
お前は何言ってるの? って気づいた人、正しい。
そう。僕は東北生まれの東北育ちの東北就職。
〇 昔話をしよう
今は皆、アメリカで設計され中国で生産されたスマホを持っているが、20年前は皆国内で作られた国内メーカーの携帯電話を持っていた。クルマもそうなるんかしらね。
で。携帯電話が始まったとき、参入した企業は5社。
NTT(ドコモ)、第二電電(セルラー)、日本テレコム(デジタルホン)、トヨタ(IDO)、日産(ツーカー)。だ。
前3つはわかるが、後ろの2つは何かというと、当時の携帯電話は自動車電話から始まったというのが大きい。
この5社がよーいどんで基地局整備を始めたら、東名阪はともかく地方は財政的に相当厳しいだろう。そう判断した当時の郵政省によって、「東名阪は4社、それ以外は3社」しか参入を認めない。ということにした。
巨大なNTTは別格として、そこで東名阪を除いてはデジタルホンと日産が組んで「デジタルツーカー」となった。
東名阪は事情が異なり、トヨタの暴走により東名はIDOが抑えたため、セルラーはツーカーと組みセルラーツーカーとなった。関西はセルラーが独立をたもっため、ツーカーはツーカーホンとなった。
いや、何のはなしやねん。ってことですが。
簡単に言うと、東名阪では4社の携帯が並んでるが、それ以外では3社の携帯しか売ってないということ。東北で言うと、ドコモとセルラー(au)とデジタルホン(J-phone)しか売ってないですわ。
〇 で。
新宿駅前。つーか、何の用事でいったのか忘れたわ。
仙台でもおなじみのヨドバシカメラ。そこで携帯売り場で僕が手に取ったのが、このTK22である。
携帯4社の中で退潮明らかであったツーカーはカジュアルとか単機能とかを売りにし始めていた。松本人志の「携帯なんて話せりゃいいねん」を憶えてる人も多いかと思う。
15ミリの薄さとカラバリを特徴としたTK22。
国内で作られる、ごくごく当たり前の工業製品。
それが同じヨドバシカメラで、東北人は手にすることができない。
これは、なんだ。
死にたいほど憧れて、お金なくて、受験失敗して、結局田舎の大学に行った僕に
これをつきつけるのか。
〇 まぁ。
「いや、べつにツーカーとかいらんやろ。類似商品もいくらでもあるやろ。それ本当に欲しいのか」というと、まぁいらないんですけどね。
選択肢すら与えられない。という現実を前にするとだね。
なんとも微妙な気持ちになるんですよ。
まぁ。しばらくBYDの話で盛り上がってるので思い出した。
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Posted at
2024/07/07 08:31:41