
武庫川女子大学の共学化が大騒ぎになってる裏で、
仙台白百合女子大学が共学化を決めた。
〇 男子の上方婚志向。
僕が婚活していた15年くらい前に見かけた書き込みである。
男と女が10人ずついて、それを乱暴に「いい男・いい女」から「ダメな男・ダメな女」として番号をつける。もちろん、顔とか性格とか収入とかそういう細かい要素をごちゃまぜにして、強い雄、弱い雄みたいな感じだ。
男1 男2 男3 男4 男5 男6 男7 男8 男9 男10
女1 女2 女3 女4 女5 女6 女7 女8 女9 女10
こんな感じだ。
じゃあ、この通りの10組のカップルが誕生するかというともちろんそうではない。
で、この男1、顔が良くて背が高くて頭も良くて金もあるアルファオスに、女1-3が殺到する。そして、男2には女4と5がくる。
あとは順番どおり、男3-女6 男4-女7 男5ー女8 男6ー女9 というカップルができる。確かにみかけるやろ、こんな感じのカップル。少なくとも逆パターンよりは多いはずだ。
男7は女10を選ぶかというと、男側にもさすがにプライドがあるので女10は余る。余るのだ。
男1は女1,2,3をとっかえひっかえ遊ぶが、やがて当然一人に決める時がくる。そして男1-女1というカップルが誕生する。いる。本当に要る。
男2は当然女4を選ぶ。
かくして恋愛市場でカップルが誕生したのち、婚活市場に流れてくるのは
男7 男8 男9 男10
女2 女3 女5 女10 ということになる。
女性から見て男性の下半分は可視化されてないというが、ここにきて女性たちは「ろくな男がいない!」となるわけである。
問題なのは、女性も男性も加齢とともに価値が落ちるものだが、女性の方が落ち幅が大きいところにある。これは男性側が女性とつきあう理由に「子供」が大きいからだ。
婚活市場にいる謎の美人さんの正体は、かつてアルファ雄と付き合った美人さんがその後碌な男と付き合えないまま残された姿なのだ。
〇 で。
で。こういう書き込みをみたのはあくまで僕が婚活していた15年前である。すなわち、まだまだ婚活というとオーネットとかツヴァイとかの結婚相談所がメインで、それらがインターネットを活用し始めたくらいの時だ。
で。それから月日がたち、主戦場がマッチングアプリとなることによって
(´・ω・) 悪化した。
結婚相談所時代は独身証明を出させちゃんとした担当者が付いていた。ところがマチアプ時代になると当然治安が悪化するのでアルファ雄が遊びに来る。
そうなると女7くらいまでは男1・2の魅力に気づいてしまい、付き合ったという忘れられない思いが残る。ますます下位男性は相手にされなくなるのだ。
さらに。女性は昔から上方婚である。一方、男性側の意識も変わってくる。
いくら男女平等が進もうとも女性の上方婚意識は変わらないので、結婚は自然と男性側が上の結婚となる。ところがここにきて、結婚の多くを支えてきた 男3ー女6 男4-女7みたいなカップルの男性側がもっと上の女性を求めだしたのである。
まぁ、タワマンのローンを払ったり、子供をSAPIXに入れたりって考えた場合、当然嫁さん側にもそれなりの学歴と収入を求めるようになったというのが大きい。
東京では「慶應-日本女子」みたいなカップルが減り「慶應-慶應」みたいなカップルに変わっていってるのである。なので女子大はめっちゃ偏差値が下がっているのだ。
〇 仙台白百合共学化
さて。僕の叔母さんは涌谷の田舎の出身だが、当時としては先進的な祖父の影響により宮学(宮城学院)を出ている。旦那は東北大だ。ちなみにほぼ同郷である。隣町くらい。
このように、宮学、白百合のいわゆるお嬢様女子大はサークル等を通して東北大に接近し、東北大生と結ばれる。そんなパターンが多かったのである。
ところが、まず東北大から東北人が激減した。SAPIXあがり、中高一貫上がりの受験サイボーグが東京から押し寄せることによって東北人がなかなか入れない大学となった。もちろん、東京から仙台に来た学生が仙台の田舎者と積極的にくっつこうと思うわけがない。彼らはとにかく早く東京に帰って、自分にふさわしい高学歴の嫁さんを探したいのだ。
かくして。宮学、白百合のお嬢様が大量に余ることになった。
マジで余り過ぎてて、僕が婚活してたときに相手の条件を大卒にすると、だいたい白百合か宮学だったくらいだ。
これはもう、相手の男性も確保するしかない。白百合の共学化はそういうことだ。同レベルと結婚しよう。そういう時代なのだ。
もちろんそれは、下位の男女とも不可視化される世界であり、少子化は絶望的になるのだけれども。
Posted at 2025/09/02 12:00:03 | |
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