こんばんわ、どぅりんりです(^^)/
連日電気二重層コンデンサチューンについて書かせていただいています。
とりわけEDLC、小型簡易キャパシタは、極めて容量が小さい為、蓄電池としてバッテリーの代わりを担わせることはできません。
ではなぜ取り付けることで効果があると言えるのでしょうか?
簡単に解説していきます。
ガソリンエンジンの出力特性と電動車の出力特性を思い浮かべてください。初期のアクセル入力に対して右肩上がりの出力特性をもつガソリン車と、初期から100%の出力を発揮できるモーターのような関係なのです。
本来、アクセルを踏み込むとECUが理想出力信号をだし、回転数(点火数)が増えます。それに追うようにオルタネーターが発電量を増やすわけですが、ラグが生じているわけです。これが構造上の特性です。信号は早いのですが、発電量や機械的動作にはタイムラグが存在します。ですから要求電圧に対して実効電圧は一時低下し、徐々に追いつくように安定します。この間は1秒以下~3秒程度の現象です。
そこでEDLCが担うのは、入力直後の数秒間、足りない電圧を補う程度の小さな容量です。また、ほぼタイムラグなく充放電されます。これによってアクセルのツキが良くなったという体感が生まれるのです。また、EDLCは数百万サイクルの充放電に対応しています。また、-30℃程度までは動作が安定しています。
ラジエーターファンやコンプレッサーなどの動作によって瞬間的かつ日常的に起こっている電圧低下を安定させることができます。これは電力が足りていないというよりも構造的問題です。電解水バッテリーは化学反応で発電しているため、一度の高出力要求に弱く、オルタネーターは要求信号によって動作までにタイムラグが生じているのです。
その構造的に補いきれない部分をカバーしようと生まれたのがEDLC製品になります。
目に見えない部分にどれだけコストを許すか、とても難しい問題ですが、理屈を理解すると、性能を一番体感できる製品です。見た目か性能か、車いじりの永遠のテーマがここにあります。
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/07/10 21:47:26