2022年03月24日
通気口がなく床下にたまる湿気。その湿気が床板をそらせる。
見事な欠陥住宅だ。そしてそれは、僕の生家なのだ。
石巻の一角。気づいたら誰か親切な人が更地にしてくんないかなぁ。などと思うが、
今は亡き僕の祖父が建てた家は、祖母は目の黒いうちは維持したいという。
とっくに脱出しといて、何を言ってんだか。と思う。
〇 マウンティング祖母
皆さんはマウントを取られたことはあるだろうか。
実際、なんかやたらマウントを取りたがる人ってたまにはいる。
で。なによりこのマウントを取ることが大好きなのがうちの祖母なのだ。
この血を強く引き継ぐうちの妹なんかは甥に「いい、ちゃんと勉強しないと低学歴なんかろくな仕事ないからね!」と怒鳴りまくってる。毒親か。
この祖母は僕の行きたいこともやりたいことも一切尊重せず、ご近所にマウントが取れるかどうかだけで僕の進学をめちゃくちゃにした。
まぁ、それはいい。よくないけど。
で
この祖母の悪癖が
「自分の嫌いな人に、仕事を発注する」
のである。
まぁ、まだ「自分のお友達に発注する」ならわからんことはない。やらん方がいいと思うけど。
違うのだ。祖母は
「自分の嫌いな人に、仕事を発注する」のだ
なんのために? そう、
マウントをとるために。
仕事においては、発注者は受注者より立場が上である。
それを「嫌いな相手」にやるのが気持ちいいのである。
だから、うちの親父の結婚式は祖母がたいへん嫌っていた同級生のうどん屋の二階でやったし、家だって嫌っている工務店に発注したのだ。
まぁ、それでその工務店がまぁまともじゃなかった。
というか、そもそも仕事ができるのかどうかで判断してないから仕方ないのだ。
好きか、嫌いか。で判断して、さらに嫌いなやつにマウントをとるために発注するのだから。
こうして、見事な欠陥住宅ができあがったのだ。
〇 嫁。
そういうわけで、当家はマウント命。みたいな文化なのだが、
うちの嫁が全くそういうのに取り合わない人で、
単純に「自分が好きかどうか」って人なのだ。
おかげで僕の洗脳も解けた。ありがたい。
別に嫁の一族がそうというわけではなく、親戚のおばさんなんかはわりと普通に「そういうのは三越で買うものよ」くらいのことは言うので、まぁ、彼女だけ特別なんかしらね。
Posted at 2022/03/24 17:46:52 | |
トラックバック(0) | 日記