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2024年01月16日 イイね!

911カレラGTSの立ち位置と今後の展望

911カレラGTSの立ち位置と今後の展望992.2カレラGTSは自然吸気エンジン+マイルドhybridになるという噂があります。ついにカレラ系にNAエンジン復活か?!と海外では結構盛り上がっています。911カレラGTSというモデルが水冷911で登場したのは今から13年前、997後期型で「GT3」と「カレラS」の間を埋めるモデルとしてデビューを果たしました。当時、特別装備を纏い、唯一後輪駆動モデルでワイドボディを纏うモデルとして注目を浴びました。

その後この「GTS」というグレードは定番モデルとなり、911カレラ系のモデル末期になると、お約束でGTSというモデルが発売されるようになりました。さらにはパナメーラやマカンといったモデルにも追加設定されるようになります(マーケティングのポルシェ、ここに極まれりです)。有り体に言ってビジネス的には大成功を収めたモデルと言えます。ちなみに初代GTSの日本国内導入は7速PDKのみ、991世代へと代替わりして4やタルガと派生モデルは生まれるものの依然として選べるのはPDKのみでした。それが992世代となり、素カレラ、カレラSではPDKしか選択出来ない中、GTSではMTが選択出来るようになり、大いに注目を浴びました。こうしたこともあり、GTSの人気は現在も凄まじいモノがあり、先日カー○ンサーで修復歴ありの992.1カレラGTSが2000万円オーバーというプライスタグで出ましたがわずか3日でSOLD OUTとなりました。

さて、そんな911カレラGTSというモデルについてもう少し深掘してみたいと思います。997世代の911カレラGTSが出た当初、私は「あー、またマーケティングの産物がひとつ増えたか」と少々冷淡なリアクションだったことを覚えています。当時ケイマンGTSに試乗する機会があり、アルカンターラだらけの内装や、引き締められた足回りに一定の評価はしつつも、正直言って「帯に短し襷に長し」なモデルという印象を受けました。具体的には、ストリートではパフォーマンスが高過ぎる(使い切れない)反面、サーキットでは動力性能的にGT系モデルに及ばず、たしかに専用装備は魅力的な一方ベースとなるSとの価格差を考えるとバーゲンだとはとても思えませんでした。この初代GTSの印象は992.1に至るまでずっと変わらず、MTで駆るという点に於いても個人的には軽量でシンプルなカレラTに惹かれました。まあそもそもGTSは欲しくても枠が回って来ない、という現実的な問題もあるワケですが・・。

とりわけ992世代では専用装備はさておき、Sとの違いはエンジンのECUチューニングの違い(と後はちょっとした吸排気系の違い?)で、エンジンブロックそのものは素~GTSまで共通の3Lターボというとも興が冷める原因でした。そんな私の中ではずっと「中途半端な立ち位置」であり続けているカレラGTSですが、ここに来て潮目が変わろうとしています。と言いますのも、冒頭で述べた通り、992.2では何と(マイルドhybridと組み合わせれる前提ではありますが)NAエンジンが復活する、というではありませんか!カレラ系としては久々の専用ユニット、さらにはNAエンジンが復活するのは991.1以来となるので実に十数年ぶりとなります。飽くまで噂話の域を出ませんが、海外の大手メディアも992.2のエンジンラインアップを報じ始めており、全部当たりではなくても、一定の信憑性があるのではないかと推察しています。現在予想されるラインナップは以下の通り:ー

Carrera: Turbo 3.0 390hp
Carrera S: Turbo 3.0 48V mild hybrid 454hp
Carrera GTS: 3.6 48V mild hybrid 483hp
New T-HEV: Turbo 3.0 full hybrid 528hp
Turbo: Turbo 3.6 48V mild hybrid no hp mentioned
Turbo S: Turbo 3.6 48V mild hybrid no hp mentioned
GT3: 4.0 48V mild hybrid no hp mentioned (but switch to 3.6 mild hybrid in 2027)
GT2 RS: Turbo 3.0 T-HEV 800hp


素カレラのみ純ICE、カレラS以上はGT3も含めすべて48vマイルドhybrid搭載という予想になっています。唯一、GT2RSはT-HEVというプラグインhybridになるようで、この事によりフラッグシップの名に恥じないパフォーマンスを発揮すると予想されています。さてこの中で、GTSとGT3だけはturboの記載がなく、つまりはNAエンジン搭載という予想です。問題は、992.1で人気を集めたMTが搭載されるのか、否かです。海外フォーラムではhybrid車は全車PDKになるという噂もありますが、そうなると「GT3はMTを搭載し続ける」という近年のポルシェCEOの発言と齟齬が生じることになります。もしhybrid=MT廃止が本当なら、992.1GTS MTの希少性、価値は一段と増すことになります。個人的には車重があまり重たくならないことが前提ではありますが、992.2カレラGTSにMTが搭載されるようなら・・ちょっぴり食指が動きそうです♪
Posted at 2024/01/16 13:45:43 | コメント(3) | ポルシェ | クルマ
2023年11月24日 イイね!

ヒエルラキーからの解放

ヒエルラキーからの解放今年はポルシェ911生誕60周年という節目の年になりますが、これまで数多の911が世に送り出されて来ました。最新のポルシェは最良のポルシェと言われ続けて60年、今もスポーツカー界の頂点に君臨している911という存在は改めて偉大だと思います。いつも言ってますが、確かにメカとしては最新が最良であることに異論はありませんが、どの911も最高の911だと個人的には思います^^。

さて、そんなポルシェ911ですが、歴史を振り返って見ても常にモデルの中でヒエルラキーが存在してきました。昨今はマーケティング的な意味合いが強くなってきているようにも思いますが、ターボ系・GT3系を頂点としたモデル構成の厳格なピラミッドがあります。また、ピラミッドの中には屋根が開く、開かない、RR、4WD、などなど個々の趣味趣向に沿ったラインナップが展開されています。しかしながら、やはりすべてはベースとなるRRカレラの上に成り立っていると私は強く思います。故に、人に「ポルシェを初めて買おうと思っているんだけど・・」と相談された時には「どの世代でも良いので、素カレラ、出来ればMTで」とアドバイスするようにしています。素カレラこそ原点にして究極、これが足掛け20年、合計6台の911を所有してきた私の結論です。

その上で、実際に素の911を所有してみると、どうしても他のモデルが気になるのもまた事実です。Sならどうだろう?あるいはGTSなら??はたまたGT3やRS、ターボはどんな乗り味なんだろう???といった具合に。上級モデルになればなるほど、ディーラーでは試乗車の用意がありませんし、知人・友人にも気軽に「運転させて」とは言い難いです。こうしたヒエルラキー上位モデルというのは、ある種の「未知の魔法」が掛かっていて、どうしても素のモデル乗りから見ると輝いて見えるモノです(空冷に乗った事が無い911乗りにとっての空冷モデルも似たようなモノかもしれません)。で、私もご多聞に漏れず、素の911から始まって、GT3、GT3RSそして964と渡り歩きました。で、今は一周回って素に戻った次第です(カレラTは厳密には素ではありませんが、MTが選択出来る車種としては限りなく素に近いので)

そんなヒエルラキーという呪縛から解放されるには二つの方法しかないと思います。ポルシェから離れて、他のメーカーに行くか、もしくは一度はヒエルラキーの頂点に上り詰める(あるいは空冷、ナローのような911原体験に触れる)。そうすると、あら不思議ヒエルラキーなんてどうでも良くなります。現行GT3にPEC東京などで触れると確かに素晴らしいです!あのエンジンは個人的には997前期までの空冷ブロックを使ったMezgerエンジンさえも凌駕すると思います。しかし、その性能が使える領域は非常に狭く、私のようにサーキットを引退してしまった身からするとはっきり言って「宝の持ち腐れです」。他人が何と言おうと、今の自分の生活や使用環境を考えれば992カレラTがベストな選択である、と胸を張って言えます。でもこれってやっぱり一度はRSまで行ったからんだよね、とも思うのです。
Posted at 2023/11/24 14:27:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2023年11月08日 イイね!

911クラシック・クラブ・クーペ

911クラシック・クラブ・クーペ少し前のニュースになりますが、北米ポルシェクラブ向けにポルシェが2年半かけて1998年式の996カレラをレストモッド、「911クラシック・クラブ・クーペ」としてオークションに出品しました。その落札価格は何と120万ドル(=邦貨換算1.8億円)と超高額落札となりました。ポルシェが本気で作ったレストモッドモデルだけに、不人気の996世代であるにも関わらずジンガーが霞むレベルの人気となりました^^。

さて、最近流行りのレストモッド、社外チューナーがやるとなんだかちょっと・・と思ってしまいますが、ポルシェ自身がやるとなると話は違って、やはり「価値」が変わって来ます。これまで過去に幾世代もの911が作られて来ましたが、ポルシェがレストモッド部門を作り、過去モデルのリメイクを受注するようになればめちゃくちゃ人気が出る気がします。新車セールスはもちろん大事ですが、工場ラインにはキャパシティーというモノが当然あります。別枠で、三度の飯より旧いクルマが好き!という富裕層の顧客向けにこうしたサービスを展開するのはビジネス的にもアリなのではないでしょうか?(ジンガーがすでにそれを証明していますよね?)それにしても、この「911クラシック・クラブ・クーペ」、涎が出るほど良いですね~。996後期型GT3のエンジンを積み、内装もめちゃくちゃオシャレ、フックス製のホイールにダックテールと、ポルシェマニアの心の琴線に触れる要素が満載!是非とも1/10くらいの価格で量産していただきたいモノですが、さすがに無理ですかねw。











Posted at 2023/11/08 13:52:41 | コメント(2) | ポルシェ | クルマ
2023年11月07日 イイね!

どうなる?992.2 ~後編~

どうなる?992.2 ~後編~さて、昨日は主にエクステリアに主眼を置いてブログをアップしましたが、今回は992.2の内装に目を移したいと思います。歴代911がそうであるように、内装に関しては前期→後期でそれほどドラスティックな変化は無さそうです。とは言え、細かい所で色々差がありそうなのでその辺を本日はスパイフォトを解析しながら、メカニズムの変更と併せてピックアップしてみようと思います♪

まず、これは既報ですが、992.2からメーターパネルはフルデジタル表記となります。992.1までは、タコメーターのみ頑なにアナログメーターを採用していましたが、ついにフルデジタル化するという事になります。個人的には昨今のデジタルメーターは大変良く出来ているので何が何でも反対という立場ではありませんが、それでもアナログのメリットはそれなりにあるように思います。視認性もそうですが、アナログメーターの最大の利点はモデルチェンジしても陳腐化しないところにあると思います。一昔前(たとえばアルファ4Cあたり)のフルデジタルメーターを見ていただけると分かるのですが、当時は最先端に感じでしたがモノが数年で陳腐化します。これはデジタル製品全般に言えることですが、とにかく新しいモノが出ると、一つ前の世代はとても旧く見えます。一方、アナログメーターはたとえ70年代のクルマでも陳腐には見えません。


992.1のメータークラスター

また、このスパイフォトを見てお気付きの方はかなりのポルシェマニアだと思いますが、従来のモデルでは5連メーターの両サイドがステアリングホイールに隠れてしまっていて↑、見るためには頭の位置を移動させる必要がありました。ポルシェにしては珍しくエルゴノミクスに乏しいレイアウトとなっていたワケですが、これが最新992.2になりますと、何と996世代の折り重なる5連メーターへと回帰しています。これなら或は頭の位置を変えなくても両サイドのメーターも視認することが可能かもしれません。996世代が登場した時には酷評されたこのレイアウトですが、ここに来てついに見直された、という事でしょうか^^;。また気になるのが、赤の円で囲んだ部分↓。ココにはバッテリーのマークが表示されていますが、海外フォーラムではこれこそがハイブリッド化の証ではないか、という指摘がなされています。たしかにそう言われれば、そんな気がしなくもありません・・。


992.2のメータークラスター

その他ダッシュ周りはセンターコンソール周り、スイッチの配置等はほぼ前期型を踏襲しているでしょうか。PDKのシフトセレクターはなんとなく一回り大きくなっているようにも見えますが、実物を見て比較したワケではないので、確たることは言えません。個人的には前期型GT3系の一見マニュアル風のガングリップ型のシフトセレクターが相当イケてないと思っているので、その方向性にならなかったのは良かったです(笑)。まあ実際にハイブリッドとなると構造的にも技術的にもマニュアルトランスミッションの搭載はハードルが上がるので(また、そこにコストを掛ける必然性もないため)素カレラとGT3以外ははハイブリッド+PDKのみになるという大方の予想が正しいのではないか、と個人的には思っています。前編でも述べた通り、登場時期も含め現時点ではすべて謎のベールに包まれていますが、今年開催予定の大きなモーターショーもすべて終わってしまったので、その内モーターショー関係なく突然正式な発表があるかもしれません?!
Posted at 2023/11/07 14:12:15 | コメント(0) | ポルシェ | クルマ
2023年11月06日 イイね!

どうなる?992.2 ~前編~

どうなる?992.2 ~前編~911や718については一部モデルを除き「受注停止」の状況が続いています。前期型から後期型に切り替わるタイミングだからかなのか、例に拠って需要>>供給だからなかなのか、はたまたサプライチェーンの問題なのか・・。良く分かりませんが、とにかく現状、これらのスポーツモデルを注文出来ないという事には間違いありません(カレラGTSに至っては見た事がない「完売」の文字がw)。

そんな中、海外のフォーラムでも様々憶測が飛び交っています。純ICEは素カレラのみで、S、GTSはハイブリッド化する、否ローンチモデルはすべて純ICEになる、登場は2024年5月、いやいや2025年初頭などなど。どの情報もイマイチ信憑性に欠きますし、ディーラー担当がこう言ったああいったというのは一番嘘くさいw。何故ならこの時点で世界中どのディーラーの人間も992.2の概要、登場時期などは知る由もないからです。カレラ・・もとい彼らとて、我々同様にネットで情報を得て居るにすぎません。よって、賢明な皆さまはいい加減な情報に惑わされませぬよう・・。



さて、そんな情報が錯綜する中ではありますが、最新のスパイショットが海外サイト中心に出て来ました。このほぼ偽装なしのスパイショットを見る限り、フロントエアインテークの可動電動フィンは実装されそうですね。また前期型との大きな違いとしては、リアのディフューザーの形状が大きく異なり、エギゾーストパイプが左右に分かれていたモノから中央にやや寄ったモノに変更となっています。これを受けてhybridシステム用のモーターを入れる関係で排気系の取り回しが変わった、という推察も出ていますが、真実はまったく分かりません。



もうひとつ前期型までとの大きな違いは、LEDデイライトが消失し、フロントヘッドライトユニットの中に統合されたという点。当然新型カイエンにも搭載された進化版マトリックスヘッドライトが奢られる事になると思われます。結果的にフロント周りの意匠は前期型よりも随分つるりんとスッキリした形となり、個人的にはアリだと思います。縦フィンは目が慣れれば・・という感じもしますが、現時点では前期型の方が私は好みかもしれません。まあこの辺は完全に偽装がなくなったオフィシャルフォトが出るまでは確たることは言えませんね!

Posted at 2023/11/06 14:26:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ

プロフィール

「12Rの詳細発表になりましたね!761万円、フジツボマフラーが38.5万円、その他競技用装備以外を全部載せすると、840万円ほど。さらにディーラーオプション入れると、何だかんだで乗り出し900万円くらいになりますね!ロードスターはおろか、MAZDA車として過去最高額ですね🤓」
何シテル?   10/04 13:54
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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2022年10月21日 オーダー 2023年5月5日 生産枠確定 2023年5月8日 仕 ...
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