
緊張感漂う臙脂色の看板。
「MTG」の三文字。マジックザギャリングかな?とか思うのは他県民。
そう、県民にとっては泣く子も黙る天下の「みやぎトヨタグループ」である
創業1946年。すげえな。
トヨタ5チャンネル。
トヨタ・トヨペット・オート(ネッツ)・カローラ・ビスタ。
その中でも赤いトヨタは「トヨタofトヨタ」。
専売車種はセンチュリー・クラウン・ランドクルーザー。
富裕層と法人のほうを向いたまさにトヨタ。
なんとなくカタログをもらいにいったらろくに相手にされなかった。
という経験をした方も多いのではないだろうか。
まぁ。そんなわけで。特に行く機会もなかったのですが(w
嫁さんの親戚のおばさんがMTGの顧客ということもあり、
もし縁があるようならそっちから紹介してもらおうか。という気持ちで、
MTGに突撃。
〇 くるまねえぞーーーーーーー
赤いトヨタは富裕層と法人をターゲットとしている。
確かに、他よりもなんとなく高級感のある店構え。
しかしながら、店の前に並ぶのはリーズナブルな中古車達である。90万円のシエンタとか。あれ、トヨタ店こんなんだっけ。
まぁ、敷地に入ればハリアーとかプラドとかアルファードとか。
そしてもちろん、いろんな噂のある現行クラウン。
300系ランクルとかないの? え、ここトヨタ店だよね。
特に予約もなく行った我々家族はお茶もだされず微妙に放置される。
トヨタ店とか駐車場に入った瞬間から営業マンが走ってくると思ってたのだが、この間のトヨペットといい、最近はそうでもないのかしらね。
もう長年の付き合いですという感じの初老の客と、もう長年の付き合いですという感じの営業が談笑している。ああ、そうそう。この雰囲気こそトヨタ店だ。
マイルドヤンキーが暴れているネッツとは違う。(言い過ぎやろ)
若干のアウェイの洗礼をうけつつも、若い営業が出てきて、じゃあ車を回します。とのことで、嫁さんご期待の現行シエンタの試乗である。
〇 営業マン、営業スイッチが入る
一通り商談を終えて、帰宅途中。
「あなたのクルマがベンツってなってから、あの営業マン眼の色変わったよね」
と嫁さん。
「全ディーラーで全部の車種を売るようになったとはいえ、赤いトヨタはクラウン屋さんだからね、ベンツとかBMW乗ってる人は客だと思ってくれるんじゃないの」
ー 回想 -
営業「ところで、旦那様のお車は何に乗ってらっしゃいますか?」
嫁「えーと、なんだっけ。じー、えるー、び?」
俺「GLB」
営業「じーえるびー」
嫁「そう、ベンツのやつ」
営業マン、何かのスイッチが入る。(モードが切り替わる)
営業「あ、そうでしたか。Mercedesさんは、自動車業界をリードしているメーカーですからー」
俺「まぁ、僕としては新型のいろんな装備がほしいんですが、うちの人はそこまで必要ないんで、見た目気に入って、走りが気に入ったらならそれでいいかなと」
ー 回想終わり -
俺「つけたい装備つけて、HVであの値段ならいいんちゃうの? 新型ならえらい上がると思うよ」
嫁「つーかさー。これでおばちゃん経由の営業に話持ってったら、今の人に申し訳ないよねー」
俺「同じ社内だし、大丈夫じゃないの? 知らんけど」
車買うと営業にポイント入るじゃないですか。たぶん。
あれ、知り合いの営業が別にいるんです。ってなったら、
営業マンの査定ってどっちの手柄になるんだろう。
ていうか、今どきそんな個人の営業がインセンティブ持ってんだろうか。
Posted at 2022/03/23 23:59:24 | |
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