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2025年10月04日 イイね!

991GT3ツーリングパッケージ ~納車1か月雑感~

991GT3ツーリングパッケージ ~納車1か月雑感~念願の991GT3ツーリングパッケージ(TP)が手元に来てから1か月が経過しましたので、雑感を記しておこうと思います。インプレというほど仰々しくないのは、この1か月天気があまりよろしくなかったことに加え、海外旅行に行っていたりしたため、実質4回程度しか乗れていないからです。それでも一般道、ちょっとしたワインディング、高速道路走行は出来たので現時点での雑感を述べておきたいと思います♪

まず結論から申し上げますと、992.1カレラTから991GT3TPに乗り換えて良かったか?これはもう200%乗り換えて良かったです。後悔は1㎜もございません!992.1カレラTがどうというより、とにかく991GT3TPが素晴らしすぎるから、に尽きます。どうしてそのように感じるのか、について自身の忘備録も兼ねて項目別にまとめておこうと思います。

991GT3TPの良い所➀ サイズ感とルックス

再三申し上げている通り、私にとって992.1はデカ過ぎました。実際の車幅は実は992.1カレラTと991GT3TPでは1855㎜とまったく一緒の数字なのですが、992.1はフロントのトレッドの方がリアよりもワイドなので余計にドライバースシートからデカく感じられます。ドライバーとダッシュボードの距離も992.1の方が遠く、一体感を感じにくくする原因になっています。クラッシュセーフティーとか、フロントサスペンションの形状(992以降のGT3はダブルウィッシュボーン)など、テクニカルな理由は色々あるのだと思いますが、『人車一体感』と言う点では991に軍配が上がると思います。見た目も、歴代911の中で私は一番好きです。また実際に両車を乗り比べて分かったのですが、右斜め後方の視界が991の方が圧倒的に良いです。伝統的に911は後方視界が(たとえばミドシップのケイマンと比べると)良好なのですが、992はリアクォーターが小さく、位置も高い位置にあるためCピラーが視界をふさいでしまっていました。このため、左ハンドル車で高速道路などへの左からの合流は左ハンドル車に慣れている私でも結構怖い感じでした。それが991では解消したのはとても良かったポイントです。

991GT3TPの良い所➁ エンジン&サウンド

まあコレですよね。991GT3TPは羽根付のGT3と全く同じ、4.0Lフラット6NAエンジンを搭載し、パワーは500㎰(リッター辺り125㎰)、レブリミットは驚愕の9000回転となっています。PEC東京のクローズドコースでほぼ同じエンジンを積む992.1GT3をレブリミットまで回したことがありますが、音と言い、パワーの炸裂感と言い、おそらくポルシェがこれまで産み出した市販車用エンジンとしては1、2を争う出来の良さです。これを超えるのはカレラGTのV10エンジンくらいではないでしょうか?991TPのベースとなった限定車、911Rのエンジンでさえ、レブリミットは8500ですからね~。で、このエンジンの素晴らしい所はNAらしいリニアなレスポンスだけではなく、アクセル開度に応じてバルブが解放され、高回転域まで回さなくてもめちゃくちゃ音が良いところです。私はまだ3500回転縛りがあるので、高回転域まで回せていませんが、巡行状態からグンとアクセルを踏み込むとバルブが開き、ぐぉおおおおお!!という勇ましい音に変わります。社外品のバルブコントローラーで常時解放にすることも出来ますが、個人的にはこのジキルとハイド的な制御が病みつきになってます。これに知ってしまうとターボEgの音にはちょっと戻れませんw。

991GT3TPの良い所➂ アナログとデジタルの絶妙なバランス

991.2には2世代前のPCM4.0が搭載されます。画面も一回り小さく、機能的にも992には劣りますが、AppleCarPlayもまったく問題なく使えますし、デジタル過ぎないので基本アナログで占める5連メーターの視認性もすこぶる良好です。物理スイッチとタッチスクリーンの比率で言うと、8対2で物理スイッチが多く、タッチもかっちりとした高級感・節度感があります。ステアリングには余計なスイッチが付かないので、イナーシャも小さく操作に専念出来ます。一方、スポーツモードダイアルについては、視点移動しなくて良い分、992の搭載位置の方が理に適っているとは思います。ちなみに私はこの個体を買う際に、BOSEが付いていない事で逡巡していましたが、992世代と違って991世代の標準オーディオは望外に音が良かったので、胸をなでおろしています。そもそも車内には結構盛大にトランスミッションのメカニカルノイズや、ロードノイズが入って来ますので。上位オーディオを積んでいたとしてもその差が分かるかどうか微妙なところです。エルゴノミクス的にはカップホルダーの位置も使いやすい(992はPDK前提で作られているせいか、シフト操作に邪魔な位置にドライバー側のカップホルダーがある)ですし、程よくタイトで質感の高い空間はいつまでも居たくなるモノになっていると思います。

991GT3TPの良い所➃ 安定感とヒリヒリ感のバランス

まあ一言で言って運転していて愉しい!ということに尽きますが、その理由は表題の通り、安定感とヒリヒリ感のバランスに依るところが大きいと思います。992はハンドリング面で演出的なクイックさ(まるでMR車を駆っているような操舵性)がある一方、かなり安定志向に作られていて、限界がめちゃくちゃ高いです。故に、911乗りとしては少々味気ない乗り味になっています。癖の強いRRのハズなのに、MRやFRと何ら変わらないドライブフィールになっているワケです。フロントトレッドのワイド化+電子制御のなせる業、ですね。クルマの進化という点では間違いなく進化なのですが、RR好きとしてはちょっと物足りないワケです。一方991GT3TPは、まだギリギリあのRRの「ちょっと危うい」感じを残しています。フロントサスのセットアップが違いますから、911特有のあの速度域が上がるとフロントが少し浮いてきて、全集中しないといけない独特のヒリヒリ感が生まれるのです。それでいて電動ステアリングも、十分インフォーマティヴなので、怖さまでは感じません。つまるところ、安定感とヒリヒリ感のバランスが絶妙なんですね。あと、992と比べるとオートブリッピング、RASいずれもマイルドですね。ですので、より自然な感覚に近いと感じます。

とまあここまで褒めちぎって来ましたが、それではネガはまったく無いのか?個人的にはやはり剛性感という点では992世代に一歩劣る所が不満と言えば不満ですかね。特に低速域でクラッチを切るとリア周りのゆすられ感が結構あり、これが噂のダイナミックエンジンマウントブッシュの問題なのか、経年劣化によるものなのか、仕様なのかは分かりません。既に991.2GT3にお乗りの方でこの点につきましてご意見があればご教示いただきたいです。しかしこのゆすられ感も、速度域が上がるとまったく気にならなくなり、飽くまで極低速域での発進・停車の時のみなので、些細な問題と言えば些細な問題です。他にネガらしいネガは見当たらないので、目論見通り991GT3TPはポルシェ911を7台乗り継いで来た私にとっては正にアガリの一台に相応しいと考えています。コイツから敢えて乗り換えたいと思えるのは991スピードスターカレラGTくらいしか思いつきませんが、いずれも高嶺の花過ぎて現実的ではありません。長く乗る事を前提に、名変後3か月を過ぎると加入できるスタンドアローン保証の加入も視野に入れています。とにかく、出来るだけ良い状態を維持したいと思っているので、やれることはやって行くつもりでいます!!

末永くこのクルマと共に、残りのカーライフを歩んで行きたいと思います♪
Posted at 2025/10/04 08:58:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 991GT3TP | クルマ

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「せっかく気温が下がって来て秋らしい天気になって来たというのに、こう雨続きではGT3の出る幕はありません😕。ミシュランパイロットスポーツカップ2タイヤの泣きどころですね…」
何シテル?   10/25 16:08
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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