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black frogのブログ一覧

2025年03月08日 イイね!

新車納期2年と転売ビジネスの闇

新車納期2年と転売ビジネスの闇新車でクルマが買いにくくなってから数年が経過しました。コロナ禍に始まり、長引くウクライナ侵攻などの影響もあり、サプライチェーンがなかなか安定しないのも一因かと思いますが、とにかく新車が買えない。そしてこれはポルシェのようなプレミアムスポーツモデルだけでなく、国産車、しかもスポーツモデルですらない一般車も車種によっては受注制限、受注停止が相次いでいます。こんな状況が完全に常態化してしまっています。

たとえば人気のシビックタイプR。内容はほぼ一緒でローンチモデルよりも100万円も高い『ブラックレーシングエディション』が東京オートサロンでデビューを果たし、ついに受注再開か?と思われましたがあっという間に再び受注停止となりました。スポーツモデルに限らず、先日トヨタのディーラーにGR86のパーツの注文・整備予約に伺った際に、多くのモデルが「納期未定」となっていました。プリウスPHEVとか、シエンタとか、ごく普通のモデルですよ!ジムニー5ドアも4日で受注停止でしたっけ。明日LBXモリゾーRRの試乗をしにレクサスに行こうと思っていたのですが、こちらもほぼ納期未定、短く見積もって納期2年くらいと言われてしまい一気に気持ちが萎えてしまいました。クルマって値段が高くなればなるほど、モメンタム(=勢い)が大事だと思うのですよ。もちろん、長年購入するのが夢だった・・というような特別な思い入れのあるクルマは別かもしれませんが、とりあえず乗ってみようかな~くらいの軽い気持ちで納期2年は相当敷居が高いと思います。皆さんは納期2年と言われて待てますか??

そういう顧客心理に付け込んだのが転売ビジネスですよね。今すぐ欲しいんだったらプレ値出してね、という。実際、受注停止となるような人気モデルは軒並みプレ値です。前述のシビックタイプRだって、現在中古車市場に195台も出ているのですが、一番安い個体(走行9千キロ)でも560万円もします。定価499万円でしたよね、たしか。まあ私も偉そうなこと言いながらGR86を定価+100万円で購入していますので、結局はみすみす転売ビジネスの餌食となってしまっているワケですが・・。ちなみにGR86、現在の車検証の名義を見たら中古車会社名義なんですよ(チェーン店の親会社名義)。現在中古車市場に、同じ仕様が同じ会社の別店舗から出ていて、価格も一緒です。つまり、個人からの買取ではなく、会社として直接仕入れているということになります。新車を注文しまくっていて、枠がそちらに取られているという事ですよね。転売ビジネスって個人だけではなく、組織ぐるみでやっていることが良く分かりました。これでは欲しい所に欲しいタイミングで欲しいクルマが回って来なくて当然です。相手は人海戦術ですから、きっと。

私もクルマ好きとして、もう30年以上、40台以上を売買して来ましたが色んない意味でバカバカしいと感じることが増えました。欲しい時に欲しいモノが正規の値段で買えないなんておかしすぎます。若かりし頃なら2年くらい待てたかもしれませんが、この歳になると1年、1年寿命が削られていく想いで日々生きているので、そんなに待てません。プレ値だろうがなんだろうが、欲しければ「追い金」を払って買うしかない、というのが悲しい現状です。しかし、そこまでして欲しいと思えるクルマも、この先どのくらい出て来るか?という疑問もあります。様々な規制でクルマはどんどんつまらなくなるし、たまに欲しいと思ったクルマはそもそも新車で買えないのでは八方塞がりです。まあ今後のカーライフ的には、倍率50倍くらいになるのではないか、と囁かれている12Rの抽選に申し込んで、それでダメならもう新車を買うのは終わりにするかもしれません。ポルシェの新車は多分お布施が足りませんし、アイコニックSPは出るかどうかも分かりませんのでね。色んな意味で、ぼちぼち潮時、そろそろ私の長かったカーライフもゴールが近いと感じる今日この頃です。
Posted at 2025/03/08 13:46:02 | コメント(5) | 四方山話 | クルマ
2025年03月01日 イイね!

大人のハチロク、成約(^^♪

大人のハチロク、成約(^^♪突然ですが現行GR86”リッジグリーンリミテッド”(以下86RGL)を契約しました!^^ハチロクは登場からすでに13年経つロングセラーモデルですが、昨年リフレッシュが行われ、電子スロットルの変更や電動パワステのファインチューニングが行われ、現行モデルは「アップライドD型」と呼ばれるモデルになります。そのD型をベースとした200台限定車が今回購入した86RGLです。



このモデルは特徴的なマットグリーン(リッジグリーン)外装を纏い、内装はタンとブラックのコンビ(本モデル限定)そして、モデル名の刺繍がドア上部に施されます。ベースはRZというGR86の最上位モデルで、ブレンボのブレーキ、ザックスの足回りが奢られます。販売当初、マニュアルモデルが3,897,000円と、内容を考えればバーゲンプライスでした。200台限定という事もあり、あっという間に完売。というか、抽選販売でした。私も実はこっそり申し込んでいたのですが、敢無く撃沈しました^^;。一説によると、倍率は20倍くらいだったとか。まあそんな希少なモデルですから、なかなか中古車市場には出て来ないだろうと思いながら時々見ていたら・・某大手中古車販売チェーンから突如出ました!価格を見ると新車価格+100諭吉ほど。本来私はプレ値を出してクルマを買うのは大嫌いなのですが、台数を考えると今後そう簡単には出て来ないであろうこと、時間が経つほどにプレミアムが上がる可能性が高いことを考慮し、逝く事にしましたw。



まあ実はこれ以外にも背中を押す要因がありまして。そもそもGR86はスバルのBRZと兄弟車、デビュー当初から企画販売はトヨタ、設計作成はスバルが担当というコラボモデルでした。しかし、2026年末~2027年初頭くらいにFMCが予想されており、スバルは撤退するようなのです。トヨタといえば、GRヤリスなどで実績のある1.5Lターボや、新型セリカ用に新規開発中直4エンジンがあるので、パワートレインには困らないものの、現行86の代名詞であった水平対向エンジンではなくなってしまう可能性が極めて高いです。水平対向エンジン好きとしては、ぜひ乗れるうちに乗っておきたい!という気持ちが以前からありました。初代~B型まではあまり顔が好きではなかったのですが、C型でBRZ顔と派手目のリアスポイラーで武装されるようになってからは凄くカッコいいと思うようになりました。水平対向エンジンを活かした低重心で、FR車とは思えないほどボンネットの位置が低く、車重も1280kgと軽いです。



本モデルは排ガス規制等の問題もあり、欧州圏内では2024年夏で販売がすでに終了しています。北米ではまだ売られていますが、年々規制が厳しくなる中で、いつまで販売を継続できるかは未知数です。日本国内の騒音規制問題もあり、現行D型→E型になる頃には改悪が起きそうな予感もあり、最成熟モデルとなる可能性が極めて高いD型は非常に魅力的です。あとは、狙っている12Rの抽選倍率が相当エグイ事になりそうなのも影響しました。現時点で50倍くらいの倍率が見込まれるとのことで、既存顧客に対する忖度バイアスが掛かると私のようなご新規さんはムリゲーです(それでも一応ダメ元で申し込むつもりではいますが)。なので、限定車大好き人間の私としては、①現時点で確実に手に入って、かつ②長く愉しめるポテンシャルがあって、かつ③金銭的に無理の無い範囲内で・・というところで今回のGR86RGLはドンピシャでした。ここの所アシ車はFFとAWDばかりだったので、久々のFRというのもめちゃくちゃ新鮮です!今月末の納車が楽しみです♪

Posted at 2025/03/01 08:25:25 | コメント(4) | GR86 | クルマ
2025年02月25日 イイね!

【妄想】次期911(994)はこうなる!【ブログ】

【妄想】次期911(994)はこうなる!【ブログ】ずっと生産が滞っていた992.2カレラGTSですが、ようやくまた少しずつ納車が始まっているようです。そしてMY2026(2025年8月~生産)からは素カレラは減産される(恐らくGTSとSの生産に枠が取られる)ようです。そもそも992.1を物凄く引っ張ったこともあり、992.2は望外に短命なモデルに終わるのではないか、と予想されています。

さて、2027年にMY2028 として登場すると見込まれている次期911(994(仮称))について、ちょっと予想をしてみたいと思います。現時点で何か確たる情報が出ているワケではありませんので、これまでの911の歴史や現在の立ち位置を踏まえ、完全な私見ではありますが、「ポルシェの今後」考察してみました。

1.994カレラ系は全車ハイブリッド化?

まず、現行GTSが一つの試金石になっていると思いますが、今後の911は基本的に排ガス規制の問題もありハイブリッド化は不可避と思われます。そもそも、GTSのT-Hybridシステムは、ライバルメーカーが掲げるようなPHEVとは異なり、電気モーターは飽くまでターボのアシスト機能を担っているに過ぎません。当然自家発電によるシステムですがので、他社のPHEVのように電源ソケットにつなぎっぱなしでないとバッテリーが上がってしまうような代物ではありません。海外フォーラムでは、T-Hybridシステムは、純ICEの派生モデルでは??という議論も巻き起こっています。たしかに、ポルシェ自身もあまりハイブリッドを前面に出さなくなりました。その証拠に、MY2025からサイドのT-Hybridのデカールが無くなり、元のGTSに置き換わっているようです。それはさておき、皆さんご存知の通りT-HybridシステムはPDKの中に組み込まれているため、構造上MTの採用は不可能です。つまり、994型のカレラ系が全車ハイブリッドという前提に立つならば、MTは絶滅することになります。992.2カレラTは「最後のカレラ系MT車」かもしれません。

2.一部のモデルはEV化?

先日YouTubeを徘徊していたら、実は992.2カレラGTSのCO2排出量はそれほど低くない、という話題が海外のレビュワーから上がって居ました。確かに、カレラGTSのCO2排出量が251 – 239 g/kmであるのに対し、素カレラは244 – 230 g/kmと、数g/kmしか変わりません。もちろん、GTSの圧倒的なパワーを考えれば頑張っているのだとは思いますが、企業全体としてのCO2排出量はそれほど低減出来ていない事になります。ご存知の通り、リセール極悪のタイカンを筆頭に、ポルシェのEV車は当初の目論見通り売れているとは言い難い状況です。しかし、どこかで帳尻を合わせない事には、企業として莫大なペナルティを課せられる事になります。ではどうすればいいのか?基本的には「大人気車種の911にEVを設定する」しか道は無いと考えます。T-Hybridとは違って、直接モーターを動力源として使うシステムを911にも採用する。タイカン、マカンとEV化を果たして来たポルシェにとって技術的にはさほど難しくはないでしょう。ハイブリッドモデルとの明確な差別化も出来ますし。問題はマーケットにどう受け入れられるか、に尽きるように思います。

3.役物モデルはどうなる?

ポルシェの役物といえばGT3ターボですが、これらのモデルはどうなるのか?結論から言うと、恐らくGT3もハイブリッド化は避けられないと思います。根拠ですが、992.2GT3が出た時に、これまでのGT3の歴史の中で初めてトルクが落ち、最高速度も落ちました。ニュルタイムは公表されていませんが、下がった可能性が高いです。つまり、NAエンジンを現在のレギュレーションに適合させつつ更に性能アップするのはもう無理という事です。992.2GT3があれだけ早いタイミングで出て来たということも、このモデルでNAは終わりを告げるという一つのサインだと思います。そしてもし今後、GT3でGTS同様のT-Hybridシステムを採用するのであれば、GT3とターボをどう差別化するのか?という問題があります。そこで、コレはもう完全に個人的な憶測ですが、同じT-HybridでもRRのモデルをGT3、その高性能バージョンをGT2、4WDのモデルをターボ、その高性能バージョンをターボSという風に位置付けるのではないか、と考えます。唯一GT3RSだけは、別のシステムで更に差別化する可能性も僅かに残っていると思いますが・・。

纏めますと、カレラ系は全モデルハイブリッド化、その高性能版としてRRはGT3の名称を継承、4WDはターボの名称を継承、一部モデルはEVとして994後期くらいから徐々に姿を現すのではないか、というのが私の予想です。まあ飽くまで予想ですが、これまでのポルシェの動きや時代の流れ、Euro7の要件を総合的に判断すると、当たらずとも遠からずではないか、と思います。数年後、このブログを見返した時にどのくらい当たっていて、どのくらい外れていたか、検証をするのが今から楽しみです^^。今後の911の課題はどうやってそのブランド価値を維持しつつ、個性を出し続けるか、という点に尽きると思います。あっちを向いてもこっちを向いてもハイブリッド、EVという世の中で、これぞポルシェ!これぞ911と思わせるコアバリュー的なモノを保持し続けらるかどうか、がポイントだと思います。もちろん、一定数新規顧客というのは存在しますが、ポルシェの莫大なレガシーは古参のファンのサポートに依るところが大きいと思います。現存顧客の満足度維持がポルシェ存続のカギになりそうな予感がします。
Posted at 2025/02/25 13:49:24 | コメント(0) | ポルシェ | クルマ
2025年02月19日 イイね!

洗練と雑味のバランス

洗練と雑味のバランス忙しくてなかなかブログアップできずにいますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、今日はポルシェの今昔について少々私見を述べさせていただいたいと思います。911の乗り味が薄くなったと言われるようになって久しいです。水冷化された時も散々言われていましたが、カレラ系のエンジンがターボ化されてからより一層乗り味が薄くなり、普通のクルマっぽくなったと言われています。

空冷、996、997、992と乗り継いだ身としては、部分的にはそう感じる部分もあります。エンジンがどうというより、電子デバイスの進化により911の乗り味の醍醐味であるRRっぽさが代を重ねるごとに薄くなっているからに他なりません。PSM、PASMくらいまではそれでも911っぽさが色濃く残っていたように思いますが、PDCCやダイナミックエンジンマウント(今は採用されていない?)、RAS辺りからRRっぽい挙動はほとんど影を潜めてしまいました。極端な話、RRでも4WDでもそれほど大きく乗り味に差は無いように感じます。そして最新世代の992.2。レビューがたくさん上がるようになりましたが、どの論評も「乗り味がマイルドになった」というスタンスのモノが多く、「より楽しくなった」という趣旨の論評はほとんど見られません。私自身はまだ試乗が出来ていないので、飽くまで想像の域ですが、クルマの正常進化という意味では方向性は間違っていないのかもしれませんが、「味の濃さ」を求めて911に乗り続けている人にとっては物足りなくなりつつあるのではないか、と思います。

ラーメンに例えるなら、スープや麺が洗練されていればいるほど美味しいかと言うとそうではなく、洗練と雑味のバランスだと思うんですよね。クルマも同じで、あまりにも洗練を追及しすぎて雑味を廃してしまうと、凡庸な乗り味になってしまう気がします(近年のAudi車なんかは良い例だと思います)。実は997→991.1に代替わりした時にこれは凄く強く感じて、私は当時「もう911は終わった」と感じました。それからしばらく最新の911を追い求めることはなかったのですが、992.1に関しては991世代よりもやや雑味が増した部分があって、とりわけシンプルさを追及したカレラTはその味が濃いモノになっていると感じました(991.2カレラT国内仕様はMTの設定がなかったので購入対象外でした)。結果、992.1カレラT購入に至ったワケですが、992.2については各レビューを見る限り再び洗練方向に振ってきているようなので、あまり食指が動かずにいる部分があります。正直言って、アナログメーターが無くなったり、スタートボタンがプッシュ式になったりしたのは確かに残念ではありますが、乗り味の変化と比べれば些末な変更に過ぎません。

乗り味の濃さを求めるならGT3を、ということなのかもしれませんが、皆が皆GT3に乗りたいワケではありませんし、そもそも簡単に買えない(枠が取れない)という問題もあります。そのGT3でさえ、パフォーマンス的にはどんどん良くなっていますが、公道で乗り味を愉しむという点ではむしろ旧い世代の方が良いように感じています。実際、中古車市場を見ていても、一時は800万円前後で買えた996前期型GT3が今は2000万円近くしますし、後期型に至っては市場に出回っている個体はゼロです。911の50年を超える歴史の中で常に最新の911が最良の911と言われて来ましたが、もうそろそろこのクリシェも使えなくなるのかな、と思っています。排ガス規制の問題や、騒音規制の問題、ブレーキダストの問題が重くのしかかって来ており、これからは益々パフォーマンスカー受難の時代になると思います。911が辛うじてらしさを保っていられるのも長くてあと数年・・少なくとも994はもはや我々の知っている911とは似て非なるモノになる可能性が極めて高いと思っています。
Posted at 2025/02/19 13:48:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2025年02月08日 イイね!

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)

オーナーにしか分からない911の魅力③(内外装編)ポルシェフリークの皆様、こんにちは。本日は大人気シリーズ(?)の第3弾をお送りしたいと思います^^。今年でポルシェ911生誕52年となりますが、50年以上もキープコンセプトしているモデルというのも、世界広しと言えど911だけではないでしょうか?「平べったいビートル」と揶揄されながら、進化し、連綿と続いてきた911の内外装について語りたいと思います。

911の起源はポルシェ初の量販スポーツカーとなる356であることはフリークの皆さんなら当然ご存じの事でしょう。さらにその祖先はポルシェ博士が「国民車」として世に放ったビートルですから、911が「平べったいビートル」に見えるのもごく自然なことです。911というモデルは、RR+4座というレイアウトを50年以上も続けています。デザインも、正に機能がそのまま形となって表れており、911はこのスタイリング以外では存在しえません。すなわち、短いホイールベース、リアオーバーハングにエンジンを積むファストバックスタイルのクーペといういで立ち。昨年登場したAMG GTクーペも非常に似たデザインですが、あちらは必然ではなく、マーケティング主体のモノ。成り立ちからしてまったく異なります。故に911のデザインは唯一無二であり、それは初代901から現行の992.2に至るまでまったく変わっていません。確かに、サイズはずいぶんと立派になりましたが、それでも誰がどう見ても911は911にしか見えないのが911最大の魅力だと思います。

内装に目を移すと、こちらもほぼキープコンプトで来ていることが分かります。歴代911の内装を見てみると、これは一目瞭然です!



















基本的には、水平基調のダッシュボードと、5連メーター、シンプルな機能美というデザインランゲージでまとめられています。一時期(996~991)視認性確保のため、メーターがオーバーラップするデザインが採用されましたが、992から原点回帰しました。992からポルシェに入った方は「端のメーターが見えないじゃん」と思われるかもしれませんが、911は空冷時代から「ずっとそう」ですw。内装の質感に関しては、997前期型くらいまではザ・男の仕事場という殺風景にも思える雰囲気でしたが、991からは良くも悪くも他車種とのパーツ共有が進みました。991に代替わりした時にはパナメーラと同じような内装にがっかりしたことを覚えています。センターコンソール周りがボタンだらけでごちゃついた感じになりましたが、992からはタッチパネルが増えたことにより、往年のすっきり感が戻ってきました。ルマン式スタートに端を発する、ステアリングカラムの左のキーをひねる所作は残念ながら992.2からはプッシュボタン式へと変更になってしまい、ヘリテージがまた一つ消えました。

911の内装はいつの時代も無機質でしたし、空冷時代はエルゴノミクスを無視したような謎のスイッチ配置も存在しました。964に乗ってた頃は、え?なんでこんなところにコレがあるの??という事が多々ありましたw。当時のヴァイザッハのエンジニアは相当無頓着だったことが伺えます。一方、最新世代の992はさすが現代の車だけあって、かゆいところに手が届くくらいインターフェイスが洗練されています。スイッチとパネルの配分も絶妙で、これは他車の追随を許さないレベル。個人的には992の内装は911の進化過程における究極完成形だと思っています。機能性そこはかとない高級感(それでいて華美ではない)のバランスが素晴らしい!スポーツカーの内装とはこうあるべし、という見本のような形となっています。992.2型にはまだ個人的には触れられていませんが、イグニッションスイッチと液晶タコメーター以外は992.1と共通ですから、ノスタルジーに浸ることが無い人ににとっては、同様に完成度が高いと感じる事でしょう。次世代994が過度なデジタル化(=逆に使い勝手が悪い)方向に振れないことを祈るのみです。

ポルシェ911は「高価な高性能車」であって、「いわゆる高級車」ではありません。故に、内装が質素だの、価格相応の高級感が薄いだのはナンセンスな批判と言えます。それに、本当に内装にお金をかけたければテクイップメントで青天井にお金を掛けることが出来ますし、そうすれば相応の高級感を醸すことも可能です(それでもフェラーリやメルセデスベンツ、アストンマーティンには及びませんが)。要は、何をクルマに求めるか、ですからね。少々残念に思うのは、モデルに依って、選べる内装が限られること。カレラTが良い例ですが、非常に内装系テクイップメントの選択肢が少ないです。素カレラ系の方がよほど自由度があります。まあこれも、そもそもカレラTというモデルの性質(軽量、シンプルなカレラ)を考えれば、仕方のないところかもしれませんが・・。個人的には992カレラ/カレラSでMTが選べたのならいう事は無かったのですが、ここでタラレバを言っても始まりませんので、ね。いかがでしたでしょうか?ポルシェ911の内外装について、皆さんはどう思われますか??
Posted at 2025/02/08 15:30:56 | コメント(0) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「@juuuuuuuuuun さん、ホントに😵。どうかしてますよね!」
何シテル?   07/18 22:08
趣味車:992.1カレラT(2023年式左MT) アシ車:GR86“リッジグリーンリミテッド”(2024年式右MT) ファミリーカー:カイエンGTS(2024...
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