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義父が亡くなったのが半年前。
人がなくなると問題になるのが、そう、遺産。
遺産相続のごたごた・・・の前に
そもそも何をどんだけ持っているのか。これが意外とわからない。

〇　石巻へ

普通の人が普通にそうなってしまうように、義父も当然のようにいくつかの銀行口座を持っていた。そして、その全容がまだはっきりしていない。
遺族が一つ一つ、探して回るしかないのだ。まず、郵便などは郵送で対応するらしい。
問題になるのは、信金さん。この場合は石巻信用金庫。
仙台から一番近い支店は矢本。ならはっきりさせるために行こうじゃないか本店営業部。
しかし嫁さんが戸籍謄本を忘れてくる痛恨の展開。いや、もうそれあなた、他人やん。

ところが・・・

まぁ、戸籍の写しもなく親切に開示し説明してくれる石巻信金。
さすが信金。いいのかそれで。いいんだ信金はそれで。

〇　いい時代なのかな・・・

お義父さんは学のある人ではないが、大手の工場に定年まで勤められた。
贅沢をする人ではなかった。趣味も安酒を煽るくらいで、運転免許も持っていない。
それでも子供3人を私学に入れ、それなりの貯金はあったわけだから、まぁ、そういう時代なのかなぁと。
今はどうなんだろうなぁ。定年まで働くことも財産を残すことも難しいのではないだろうか。
そんなことを、やたら天気の良い石巻で思って帰ってきた。