2024年10月25日
宮仕え。
ブログ書こうと思って調べて気づいたんだが。
宮仕え:宮中・貴人などに仕えること。仕官。奉公。転じて、会社・役所に勤めること。
で。僕、宮仕えって官公庁へのお勤めの人のことだと思ってたんですが、普通の会社でも宮仕えになるっぽい。いや、俺のブラック零細企業生活を宮仕えと思ってなかったんだが。
仕方がないので、便宜上、宮仕えとは公務員になること。という意味で使っていきます。
〇 飲み会第二弾。大学地域同窓生懇親会。
前回が同期の友との気心の知れた飲み会だとすれば、今回はほどほどのアウェーの飲み会である。
というのも、何かお前の学科全然来ねえからお前理事な。という大先輩からの謎の御指名を受けて謎の役職を得てしまったアラフィフ。ならば、まぁ出ざるを得ない。
大学の地域の卒業生の集まり。という奴である。あったなぁ、そんなの。そういや。
だがまぁそんなのにノコノコ出てくる現役などほとんどいないわけで、実際に行けば県庁職員のOB会である。畑違いの大学の大大先輩に対して「すごいですねー」とか「ためになりますー」とか言って回るのが僕のミッションである。大人になったな俺。
〇 そこにいたのは。
で。まぁ、県庁。というのはだいたいどの地域でも、その地域最大の企業体である。例えば宮城県庁は、県庁職員のほかに学校の先生とか警察官とかを入れると3万人くらいいるらしい。県庁以外に県下に3万人の従業員を雇う会社があるだろうか、いやない。
で。
これ田舎の国立行った人間は肌感覚あると思うんですが、田舎の国立大の花形就職先と言えばやっぱり県庁なんですよ。県庁職員。
県庁。もうガチガチの公務員。まず絶対潰れない。よっぽどのことをやらないと馘にならない。転勤も基本的に県内なので大手企業のように単身赴任もほぼない。福利厚生もばっちり、手当もばっちり。最高の職場かよ。
そう、乗り気でなく行った飲み会。目の前にいるのは、そう、公務員になった僕なのだ。
〇 人生の選択、後悔したことは?
思えば、公務員になる道があった。実際なれたかは知らんけど。
当然、ベンツにも乗ってないだろう。いやうちのGLBそんな高いわけじゃないけど、ほら、県庁職員だからね。
もっともっと休めたし、なんなら県庁職員の彼女を見つけて、何か今とは全然別の形の家庭を気づいていたかもしれないし、公務員にありがちな「得体のしれない40代独身のおっさんが、ろくに仕事もできないけど公務員なので首にもならず閑職で仕事をしている」みたいな僕になってたかもしれない。
いいですねー、憧れます。宮仕え。
え?国分町でツケ効かないんですか。えー。残念ー。
全部本心である。目の前の公務員に進んだ僕はこんな僕を見てどう思うのだろうか。
僕は公務員になれたけど、ならなかった。
それが正解だったか間違いだったか、確かめるすべはない。だから今の選択を正解とするしかないのだ。
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Posted at
2024/10/25 16:39:08
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