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2021年02月02日 イイね!

992購入予定から一転、964購入決定!!

992購入予定から一転、964購入決定!!過去ブログで語っていた通り、992カレラ購入寸前まで行きましたが一転、964カレラ2を購入する事になりました。自分でもビックリですが、決断した経緯について少しお話しようと思います。ちなみに今回購入する事になったのは関西方面の中古輸入車専門店さんで、特に程度の良い中古ポルシェを扱っていることで有名なお店です。購入モデルは964カレラ2後期型、MT、1994年最終年式で走行距離はわずか26000kmです。

遠い昔、ルマン24時間耐久レースに代表されるグループCレースでの活躍をみて、ポルシェというメーカーに興味を持ちました。そうしたレースで培った技術を惜しげもなくストリートに還元し、見た目はどこか愛くるしいのに性能はピカ一、RRという独特のレイアウトを連綿と踏襲する911という孤高の存在は私にとっては憧れでした。社会人になり、997カレラを新車で購入した際にも、実は空冷ポルシェを手に入れることは何度か考えましたが、結局当時は「新車」に気持ちが持って行かれました。997カレラから996GT3に買い替える際も、一瞬993RSを手に入れるチャンスがありながらもスルー。それからずっと、空冷911の幻影のようなモノが私の中から消える事はありませんでした。

それから十余年、日本国内の空冷911はどんどん海外に流出し、ここ数年は極端に程度の良い個体が減って来ていました。この事から、中古車市場の価格も高騰。930、964、993いずれも高騰を通り越して爆騰と呼べる状態が続いています(昨年一瞬だけやや落ち着きましたが再び高騰に入っています)。10年ほど前までは964RSでさえ、900万円程度で買えたと記憶していますが、今となっては夢の又夢。空冷911は物理的にも価格的にも手の届かない領域に入りつつあります。何年も前からずーっと中古車市場の動向を見つめていますが、残念ながら食指が動くような個体は出て来ず、想像するに潜在オーナーのバックオーダーで取引がほぼ完結している状況なのだろうと思っていました。

そんな状況が長く続いていましたから、空冷911は半ば諦め、911というクルマの現代的解釈だと私が納得した992にしよう!と心に決めた矢先にこの個体に出会ったというワケです。千載一遇と言いましょうか、このチャンスを逃すと恐らく一生出会う事はなく、後悔することになるだろうという想いが湧き出て来て、妻に相談。最初は妻も渋っていた(女性にとっては煌びやかな最新型の方が良いに決まってます)のですが、最終的には私が本当にそれを望むなら、と了承してくれました。正直、今回の個体は高いです。新車当時の価格を上回るどころか、現行992の新車乗り出し価格さえ上回ります^^;。27年も前に作られたクルマにそこまでの大金を投じるのは我ながら正気の沙汰とは思えません(笑)。

しかし、空冷911を新車で手に入れる事はもう二度と叶わないワケで、程度の良い個体がどんどん減っている現状を考えると、5年、10年後にはさらに手の届かない価格帯に行ってしまうであろうことは想像に難しくありません。幸いにして、本国ポルシェAGは最近旧車のレストアに力を入れており、964であればまだまだ新品パーツが手に入る状態です。ロータスS1の時はパーツを手に入れるのに苦労しましたが、旧いポルシェの場合はそういった不安が一切不要なのはかなり大きいです(356とかになっちゃうとまた事情が異なるのでしょうが)。あとは信頼できる主治医さえ見つければ、きっと長く楽しめるのではないか、と思います。上手くハマれば私にとって「アガリの一台」になるのでは、という期待感すらあります。

私はスポーツカーというのはコンパクトであればあるほど、シンプルであればあるほど良いと考えています。電子デバイスが素晴らしく良くなって、992ももちろん乗って愉しいクルマですが、ドライバーが関与する領域は空冷911の方が遥かに大きいのは間違いないでしょう。「ポルシェを着る」、という言葉がありますが、まさにそれが理想です。もちろん、現代のような快適性は無いかも知れませんが、趣味のクルマに多少の不便は付き物です。そして今では望むべくもないダイレクト感ボディの堅牢さ凝縮感、すべてが逆に新鮮に感じられるのではないか、と想像します。

もちろん、期待が大きい分、裏切られた時は反動がスゴイと思いますので、買って乗ってみたら思ったほど良くなかったと思うかもしれません。しかし、その時は最悪、やっぱり992にするという選択肢は残されているワケです。逆に992を今買ってしまったら、恐らく自分が納得する空冷911を手に入れる機会は二度とないでしょう。どっちを取るか、悩みに悩んだ結果、私は964を選択しました。外装色も964ではミントグリーンの次に好きなブラックで、内装はグレー。このコントラストがまた珍しくも美しいと思います。ミッションは当然MTで、伝統のオルガン式ペダルの踏み心地を確かめるのが今から楽しみでなりません。

人生4台目のポルシェは図らずも原点回帰の空冷911となりましたが、諸先輩方にはぜひ生暖かい目で見ていただければ、と思いますm(_ _)m。水冷ポルシェとの比較、最新モデルとの比較を交えながら、納車後は964の魅力やダメな点についてブログでご紹介出来れば、と考えています。販売店での整備後の納車となりますが、早ければ2週間ほどで手元に来るハズです。その後、知り合いのコーティング職人に内外装のブラッシュアップをしてもらう予定です。今となっては希少な低走行ノーマル車ですので、世界遺産だと思って出来る限りオリジナルの状態を維持して行きたいと考えています♪
Posted at 2021/02/02 13:41:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | 964カレラ | クルマ

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「@ヤジキン う、反論出来ない🤣」
何シテル?   08/09 17:43
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミ...
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