはPDKのみ、という事で理解しておりました。それがここに来て、同情報筋から10月に入り、ポルシェが急きょ「プランB」に切り替える可能性が出て来た、という情報が出て来ました。即ち、992.2カレラSはハイブリッドではなく、
純ICEを踏襲する可能性が急浮上した、というのです。素カレラでは前期型もMTは存在しませんでしたが、同じエンジンをベースとするカレラT、そして本国ではカレラSにもMTの設定があり、992.2カレラSも純ICEということであれば当然MTの設定は
現実味を帯びて来ます。
その前提に於いて、問題は排気量がどうなるか、ですね。ご存知の通り、992.1のカレラ/カレラT/カレラSのエンジンは3.0Lのツインターボ、そして992.2カレラGTSのエンジンは3.6LのT-Hev。ここからは完全に
個人的な憶測となりますが、もし992.2カレラSが純ICEで登場するのであれば、
素カレラとの「差別化」という意味でも3.6Lのツインターボで出して来るのではないか、と思います。というか排気量を上げないと、いくらターボエンジンとはいえ当初T-Hev搭載で予定していた510㎰には到底届かないでしょう。私が見ている情報筋の情報は、これまで出て来た992.2の登場時期、スペック等について95%当たっているので、個人的にはかなり信頼できるソースです(気になる方はrennlist silversurfer6で検索してみてください)。当初2025年1月に発表される予定だったカレラSですが、現在急ピッチで発表に向けての作業が進んでいる物と思われます。GTSが現実的に作れない・売れない以上、早急に市場に
販売可能な量産モデルを投入する必要があるからです。ちなみに992.2カレラTは
近日中に発表との事です!
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Posted at
2024/10/29 08:28:58