
ファミコン世代ですからゲームは常に身近なわけですが、
なんか「別に嫌いじゃないけどなんかやる機会がなくてやってないメジャーなゲーム」ってあるじゃないですか。
お前、ゲーム好きなのに〇〇もやってないの? 的な。
あれですよ。漫画好きが全員ワンピース読んでるわけじゃないのと一緒ですよ。
で。陰キャではあるもののイマイチオタクにもなれなかった僕としては
まぁ、いろいろとやってないゲームがあるんですよ。モンハンとかスパロボとか。
なんでやらないのって言われても、なんか機会がなかったから。としか答えようがない奴。
で。その中の一つが、糸井重里の制作で有名な、マザー シリーズになります。
〇 で。
この真っ赤なパッケージにタイトルだけという。で、タイトルも「mother」だけですからね。もう意味が分からない。これ、小学生には敷居が高すぎます。
さすがに反省したのか2では「ギーグの逆襲」とサブタイトルつけましたが。
ゲーム画面は面白そうですし、システム的にはわりとオーソドックスなドラクエスタイルですから、まぁ、雑誌とか見て興味はわきます。
で。その時の小学生の僕の記憶が
「中古高いなぁ」
でした。
〇 ファミコンショップ
ブルート。TVパニック。わんぱくこぞう。カメレオンクラブ。
以上4つが全国展開したいわゆるファミコンショップ四天王です。
ここ、試験に出るから覚えてください。「〇〇がない!」ってのは
それがローカルだからです。仙台で言えばシーガルとか。盛岡で言えばジョニーとか。
ところが、マザーが出た当時というのはこういう大きなチェーンはいまだありません。
宮城県の白石市民だった僕はふしみ模型店(まだあんのかな)のガラスのケースに入ったファミコンソフトを指さして、おじさんこれください、って言ってた時代です。
それでもこの時期になると個人のファミコンショップが現れ始めます。なんか怪しげなお兄さんが一人でやってるようなやつ。100円で30分ゲームができたりするやつ。
で、入り口のところなんかに買取価格の一覧表があるわけです。
ヤフオクもメルカリもなければ上記の全国チェーンもなかった時代。
それがファミコンソフトの価値だったわけですな。
〇 マザーは高かった。
もうそれだけは覚えてる。いくら任天堂×糸井重里とはいえ、面白そうとはいえ、ファミ通のレビューが高かったとは言え、もう敷居の高さから、売上本数はそこまで爆発しなかったと記憶してます。
で。そういうソフトは中古の値段が下がりません。今ではクソでもレアであれば高額がつきますが、当時はまだ「おもしろさ」×「希少価値」だった気がします。高いソフトに外れはなかったです。
そんなやる機会がなかったマザーですが、switchのオンラインサービスに来たのでついにプレイしました。
いやね。オフゲー面白いわ。しばらくちまちまやってたソシャゲもぷっつり糸が切れたように起動しなくなり。バランスの悪さに文句を言いながら最後まで遊びきりました。
30年以上の時を経て。さぁ。次はマザー2だ。
〇 ネス
マザーはやってませんが、ネスくんには思い入れがあります。そうです、N64のスマブラです。大学時代知人宅で朝までやってました。やたら上手にピカチュウを扱う級友は気づくと大学からドロップアウトし、迷惑そうだった家主は今は大学の准教で心臓を切ってます。人生差がつきすぎやろ。
〇 マザー その後
やりたいことをゲームに落とし込む。ということがいかに大変だったかというのが伝わっています。マザーシリーズは3まで出てますが、すべて難産に次ぐ難産、延期につぐ延期です。最後の3はGBAでたいして話題にもなりませんでした。
ゲームというのは、コンスタントに発売できないとまずダメなのです。
プロダクトを作るということの大変さを教えてくれるシリーズではあります。
Posted at 2022/02/24 07:52:36 | |
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