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black frogのブログ一覧

2025年09月29日 イイね!

迷走するポルシェ~EV戦略について~

迷走するポルシェ~EV戦略について~ポルシェが迷走しています。CEO不在の中、業績不振により2期連続の減収減益が濃厚となる中、2022年に行われた上場(IPO)は成功しましたが、2025年9月にはドイツの主要株価指数「DAX」から除外されることが発表されました。除外は株価の低迷によるもので、過去1年間の株価が33%下落しており、トランプ大統領による欧州車への関税、電気自動車(EV)需要の低迷、中国市場での販売不振が業績を圧迫したことが原因とされています。

さて、ポルシェは過去に何度か経営危機を迎えていますが、その当時はまだスポーツカー専属の少量生産メーカーでした。1回目は70年代、2回目は90年代初頭。90年代の経営危機については、剛腕ヴィーデキング社長主導の基、起死回生の製品(ボクスター、その後カイエン)展開や、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったVW社の支援により見事復活しました。しかし、当時と今とでは決定的に状況が異なります。まず、メーカーの生産規模が大幅に拡大しました。2000年くらいの時代は、年産30000台規模のメーカーでしたが、2022年には30万台の大台を突破しています。つまり、20年ちょっとの間に生産台数が10倍に増えた事になります。当然そこにかかる開発費、設備投資費、人件費も莫大なモノになります。長くポルシェの屋台骨を支えて来たのは911を柱とする内燃機関モデルであることは言うまでもありませんが、昨今の欧州のEVシフトでポルシェも方針転換を余儀なくされました。しかし、肝心のEVモデル(タイカン、マカンEV)は想定していた需要がなく、低迷しています。結果、一部工場の閉鎖や運転停止が相次いで発表されています。

素人でも分かる事なんですが、ポルシェ最大の魅力ってやっぱりエンジン=内燃機関だと思うのですよ。同社で70年以上培ってきた内燃機関のノウハウ、技術は付け焼刃で太刀打ちできるモノではありません。しかしEVはいわば新しい技術で、その歴史も20年程度しかありません。新興メーカーにも十分つけ入る隙はあり、実際中国や韓国のメーカーから出たより安価でコストパフォーマンスに優れるモデルに欧州メーカーのEVは駆逐されつつあります。自らの強みを放棄して勝負に出ようなんて、浅はかにもほどがあります。もちろん、欧州の環境汚染に対するプレッシャーは凄まじく、Euro規制などもあった結果、というのは理解出来ます。しかしながら、SUVのみEV化するならまだしも、ピュアスポーツカーである718系までEV化の方向に舵を切ったのは悪手と言わざるを得ません。実際、この度再度方針変換をし、718の内燃機関モデルの生産を継続することがほぼ決定的となりました。年産30万台規模のメーカーとしては、深慮遠謀の目が無さ過ぎるように思います。社長不在の影響なのか分かりませんが、とにかく行き当たりばったりの印象を否めません。

ガレージクレヨンの岡本さんもおっしゃってますが、EVスポーツをどうしてもやるなら小型コンパクトスポーツのエントリーEVモデルを作るべきだと思います。356とか、空冷のようなキュートでコンパクトな見た目に控えめのパワー・トルク・・そうですね、350㎰もあれば十分ではないでしょうか?その代わり徹底的な軽量化簡素化に拘り、航続距離600㎞、車重1.4トン以下、価格1000万円を実現出来ればめちゃくちゃ売れると思います。少なくとも私は買いますw。一方で、パナメーラとタイカンは統合してEVとハイブリッド、SUVはカイエンとマカンを統合して、EV一本、911はフラッグシップモデルとして引き続きハイブリッド(純ICEはもう現実的には持続無理)とすれば綺麗に棲み分けが出来て生産ラインも統合・効率化出来るのではないでしょうか?私がもしポルシェのCEOなら上記のように方針を打ち出しますけどねw。まあ兎にも角にも、ファンとしては是が非でもポルシェには何としてでも存続してもらわなくては困りますし、中国辺りに振興メーカーに買われたのでは目も当てられません。速やかな経営改革を望みます!!
Posted at 2025/09/29 08:47:30 | コメント(1) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年09月12日 イイね!

991GT3TP VS 992.1(GT3&カレラT) 比較

991GT3TP VS 992.1(GT3&カレラT) 比較991GT3TPが納車になってから1週間が経過しました。ここのところあいにくの天気が続いていて、納車日以外に昨日と、計2回乗るに止まっています。限られた環境、限られた時間の中でのインプレにはなりますが、以前PEC東京で試乗した992.1GT3(PDK)や直近まで所有していた992.1カレラT(MT)とのフィーリングの違い等を中心に書きたいと思います。サーキットと公道、PDKとMTという違いはあるので、そこはお含みおきをお願い致します。

ボディ剛性・挙動

私がまず一番違うと感じたのはココです。ボディ剛性については、私が調べた範囲では具体的な数値として公表はされていませんが、体感的には大分違います。端的に言って、992.1の方が非常に塊感が強いです。991.2は相対的にボディに緩さがあり、マウントやブッシュ類も(経年劣化の影響もあるかもしれませんが)柔らかい印象です。例えば、極低速状態から急激な入力が入ると、リアの動力系マウントを中心に若干の「ゆすられ感」があります。992.1ではこうしたゆすられ感は皆無で、ボディ後方とエンジンが一体となった塊感が凄かったです。また、フロントの応答性も明確にストラット→ダブルウィッシュボーンに変更となった992.1に軍配が上がります。操舵時のフロントタイヤの変形やキャンバー変化が抑制され、レスポンスがクリアかつリニアとなっています。故に、荷重移動を殊更意識しなくても、非常に高いコーナリングスピードで曲がる事が出来てしまいます。結果的に、コーナー進入・立ち上がりの際の初期の剛性感は相対的に992.1の方が上です。また、ブレーキング時の車体の沈み込み(ノーズダイブ)にも明確な差があり、前輪サス取り付け位置の変更や、ダブルウィッシュボーン化によるレバー比の変更が効いているのだと思います。総じて992.1の方が高剛性かつイージーということが言えると思います。

サイズ感・内装の質感

過去ブログでも再三書かせていただいていますが、実際の寸法以上にサイズは991.2の方がコンパクトに感じます。車内は997世代までに共通する適度のタイト感があり、992のような「だだっ広さ」とは無縁です。フロントトレッドがたった5cm違う(992.1の方がワイド)だけで、こんなにも感じ方が違うのか・・と思ってしまいます。ですので、乗った瞬間にピタッと一体感が得られるのは991.2だと私は感じます。最後まで992.1カレラTの体躯に私は慣れることが出来ませんでしたので、ここは991.2に軍配が上がります。内装の質感については一長一短かと思います。992.1はそれまでの911より格段に内装の質感が向上されていましたが、マイナス面も少なくありませんでした。センターコンソールのピアノブラック素材はひっかき傷必至でしたし、カップホルダーの位置は意味不明でした。メーターも、ステアリング径の中に納まらないため、伝統の5連メーターも両脇は頭の位置を変えないと見えませんでした。一方、991.2は上記いずれも理に適っており、やはりメーター類はアナログの方が一見して視認性が良いことが再確認出来ました。PCMも一世代旧いモノが搭載されていますが、AppleCarPlayも問題なく使えますし、私はOTTOCASTでBluetooth接続していますので、ストレスフリーです。標準スピーカー(非BOSE)が思ったほどショボくなかったのも嬉しい誤算でした。

動力性能・ブレーキ

こちらについては、正直サーキットと公道、ましてやGT3TPはまだナラシ中ということで、直接的な比較は少々難しいです。一応現時点で感じたことだけ。まず、世界中で絶賛される6MTですが、個人的には992.1カレラTの7MTの方が良かったです。何が良かったかと言うと、シフトストロークが短く、小気味良かったのと、一言で言ってフィーリングが良かったです。991GT3の方がクラッチペダルストロールも、シフトストロークもやや長い印象があります。エンジンがスパッと切れるので、ここが冗長なのはややチグハグな感じがします。いずれアフターマーケットでショートシフターやクラッチストッパーを入れたくなるかもしれません。ペダルの反力は991.2の方がやや重く、個人的にはこちらの方が好ましいと感じます。エンジンの回転フィールは非常に滑らかで、明らかにMetzgerエンジンの荒々しさとは違います。正直、991.1GT3の500㎰と、992.1GT3の510㎰の違いを体感出来る人は居ないと思います。パワーデリバリーも素晴らしく、サーキットではこのエンジンを9000rpmまで回しましたが、脳内麻薬出まくりです!早くナラシを終えて、自分の991GT3TPも高回転まで回してみたいです。ブレーキはPCCBですので、不満があるハズもなく・・かつてのような「鳴き」もほとんどありません。寒い季節が来たら改めて評価をする必要はあるかもしれません。

総評

まだ全然乗れてないので、結論を出すにはまだまだ早いですが・・現時点で感じる違いと、どういう人にどっちのモデルが合っているかについて私見を述べたいと思います。よりタイトなボディで、ネオ・クラシックなテイストを残しつつ、ポルシェが産み出した世界遺産級のNAエンジンを堪能したい、古き良き時代の911の残り香を愉しみたい、という方には991.2が合っていると思います。一方、多少ボディが大きくても、コーナリングスピードが異様に速く、電光石火の切れ味とレスポンス、最新モデルならではの「高級感」を纏ったスーパーカー然としたオーラが好みなら992.1の方が合っていると思います。長年ポルシェを乗り継いで来たような方は「911の流儀」を踏襲している分、991.2の方に惹かれるかもしれませんが、比較的新しい911のファンなら992.1の方がしっくり来るでしょう。992.1はとにかく限界が高く、危うい感じは微塵もありませんが、991.2はちょっとだけヒリヒリするような怖さが残っています。誰でも扱える拳銃と、切れ味鋭く、一つ間違えば自らを傷つけてしまう日本刀の違い・・と言ったら言い過ぎでしょうか。ですので、アベレージドライバーが安心感を以って踏んでいけるのは間違いなく992.1の方だと思います。ここまで来ると、もはや優劣ではなく、好みの問題ですね。これから991~992世代のGT3を買われることを考えている方の参考になれば幸いです♪
Posted at 2025/09/12 13:49:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年09月08日 イイね!

新型911ターボS登場 ~予想された方向性~

新型911ターボS登場 ~予想された方向性~昨日22時に、告知通り新型911ターボS/ターボSカブリオレが発表となりました。事前の予想通りの内容で、711㎰を発生するT-HEVモデル(モディファイされたGTSのモーターを2基搭載)で、トランスミッションはPDKのみ、0-100㎞/h加速は2.5秒、ニュル北コースのタイムは先代よりも13秒短縮されて、7分3秒と公表されています。

机上のスペックを見れば、確かにパフォーマンスは向上していますし、ポルシェ911のフラッグシップモデルの名に恥じないモノに仕上がっているように感じます。一方、価格も大幅にアップしており、PHEV勢のライバル(296やテメラリオやアルトゥーラ)と比べるとスペック的に見劣りするのも事実です。カーコンフィギュレーターやってみましたが、概ね3800万円くらい、乗り出し価格は4000万円超えそうです。この価格帯になると認定中古車も含めれば大変多くの選択肢があります。何が何でも新型のターボSに乗りたい!という方がどれほどいらっしゃるのでしょうか・・。ターボSがハイブリッド化された事で、むしろ前期型の純ICEのターボSの価値が上がるのではないか、と個人的には思います。余計なお世話かもしれませんが、老婆心ながら、すでに前期型をお持ちの方は長く乗られた方が良い気がします。

昨晩、眠い目を擦りながらオフィシャル動画を2回観ましたが、わざわざハリウッド俳優のパトリック・デンプシー氏を起用していました。私の記憶にある限り、新車紹介に「役者」を起用したのは初めてのことだと思います。最後にメイキングシーンがちょっとだけ流れるのですが、その後に動画をもう一度観てみると色々嘘くさく見えてしまいましたw。デンプシー氏はレーサーとしても活躍中なので、一般人よりはかなりスキルを持っているハズですが、それでも動画中結構なアンダーを出していて、クルマをコントロールするのに苦労している印象がありました。電子制御がどれだけ付いていようが、クルマの素性(=車重1725kgオーバー)は隠せないですからね。音も個人的には萎え要素でした。海外のフォーラムでは「ダ〇ソンかと思った」と酷評されていますね。私は個人的にはそこまで酷くはないと思いましたが。

まあ「この方向性」になる事は出る前からある程度予想出来ました。992.3GT3発表の時も思いましたが、とにかく今のヴァイザッハは様々な規制で雁字搦めとなり、煮詰まっている感がハンパないです。過去最高にパワフルな911のロードカーと銘打ってますが、パワーだけならEVに太刀打ち出来ないワケで。そこにエモーションや、官能性能がどれだけ宿っているか、が重要だと私は思います。殊更に数字を並べる時は、ポルシェに自信が無い時だと私は思っているのですが、ひねくれすぎでしょうか?992.1ターボS登場時、ニュルのラップタイムなんて公表してましたっけ?という。ハリウッド俳優まで担ぎ出さないと商品の魅力を伝えられないようでは厳しいように思います。さて、残るは素のターボとGT2RSですね。この辺もコケるようだと、次期994にも暗雲が立ち込めて来そうです。皆さんはどのように受け取んられましたか?
Posted at 2025/09/08 13:30:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年07月30日 イイね!

今更ながらボクスターについて考える

今更ながらボクスターについて考える私はボクスターが初代の頃から大好きですが、残念ながら所有したことがありません。たまたま乗るタイミングが無かったワケですが、そうこうしているウチにガソリン版ボクスターは終売となってしまいました。。多少のプレ値でも買うなら今しかない!!という悪魔のささやきが聞こえて来てここ数日カーセンサーを物色していますw。

実は現行の718ボクスターになってからはあまり詳しく無いので、良かったらボクスターに詳しい方にぜひ補足・訂正していただきたいのですが・・知っている限りのことを記しておきます。現行ボクスターは981と呼ばれる先代モデルから2016年にモデルチェンジ、当初は水平対向4気筒ターボエンジンを搭載するモデルだけ(素とS)でした。その後、6気筒の復活を望む声に答える形で2020年に水平対向6気筒4.0NAエンジンを搭載するスパイダーが登場、その翌年に同じエンジンをデチューンしたGTSが登場し、現在に至ります。トランスミッションはPDK、MTいいずれも選択可。PCMについては、携帯のワイアレス接続が可能となった第6世代はMY2022からで、それ以前は有線接続のPCM4.0。スパイダーの幌は、先代モデルよりも着脱が簡略化され、手動である点は変わらないもののそこまで難儀ではなくなった、と聞いています。価格は現在の相場で718スパイダーが1600~1700万円前後、GTSが1500万円前後、4気筒モデルが1000万円前後となっており、いずれもプレ値。タマ数が相対的に同世代の911よりも少ないのが特徴だと思います。

さて、そんな718ボクスターの中で、もし私が買うとしたらやはり6気筒4.0NAを積むスパイダーかGTSになると思います。軽いのが魅力の4気筒ボクスターTなんかもクルマのコンセプトを考えると捨てがたいところですが、YouTubeを観る限りかなり乗り味がマイルドなようで、音もちょっと??な感じですし、わざわざプレ値を出してまで買おうとまでは思いません。まあこの辺は価値観ですので、何が正解or不正解ではありませんね。スニーカー感覚で乗るならむしろ4気筒の方がメリットが大でしょうし。で、手動幌か電動幌か、エンジンのチューニングの違いがどうか、でスパイダーかGTSかというところですが、ここは難しいですね。実際に試乗し比べてみるのが一番ですが、気楽に中古車に試乗させてもらえるご時世でもないので、なかなかチャンスが無さそう。せめて現車を見て、幌の開閉方法くらいは比較確認した方が良い気がします。PCMについては最新のモノが良いに決まってますが、そもそも2022年以降は極端にタマ数が少ないので他の装備との兼ね合いもあり選択肢が少ないんですよね。これも本当は実際触って比べてみたい所です。

・・とまあ妄想は尽きないワケですが、現実問題として992カレラTもGR86も現時点では手放す気が無いので、そうなるとまた増車??ガレージに保管するスペースが無いから幌車にも関わらず青空駐車にするのか?など現実的に買うとなるとそれなりにハードルが高いですね~。いっそのことカレラTから乗り換える事も一瞬考えましたが、アレはアレで良いですからね~(今は下取り激安ですしorz)。やっぱり911とボクスターという組み合わせが良いのですよ!RRとMR!!あとは、実際にアクションを起こすにしても・・ロードスター12Rの抽選が終わってから、ですかね^^;。ここまでボクスター推しておきながらアレですが、当選したらさすがに12R優先なので(ボクスターは今でなくとも、向こう数年間はまだ買えるハズ)。とまあこんな感じでいつも購入意欲が芽生えては諸事情により消えていくボクスター。冒頭でも述べた通り、ずっと好きなクルマなんですけどね。911はこれまでに6台も買っているというのに、なかなかご縁がありませぬ。でもいつかは所有してみたいです。ボクスターについて現役オーナーさん、過去オーナーさんからアドバイスいただけると嬉しいです♪^^
Posted at 2025/07/30 14:17:39 | コメント(10) | ポルシェ全般 | クルマ
2025年07月18日 イイね!

泡沫の996GT3

泡沫の996GT3昨日思うところあって、某中古ポルシェ専門店に996.1GT3を見に行って来ました。私はかつて996.2GT3CS、996GT3RSを所有していましたが、何となくずっと初期型の996GT3に対する憧れのようなモノがありました。伝説のGT1と同じフロントマスクもそうですし、トラクションコントロールさえ持たないヴィヴィッドで独特なRRのフィーリングはこの世代のGT3にしか無い唯一無二のモノだからです。

で、この度たまたま年式の割に低走行距離で、カラーも好みのGTシルバーメタリック、バケットシート付のストリート仕様というドンピシャの仕様がカーセンサーに出たのでさっそく見に行きました。新車並行ということでしたが、履歴を見るとかなりきっちり整備されており、サーキットは未走行。そのため、かなり状態は良かったです。まず注目すべきはそのコンパクトさ!空冷並みとは言いませんが、肥大化した992に目が慣れていると、非常にコンパクトに映りました。車内に乗り込んでも、「コクピット」と評するのがピッタリなタイトな空間です。ダッシュボードの位置も低く、視認性は抜群に良いです。バケットシートはゆとりがあるので、乗降性は極めて安楽、収まってみると予想よりもちょっとだけ目線が高いのは996世代の特徴ですね。この時代のポルシェにも、空冷とはまた違った独特の「匂い」があって、私は996系を3台所有していたので、非常に懐かしかったです。いや~、良いなあ、買っちゃうか?!と思いながらクラッチを踏んだ瞬間・・重っっ!!!えーっと、996GT3のクラッチってこんなに重かったっけ??一気に購買意欲が萎えてしまいましたw。

思い返せば、私がかつて996GT3に乗っていたのは30代前半の頃でしたので、筋力も今よりは相当あったのでしょう。重いことは重いと記憶していましたが、これほどという印象ではありませんでした。いや~歳を取るって残酷な事ですね。クラッチが重い上に、クラッチストロークが長いので、完全にクラッチを切る動作がまるでジムのレッグプレスマシーンのようです(;^_^A。普通に走る分には耐えられそうですが、これで渋滞にハマろうものなら絶対に左脚を攣る自信があります!いや~、、さすがにこの年齢でこの世代のGT3は厳しいと感じた次第です。まあでも、乗ろうと思ったら筋トレ必須なので、そういう意味では若さを維持出来るかも?!wあと、シフトが記憶にあったよりも大分ふにゃふにゃで節度感が希薄でした。まるで空冷911のG50ミッションみたいな感じ。こんな感じでしたっけ?もしかしたらこの個体はシフトリンケージの緩みがあるのかも?と思って、別のクラブスポーツの展示車も触らせてもらいましたが一緒でした。コレは「仕様」ですね。一方、991GT3の展示車もあったのでついでに触らせてもらいましたが、こちらは対照的にクラッチも軽いし、シフトのカチッと感も段違いでした。やっぱりクルマって進化するんですね~(しみじみ)。
Posted at 2025/07/18 08:48:39 | コメント(9) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「@2315 さん、両方だと思います!24時間以内に見ている人が120人に達してました汗」
何シテル?   11/02 21:27
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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